ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーゼロワン第11話 「カメラを止めるな、アイツを止めろ!」 感想

前回分はこちら。

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次回分はこちら。

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大和田さんの心情の変化

前回のラストで、ドラマの降板を申し出た大和田さん。

大和田さんは「見ている人が本当に楽しいドラマ」をやりたいと思っているが、エンジには「人間の厚み」を感じられない。芝居というのは人間と人間のぶつかり合いであり、機械であるヒューマギアがそれらしい小手先の演技をしてもそれは芝居とはいえないというのが彼の言い分。先週もちょっと触れましたが、一見とても説得力のあることを言っているように見えて、大和田さんが弟子にとった暗殺ちゃんも同じくヒューマギアであることに気づいていないのがなんとももどかしいところ。

それに対し、ヒューマギアは機械だが接する人によって変わっていくものであり、心を込めて向き合えばヒューマギアはそれに応えてくれるが、いい加減に扱えば良い関係は作れない。それは人と人とのぶつかり合いと同じじゃないかと返す或人。「いい加減に扱えば良い関係は作れない」のところは漫画家回のジーペンを思い出します。

結果的に、或人が昔ヒューマギアに救われたように大和田さんも芝居に救われたこと、芝居を信じることでここまで来られたことを思い出し、再びヒューマギアを信じることを決めた大和田さん。このくだりの大和田さんの演技、勝手な思い込みですが1シーンの演技であると同時に、対面している或人役の高橋くん自身に伝えているメッセージでもあるような感じがしてとても好きです。

今回のストーリーで気になるところを挙げるなら、自分が弟子にとった暗殺ちゃんもエンジと同じくヒューマギアである事実を知らないまま今回の話が終わってしまったので、そこは個人的にちょっと残念でした。

今回は結局作れず仕舞いになってしまいましたが、ゼロワン世界の大和田さん復帰後にいつか義理人情刑事ギリィまた制作されるといいなぁ...

 

 

 

殺ちゃんの成長

前回「友達」であるエンジを手にかけようとしてことで、暗殺ちゃんに自我が芽生えたようにみえましたが滅的には素晴らしいことのよう。以前迅が自我に目覚めかけたときはこのような反応はしていませんでしたが、あのときはあのままいくと迅が滅亡迅雷.netを裏切る危険性があったからってことなんですかね。今回の迅は不貞腐れちゃいましたが笑

もはや「暗殺ちゃん」というような可愛らしさは消え、「暗殺さん」な感じになっている暗殺ちゃんですが、変身後のドードーマギアもマシンガンに両手剣、胸部装甲の追加と強化されました。その強さはパンチングコングのアタッシュショットガンの攻撃でも押されるほど。

滅も、半ば掟破りともいえるゼロワンブレイキングマンモスの必殺技すらも受けきってしまう始末。敵側との戦力差が徐々に開きつつある状況ではありますが、ラストシーンでザットが衛生ゼアからの命令を受けてまた何か作り始めたのであれが来週出るシャイニングホッパーでしょうか。イズ経由でもなく急に作り始めたのが気になるところではありますが。。。

 

ZAIAと飛電インテリジェンス

ついにZAIAと飛電インテリジェンスの社長同士が対面しました。ZAIAはAIをはじめ宇宙開発などのテクノロジー事業を全般的に扱う飛電より大きな企業で、以前飛電とヒューマギアの運用プロジェクトを共同開発していたとのこと。唯阿もA.I.M.S所属だけどZAIAと繋がってるという立ち位置じゃなく、そもそもの所属がZAIAでA.I.M.Sに技術顧問として出向しているという形なんですね。正直ZAIAは飛電よりは小さい会社なのかなと思っていたので、思った以上に大規模な会社でびっくりです。

今回買収の話を持ちかけていたということは、飛電の信用を底まで落として株価を大暴落させた上で安く買い叩き、飛電の技術を根こそぎいただくというのが描いているシナリオでしょうか。飛電はイメージアップドラマを制作していた矢先に演者である俳優ヒューマギアが暴走したり、暗殺ちゃんによって大和田さんが狙撃されたことで警視庁による強制捜査が入ったり、より立場が危うくなってきていますね。。

唯阿が言っていた「垓がなぜゼツメライズキーが使われることを知っていたのか」という疑問については話を濁されている状態なので、滅亡迅雷.netと何らかの繋がりを持っている可能性も否めませんね。正直滅が人間と直接手を組む構図は想定しづらいので、もしかしたら迅や滅レベルではなく、根幹のアークの意志と何かしら繋がりがあったりするのかも...

 

 

 

次回は探偵回ということで三条さんが脚本です。三条さんで探偵というとどうしてもWや風都探偵のイメージがありますが、ゼロワンでの探偵がどのように描かれるのか楽しみです。