ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーガッチャード第29話「この村は泣いている」感想

前回分はこちら。

 

chirashinoura-world.hatenablog.com

 

りんねアトロポス

 りんねアトロポスに、過去を償って人として生きていってほしいと考えているようですが、アトロポスは既に人を手にかけているのもあり正直味方化は難しいというか、話として納得のいく形での改心はできないんじゃないかと思ってます。少なくとも今は敵がアトロポスとクロトーくらいしかいないので尚更ですね。

 

 

アルケミストリングのエネルギー問題

 今回も都合よく(?)りんねがマジェードに変身できてませんでしたが、アイアンガッチャード登場前後辺りはバンバン変身してたのに、ここに来て急にまた変身できなくなりましたってのは違和感しかないし、錆丸がアルケミスチャージャー作った意味って何…?ってなるんですよね。

 

騒動の黒幕とマルガム化

 犬神家の一族みたいな形で埋められた村長、案山子姿や海パン姿にされた地上げ屋コブラツイストさせられた加治木とスターシャイン星野。役者さんが自分で動かない演技をしてるだけなので、微妙に体がプルプル動いてしまっているのがどうしようもないんだけどちょっとシュール笑

これらの事件を起こしたキュウビマルガムの正体は祠に祀られたお狐さまで、事件を起こしたのは地上げにより九ツ村が産業廃棄物の最終処分場になるのを防ぐために温泉を掘り起こそうとしていたからでした。

ただ、マルガムは悪意を持った存在にケミーが引き寄せられることで生まれるはずですが、今回の事の経緯を考えるとお狐さまの行動は善意からやっている行動なのでマルガムになるのはおかしいのではと思っていて。

村のためとはいえ一般人に危害を加えたのはそうなんですが、マルガム化してしまうような悪意ってそういう表面的な部分ではなく心の根本的な部分のことだという認識なので、お狐さまがマルガムになるのはやっぱり疑問符が浮かんでしまうんですよね。そういう仕組みだからこそ事実上の悪人チェッカーとして機能していて、スターシャイン星野も善人だと分かる訳で。

それにしても「仮面ライダーのキックなら温泉を掘り当てることができる」ってなかなかのパワーワードだなw

 

さいごに

 お狐さまが村のためにやったことで、民衆たちが村の復興に向けて動き出すというオチ自体は今後に希望を持たせる終わり方で良かったと思います。

一方で、上述の通りマルガム化の設定がおかしくなっていたのと、加治木はどういう経緯でスターシャイン星野の一番弟子になったのか明かされずに終わってしまったのは個人的に少し残念でした。加治木とスターシャイン星野の出会いや今回の話の後の探偵への道はTTFCのスピンオフとかで見てみたいですね。