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諫と滅亡迅雷.net
前回諫と唯阿の脳に人工知能搭載のチップが埋め込まれていることが明らかになりましたが、まだ諫と亡の関係については触れていませんでした。
第20話から意味深な描写があったこの諫と亡の関係。前回の感想でも「諫が亡なら中山咲月さんが演じる亡は何なのか」というようなことを書きましたが、諫の脳に埋め込まれたチップが亡の人工知能だった、つまり人格的には原作最初期の遊戯みたいな状態になってた訳ですね。(この例えがどれくらいの人に伝わるのか...笑)
これで滅亡迅雷.netしか使えないアサルトウルフキーを使えた理由も説明つきますね。そうなると或人がシャイニングアサルトホッパーになれたのも何か理由付けがありそうですが、ゼロワンドライバーやゼア製のプログライズキーはまた性質が違うのかな。
亡と垓の関係の詳細についてはBlu-ray特典のプロジェクトサウザーで明かされる感じですかね。諫の脳内にフラッシュバックした映像では亡は「私は道具...ZAIAの意志のままに」とまるでゼツメライザーで暴走させられたヒューマギアのような口調でしたが、はてさて。。
滅亡迅雷.netに話を移すと、先週迅が言っていた「あともう一人、解放しなければいけない仲間がいる」という言葉、これは諫を倒すことで亡(諫の脳内チップ)を解放するということだったんですね。
しかし諫には亡の器として利用価値があると滅が割って入りましたが、諫の扱い1つとっても意見が食い違うようになった迅と滅(=アークの意志)。
各キャラの異なる思いが入り混じっていく感じは、今後のストーリー展開が楽しみになってきますね。
「道具」とランペイジバルカン
今回多く出てきた「道具」という言葉。
唯阿は第3話でヒューマギアについて「ただの道具だ」と言っていました。
しかし今、垓が自分を道具としてしか見ていないことを知ってしまった。
自分で道具であることを認めれば、自分が道具として見ていたヒューマギアと同じ立場にZAIAでの自分がいることになる。
かといって脳内にチップを埋め込まれている以上、垓を裏切っても自分の身が危ない。
もう唯阿は自分の意志で垓に、ZAIAに従っていると自分に言い聞かせなければやっていられないくらい追い詰められているのである。
恐らく唯阿も、できるなら諫のように自分のルールで生きたいはず。
諫「ヒューマギアをぶっ潰して、その先に何があるのか。夢なんて...考えたこともなかった。けど、いつか見つけてやるよ。俺が俺であるために!俺の夢を!そのために、俺は戦う!うっ...俺のルールで!」
諫「刃!お前の夢は何だ。ZAIAの奴隷になってその先に何がある!答えろ!刃!」
垓「道具が意思を持つな!」
諫「お前が本気の夢を語るまで、俺はお前を認めない。お前がお前であるために、俺はお前をぶっ潰す!」
そんな中で聞いた諫のこれらの言葉は、少なからず唯阿の心を揺れ動かしているのではないでしょうか。
今の垓は完全に唯阿は忠実な手駒だと高を括っているはず。そんなある種してやったときのインパクトが一番大きい彼女だからこそ、唯阿が一人の人間として自分の意思を示し、再び仮面ライダーとして立ち上がることを祈ってます。
そして、もはや主人公といっても差し支えない不破諫が今回初変身したランペイジバルカン。
或人の言葉で我に返り、これまでのように怒りではなく夢への思いを持ち、上記で書いたあの熱い台詞とともに変身する姿の格好良さよ。
ゆっくり歩きながら銃弾を受けて少しずつ変身していく諫。
左半身にてんこ盛り要素が盛り込まれているデザイン。
今までサウザーにジャックライズで利用されてたキーたちの能力で、OPを背にサウザー、ジャッカルを倒す流れ。
もう熱いところしかないですね。
以下ちょっと余談。
これまでずっとキーを強引にこじ開けて変身してきた諫ですが、ランペイジガトリングプログライズキーは一定以上の負荷をかけることでロックが解除されるシステムになっています。まさに諫仕様のこのキー、もし量産化してもよっぽどの馬鹿力じゃないと使えなさそうですね笑
お仕事5番勝負の決着
いや~拍子抜けするくらいあっさり負けましたね、住民投票。
チェケラは別個体で復活して或人と協力して選挙活動に取り組む訳でもなく、由藤議員も何の報いも受けず政治家を続けてるのかと思うとモヤモヤ。諫周りの話がとても盛り上がっている分、或人周りの話の雑さが目立っていて残念すぎます。
住民投票で負けてZAIAに飛電を乗っ取られるという結果自体に文句はないんですよ。むしろこのどん底から再起を図る展開は好きな方。
ただそれに至るまでの過程で、垓にとって都合の良い方向にするための強引な話の持っていき方が多すぎて釈然としないんです。もちろんこの間取り扱ったテーマの中でも良い話はありますし、感想でも良かった点は多々挙げてきました。特に消防士回とか。
ただやっぱりお仕事5番勝負という形にしたことで生まれた不自然な流れは少なからずあるので、お仕事5番勝負である必要はなかったよなあと思います。。。
さて、時を戻そう。
飛電がZAIAの子会社化されて飛電を去る或人ですが、ここでの福添さん、山下さんとの会話を見てると何だかんだ或人のこと心配してるんだなっていうのが垣間見えます。
彼ら2人は飛電に残るので、或人と協力して会社の内外から飛電を取り返すため奮闘する姿も見てみたいものですね。
第2部完、そして次回予告。
飛電の新社長となった垓
廃棄されるヒューマギア
唯阿と戦う諫
迅にかつがれて、再起動するイズ
再びゼロワンに変身する或人
と目を引くカットが多いですが、個人的に特に気になるのは迅との協力(?)とゼロワンドライバーの奪還かな。新章突入ということで来週からの展開に期待ですね。
ではまた!