ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーガッチャード第28話「ベロベロ怪奇!蓮華の里帰り」感想

前回分はこちら。

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錬金アカデミーの先生

 ミナトが錬金アカデミーに戻ることに引け目を感じているのに対し宝太郎たちはそれぞれ、

宝太郎「錬金アカデミーの先生はミナト先生だけです!」

りんねが「先生がいなかったら誰から教わればいいんですか?」

スパナ「ここの手のかかる生徒たちの相手をできるのは、先輩だけですね」

と言ってましたが、正直今までミナトが離反する前もミナトが学生たちに錬金術を教えてる様子を見たことがないので、この台詞に説得力がないんですよね。

また、錬金連合から来たお手本のような掌返しのメッセージに対してミナトが「組織というのはそう簡単には変わらない。もっとも、組織の頭がすげ替われば、話は別だが…」と意味深な台詞を言っていましたが、これはどういう意図なのか。

錬金連合は現状、上層部がどういう人たちで構成されているのかが視聴者に開示されていないので、上記のように錬金連合のトップをすげ替える話をするのであれば今の上層部の面々がどういう人たちなのかは事前に明かしておかないといけないですが。

 

 

スターシャイン星野

 青柳さん演じるスターシャイン星野。見るからにインチキ臭いしマルガム化する前の妖怪騒動は星野のマッチポンプっぽいですが、事実ベースで見ると厳しい修行()中に足を滑らせて崖から転落したときに4体のケミーが憑依した光の玉と遭遇し「どうか私に力を与えてください。私はその力をきっと世のため人のために使ってみせます」と祈ったことで、結果的に今回のファイヤマルスも含め5体のケミーたちが星野に力を貸していてかつ星野はマルガム化していないことを考えると善側の人間ではあるんだろうなと思います。自堕落なのは置いといて笑

それにしても星野はなんのために妖怪騒動を起こしたんでしょうね。純粋に名誉が欲しかったのか、九ツ村が廃村になって産業廃棄物の最終処分場になるのを防ぎたかったのか。

また、ラストシーンで何かが憑依したように「星への供物が捧げられしとき、地獄への扉が開き、灼熱のいぶきがこの世に吹きすさぶ。」と言っていたのも気になります。意味合い的には災厄が降りかかる系統の予言に見えますが、この地獄への扉というのはグリオンたちが開こうとした暗黒の扉と関連するものなのか。あんまり関係なさそうだけど。

 

 

さいごに

 星野が崖から転落するときの人形が思いっきり木の根っこにぶつかってて笑ってしまいました。あれ本当にあの通りぶつかってたら星野重傷ですよw

あと加治木はどういう経緯でスターシャイン星野の一番弟子になったのかは気になるのでちゃんと説明が欲しいところ。

 

青柳尊哉 1st写真集 a Life

青柳尊哉 1st写真集 a Life

  • 作者:青柳尊哉
  • トランスワールドジャパン株式会社
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仮面ライダーガッチャード第27話「ガッチャ!クロスホッパー!」感想

前回分はこちら。

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先輩組の錬金術特訓

 蓮華と錆丸が今回アトロポスやクロトーと対峙した際に、錆丸がドレッドにされたときに何もできなかった経験から戦闘錬金術の特訓をしてきたと言っていましたが、口頭で言うだけじゃなくて特訓している姿はこれまでの話の中でちゃんと猫写してほしかったですね。
普段変身しない組にも見せ場を作りたいというのは分かりますし、だからこそなおさら、そういうところの猫写を積み重ねていくことでキャラの魅力が出てくるんじゃないかなと思います。

 

ミナトの改心

 やっぱりミナトの改心の流れがよく分からなかったなというのが正直なところ。前々回でミナトの過去が明らかになり、宝太郎たちが説得したときには戻ってこなくて今回で戻ってきた理由が分からない。
今回の鏡花の説得は、ミナトのせいで消えた(とミナトは思い込んでいる)後輩たちの姿が自分の中から消えないとミナトは言っているがその記憶は忘れちゃいけない。それはミナトがいつも言ってたことであり彼らとの記憶も大切。
言ってること自体は特に違和感ないんですけど、前々回説得したのに戻らなかったというな宝物だというもの事実があるせいで、今回の説得でようやくミナトが戻ってきたことに対する説得力がない。
これだったら、前々回の説得で上記の内容も含めて話してミナトが戻ってくるのじゃダメだったのかと思ってしまう。

あと今回ラストシーンでの方でミナトが「さあ戻ろう、俺たちの錬金アカデミーに」とか言ってたけど、まずちゃんとこれまでのこと謝らないとダメじゃない…?

そもそもミナトは上記の通り過去にトラウマを抱えているはずなのに教師になって宝太郎を錬金術師になるよう勧誘してるのもよく分からない。


空中に並べられたライドケミーカード

 クロスホッパーが誕生した直後に、宝太郎がアイアンガッチャードに変身して暗黒の扉の前で空中に並べられたライドケミーカードを解放してましたが、それをやれるならもっと早くやれよ…と思ってしまいました。
それと、グリオンの目的が「自分の周りのものを全部黄金に変えて暮らす」という割としょうもないものだったのが個人的には刺さりませんでした。意図的に小物キャラとして描きたかったならそれでもいいんですけど、カリスマ的な、威厳を感じさせるキャラとして描きたいならあまりにねえ。。。
公式サイトでは一般にイメージされる錬金術を感じさせるキャラを作った結果である旨が記載されていましたが、本来の錬金術と乖離してるかどうか以上に魔法との棲み分けができてないことの方が引っかかるんですよね。

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さいごに

 グリオンは暗黒の扉の中に取り込まれていきましたが、明確に死んだ訳ではないのでなんかまた後々出てきそうな気もしますね。結局何が強いのかよく分からないまま退場していったのは残念でした。
そしてラケシスは恐怖の対象だったグリオンがいなくなった一方で、(クロトーはともかく)今更アトロポスの元に戻るのも難しそうなのでどう立ち回っていくのかは気になるところ。

 

 

 

仮面ライダーガッチャード第26話「悪意をハバム、漆黒の風ウインド」感想

前回分はこちら。

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ラケシスの裏切り

 第21話で裏切りの予兆は出ていましたが、今回ラケシスがついにミナトにグリオンたちからの逃亡を提案しました。以前の感想でラケシスが宝太郎たち側につくにしても理由がないと書きましたが、ラケシスは何の悪びれもなく「先生から仮面ライダーたちに頼んでくださらない?私を守るように」と言っていましたね。命がかかってるからとはいえあまりに虫が良すぎる…結局ミナトからはその回答をもらえていない訳ですが、ラケシスがどういう末路を辿るのかは気になるところ。現状アトロポスやクロトーとの戦闘のどさくさに紛れて逃げたっぽいけどどこに行ったんでしょうか。

 

また、ラケシスは「なんで、グリオンを裏切らなかったんですの?先生は敢えて敵になることで成長させて、仮面ライダーの力でグリオンを倒すために動いていたとばかり思ってましたのに」と言っていましたが、これは事情を知らない第三者視点から見るとその通りなんですけど、ミナトは「後輩をグリオンたちから遠ざけたい」という理由でグリオンの下についてるらしいので目的が合わないんですよね。

結局「宝太郎たちの側にいても彼らをグリオンから遠ざけることはできたのでは?(止められないにしてもそれはグリオンの下についても同じでは?)」という点について説明がないのでいまいち筋が通らないんですけど。

 

 

仮面ライダーウインド

 ドラゴンマルガムに追い詰められる宝太郎たちを救うために仮面ライダーウインドに変身して戦う風雅。使用するライドケミーカードが上級錬金術師にしか使えないコズミック属性とファンタスティック属性であることや風雅自身の錬金術師としてのスペックの高さから、その強さには説得力がありました。しかし一方で、その強い戦力を持っているのなら宝太郎に禁術を使わせる必要が本当にあったのだろうかと考えてしまいます。禁術を使うことを覚悟するほど緊急事態なら、風雅が直接助けない理由がないじゃないですか。風雅が戦いたくても戦えない状況であるならば宝太郎が禁術を使うことにも納得がいくんですけど、風雅が戦いたくても戦えないことを説明する猫写も特になかったですしね。

また、グリオンに刺された今の風雅の体が義体であることは語られましたが、これほどの力を持ちながら第1話で消滅したはずの風雅がどうやって復活し今まで何をしていたのか明かされなかったのが残念でした。

 

 

さいごに

 上記で述べた通り、若者ライダー三人衆がドラゴンマルガムに歯が立たず風雅が満を持して助けに入るという展開自体は良いと思います。ただやはり風雅の復活の経緯とか、自分が前線に出るより宝太郎に禁術を使わせることを優先したりとか、説明不足な感が否めないのが正直なところ。

まだ恐らく生きているとはいえ風雅は一時退場しちゃったし、しばらくはこの辺りの話のフォローも期待出来ないのかな。

 

 

 

仮面ライダーガッチャード第25話「若きセンセイの過ち」感想

前回分はこちら。

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九堂風雅の帰還

 スチームライナー以外のライドケミーカードを奪われた宝太郎たちの前に現れた九堂風雅。「私のことはどうでもいい」と言っていましたが、全然どうでもよくないんだよなあ。第1話で宝太郎を庇って消滅したはずの風雅がどうやって今ここにいるのかが一番気になるんですけど…次回ちゃんと説明されるのかな。

まあそれはそれとして、風雅と鏡花は宝太郎と心を通わせたスチームライナーなら、自分の肉体とケミー1種の力を混ぜ合わせて錬成する禁術も使えると言っていました。この発言、ちょっと気になるところがあって。
まず1つ目に、宝太郎がスチームライナーと力を混ぜ合わせて変身することが禁術になるのであれば、ヴァルバラド(ライダーじゃない方)も禁術なのではと思ってしまうんですが、この違いはなんなのか。禁術になるものとそうでないものの境界がよく分からない。
2つ目に、「宝太郎と心を通わせたスチームライナー」という発言について。毎回のように出てきて宝太郎と会話(?)していたホッパー1はともかく、これまで宝太郎がスチームライナーと明確に心を通わせていた猫写がほぼない(回想シーンで少年時代の宝太郎がホッパー1やスチームライナーと砂場で遊んでいたくらい)ので説得力がないんですよね。


ミナトの過去

 今回明かされたミナトの過去。その真相は10年前に弟のように可愛がっていた後輩・錫屋大輝を自分が殺してしまったようなものだと自責の念に駆られていたというものでした。これについても2つ引っかかる点があって。
まず、錫屋大輝の死に対して自責の念に駆られていることについて。これの事の経緯としては、ミナトが錬金術でグリオンに手錠をかけた後、グリオンがその手錠を素材として利用して金色のルービックキューブ状のアイテムを作り、そのアイテムを使った錬金術で大輝が殺されてしまったという流れでした。
結果的にミナトがかけた錬金術を利用されてはいるものの、大輝を手に掛けたのはグリオンだし、仮にミナトがこの錬金術をかけなかったところでグリオンは自由に錬金術が使える状態な訳で、ミナトの精神をいたぶるために目の前でグリオンが大輝を殺すという結末は変わらなかったでしょう。
なので、自責の念に駆られる理由に納得できる要素がなくてミナトに感情移入できなかったのが正直なところ。

2つ目に、錫屋大輝の死に対して自責の念を感じてしまったのは100歩譲って飲み込むとしても、グリオンの下につくという選択肢を選んだのにはどうにも首を捻ってしまう。過去に後輩を目の前で失ったから宝太郎たちをグリオンから遠ざけたいという気持ちは分かる。だけどそれと、グリオン側につくのが結びつかないんですよね。
宝太郎たちをグリオンから遠ざけるのであれば一緒に行動した方が宝太郎たちの動きをコントロールしやすいし、何よりグリオン側についたところで結局何の解決にもならない。
むしろグリオンたちの野望を止めようとする宝太郎たちの邪魔をすることで、宝太郎たちの未来を奪ってしまっているのではとすら思う。
本気で寝返る気なら別にいいんですけど、ミナトの場合そういう訳ではないですしね。
もし本心は味方側のままグリオン側につく展開をやるのであれば、宝太郎たちをグリオンに近づけないために自分一人でグリオンを倒すことを決め、グリオンの弱点を探るために懐に潜り込んだという感じならまだ分かるんですけど。


さいごに

 なんかミナトの過去や裏切りの理由が説得力に欠けていてモヤモヤしてしまったのが個人的に残念でした。
次回は風雅が仮面ライダーに変身するようですが、それより前に彼がどう生き延びて今ここにいるのかは説明してほしいです。

 

 

 

仮面ライダーガッチャード第24話「急転直下!禁断の鋼鉄ライダー!」感想

前回分はこちら。

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りんねのエネルギー消耗設定

 りんねがマジェードに変身するようになって指輪のエネルギー消費が激しくなったことを受けて、錆丸が今回アルケミスチャージャーを作っていましたが、今までこれがなくてもりんねバンバン変身してましたよね?
出すんだったら19話(りんねがテレビ本編でマジェードに初変身した回)の直後じゃないと意味ないと思うんですけど…てっきりエネルギーが足りない設定はもう無いものにされてるのかと思っていたので、このタイミングでこの設定を拾ってきたのはある種驚きでした。


ミナトの潜入理由

 鏡花曰く、一人でグリオンを倒す勝機を探すためにグリオンの下へ潜入しており、それには10年前に起きた事件が関わっているとのこと。
そしてグリオン曰くその事件とは、10年前にスズヤダイキなる人物をミナトが殺したことであるという。
どこまでが真実でミナトが何を思い詰めているのかは次回明かされると思いますが、思い詰めている内容や原因と今のミナトの行動がちゃんと紐づいているのだろうかというところは気になっています。
ミナトが裏切ったのはグリオン登場以降なので、グリオンに弱みを握られているから(生徒たちに知られたくない過去をグリオンが知っていて宝太郎たちにバラすと脅されているとか)ミナトは渋々グリオンに従っているみたいなパターンの可能性が高そうだと思うんですけど、この形で従わせている場合グリオンとしてはミナトを100%信頼することはできない訳で、その辺り対策した上でグリオンはミナトを動かしてるのかなと思ったり。
前回のズキュンパイアよろしく「まさかミナトがダブルスパイだとは思わなかった」みたいなお粗末なオチにならないことを祈ります。

 

アイアンガッチャード

 プテラマルガムによりライドケミーカードをほとんど奪われスチームライナーのみになった宝太郎が、謎の人物(ほぼ九堂風雅確定ですが)の手引きで変身したアイアンガッチャード。今回は本当に出ただけで、宝太郎の指輪が赤くなってる理由やアイアンガッチャードになれるようになった理由は次回で説明される感じだと思うので、そこに期待したいところ。


さいごに

 今回は半分総集編みたいなものでしたが、味方勢のライドケミーカードの大半が奪われ、絶体絶命の状況に追い込まれる展開はあり、直近2話よりは退屈しない話運びになっていたと思います。
それにしても、総集編パートで錬金アカデミーでの日々を振り返っていましたが、虫取り感覚でケミー集めするばかりで錬金術の勉強をしている様子がほぼないのは改めて酷いなと実感。もう折り返し地点なのにねぇ…

 

 

 

仮面ライダーガッチャード第23話「いつも心にズッキュンを」感想

前回分はこちら。

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ズキュンパイアの目的

 ズキュンパイアが人間のエネルギーを吸収する理由が、ただ(人間のエネルギーを吸い取ってる)自覚がなかっただけなのは拍子抜けでした。
本人的には善意でやっている行動であるのはそうだろうとは思ってましたが、何か明確な目的があってそのために人間のエネルギーが必要とかそういう理由付けがある訳でもないし、フルパワーズッキュンとは何なのか、そしてそれがなぜ世界の平和が訪れることになるのかも一切説明がないし、なぜズキュンパイアだけがケミーの中で人間態を持っているのかも分からない。
そもそも錆丸(アイザック)たちが持っているデータにはズキュンパイアが人間のエネルギーを吸収して自分の力に変える特性を持っているのを知ってるのに、当の本人がそれを知らないっていうのは無理がある。
ズキュンパイアが人間のエネルギーを吸い取ってることを知らなかったオチで終わらせるなら、わざわざ2週かけてまでやる必要はなかったと思います。

 

マジェードの新フォーム

 新フォームであるムーンケルベロスの登場が唐突でした。第18話でネミネムーン、第19話でケルベロスのライドケミーカード自体は手に入れてるのでムーンケルベロスになること自体は別に不自然ではないんですよ。
ただ、第19話で変身できる状態になったのにここまで変身しなかった理由が特にないですし、今回出すにしても「満を持してマジェードの新フォーム登場だ!」みたいな出され方した割に、別にそんな大げさな出し方するほどのドラマやってなくない…?ってなってしまう。

 

さいごに

 前述の通り、これは2話分もかけてやる話ではなかったというのが率直な感想。やるなら前編で感じた疑問点をすっきり解消できるような作りにしてほしいところ。

 

 

仮面ライダーガッチャード第22話「愛は刃サーベル!ケミー・ストーリーは突然に」感想

前回分はこちら。

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ズキュンパイア

 今回登場したズキュンパイアは人間の姿をしていましたが、あれはなぜなんでしょうか?もし誰か人間に憑依してああなっているのであれば、宝太郎たちに憑依したときに依代となった人間から分離する描写がないといけないはずですが、そのような描写はなくズキュンパイアが王冠だけの姿になって(人間としての体はそのとき消えた)宝太郎たちに憑依していたのでその線はないと思ってます。

また、人のエネルギー(生命力)を吸収して自分の力に変える能力があり、「使命がある」とか「僕がみんなを救ってあげる」とか言っていたのでズキュンパイア本人としては何かしら善意で動いているつもりではあるみたいですが、前後編なのもあってか今回は分からずじまいでした。

 

強化されたクロトーとの戦い

 ズキュンパイアを追う中で遭遇したクロトーとガッチャードの戦い。攻撃が重くなってると言っておきながら、すぐにファイヤーガッチャードにならずに通常のスチームホッパーのままエクスガッチャリバーでカマンティスを使わせたのは、販促上のご都合主義を感じてしまってモヤモヤしました。

シナリオ的にはグリオンから力を分け与えられたクロトーを多重錬成したマルガムであるサーベルマンティスマルガムへと変身させるために、クロトーにカマンティスを奪わせる必要があったからああいう描写をしたのかなと解釈してるんですけど、だとしてもあのときクロトーは宝太郎の動きが遅い隙を狙ってカマンティスを奪ったんだから、ファイヤーガッチャードオドリマンティスに変身しようとしたタイミングを狙われてカマンティスのカードを奪われる展開で良かったと思うんですけどね。なんであんな舐めプにしか見えないようなことをしたのか。

 

 

さいごに

 なんか今回の話は語れることもそんなになくて、これをわざわざ前後編にする意味はあったのか疑問なのが正直なところ。序盤だったら1話完結でやってたエピソードだと思うし、やっぱり冗長に感じてしまいますね。

 

 

 

 

仮面ライダーガッチャード第21話「マッドウォリアー!黒炎のヴァルバラド!」感想

前回分はこちら。

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裏切りの予兆

 今回ラケシスがグリオンに切り捨てられる可能性を危惧してアトロポスとクロトーに3人での裏切りを持ちかけていました。
その理由がウィールマルガムとなったスパナを番犬にすることで三姉妹が用済みになるからというものでしたが、結果的にスパナはマルガムではなくなったのでこの危惧自体は杞憂に終わったものの、ラケシスのこの行動に対してアトロポスはラケシスを念力(?)で攻撃し、クロトーは攻撃されたラケシスに駆け寄り「グリオン様の耳に入ったら確実に消されるからな」と忠告。
一応命は無事でクロトーにも忠告された以上すぐラケシスが裏切る可能性は薄いと思いますが、仮にラケシスが裏切るとしても宝太郎たち側につく理由もないしどうなるのか…場合によってはミナトと結託する路線はあるかもしれませんが。

 

ライダーになったヴァルバラド

 両親を殺された憎悪に支配されたスパナがいかにして錬金術師として、仮面ライダーとして再起するかというところが今回のガッチャードに求めていたポイントでした。結論、肝心なところがご都合主義的な展開で勿体なかったなというのが正直なところ。
憎しみに囚われたスパナが錬金術師として、仮面ライダーとして立ち直ることができたのは、ミナトとの戦いでとどめを刺される寸前にスパナの両親の指輪が光って10年前の記憶が再び呼び起こされ、あの惨劇の中でも自分を信じてくれた両親と自分に寄り添ってくれた師匠・鏡花の存在を実感したから、というのはまあ納得できます。
問題はそのスパナの両親の指輪がなぜか前回両親が死んだときには残らなかったのに今回は残っていたり、今回冒頭で再度エンジェルマルガムに復活させられたスパナの両親がなぜか錬金術を使えたり、スパナの両親が自ら死を選んだ後エンジェルマルガムが蘇らせようとしたときになぜか蘇らなかったりと、この辺りの理由が一切説明されなかったこと。
また、スパナがどのタイミングでミナトの鏡花を殺した発言が嘘だと分かったのかも分かりませんでした。少なくとも鏡花を殺した発言をした直後はその怒りと憎しみでウィールマルガムになっているので気付いていないはずですが、その後も気付けるタイミングって特段なかった認識なので。セリフでなくても、スパナがそれに気付いた描写はどこかに入れておくべきだった。
ミナトはミナトで、スパナを憎しみの闇に染めるために鏡花を殺すことをグリオンに提案する裏で、実際には鏡花を殺さずにスパナには殺したと嘘をつき対峙。スパナが仮面ライダーに変身できるよう成長を促すのが目的だったと見るのが自然かもしれませんが、もしあのとき指輪が光ってスパナが正気を取り戻さなかったらただ憎しみの力を増加させただけになる訳ですが、その場合はスパナを始末していたのでしょうか。現時点でミナトの真意が見えないのでこの辺りも若干消化不良気味なのですが、ミナトの裏切りの背景が明かされたときにはスッキリできることを祈ります。

まあ色々言ってきましたが、燃えているヴァルバラッシャーを持って生身で戦うスパナは格好良かったです。


さいごに

 今回マッドウィールが自身を再錬成してマッハウィールになっていましたが、こうなると他のケミーも同じような形で進化するやつ出てきそうですよね。ホッパー1とかスチームライナー辺りは特に。
あと前回や今回の話を見てると錬金術による記憶消去って割と解けちゃってるので、普段一般人にかけている記憶消去の錬金術も普通に解けちゃう(解けている)可能性あるのでは…?

 

 

 

仮面ライダーガッチャード第20話「微笑む天使、笑えぬ真実」感想

前回分はこちら。

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スパナの両親と消された記憶

 仮面ライダーヴァルバラド誕生の前編に当たる今回。パワーアップ回といえば挫折とそこからの復活が見どころになる訳で、これまでも宝太郎(ガッチャード)のパワーアップだったり、ミナトにライドケミーカードを奪われたり、りんね仮面ライダーマジェードに変身できるようになったりと、エリート錬金術師であるスパナが焦燥感を覚える要素は積み重ねてきましたが、更にスパナを追い詰めることになったのが今回のエピソード。

スパナの両親は武装錬金術のエキスパートで10年前に死んでいたが、スパナはそれを知らなかった。故に今回の件はスパナにとって、久しぶりに会えた両親が目の前でグリオンに殺されたのに加え、その両親が10年前に既に目の前で殺されていたこととその記憶が鏡花により消されていたことを同時に知るというトリプルパンチ。

鏡花が記憶を消したのも自らの保身とかそういう類の身勝手な理由ではなく、両親を殺されたことにより憎悪を抱いたスパナをグリオンに利用されないようにするためなのでここで責められる鏡花も見ていて辛いし、結局10年後の現在ウィールマルガムとしてスパナがグリオンの思い通りに動かされてしまっているのもまた何とも。

スパナが記憶を消した鏡花を責める際、「この力があれば、あのとき父さんと母さんを守れたかもしれないんだ」と言っていましたが、そうは言ってもあの時点で死人ですしね。。。スパナ的には両親がまだ助かるものだと思ってたのか…?でもあの時点で記憶は戻ってる訳だし、あそこだけちょっとよく分かりませんでした。

 

あと両親(死人)がグリオンたちに殺されそうなとき、同じ味方サイドである宝太郎やりんねに頼るのはともかくとして、敵側についたミナトにも助けを乞うのがまたなりふり構ってられない感が出てますね…。

 

さいごに

 個人的にはこれまでのガッチャードの中では見応えがあった回だと思います。

劇中で語られていたスパナが仮面ライダーに変身する上で解決しなければならない問題は2つ。1つは、スパナ用のガッチャードライバーの起動に必要なマッドウィールのカードをミナトたちから取り返す必要があること。もう1つはスパナが黒い炎に飲み込まれてはいけないこと。マッドウィールは幸か不幸かスパナがマルガム化したことでスパナの手元にいるはずなので良いとして、もう1つの問題の方。なので次回、両親を殺された憎悪に支配されたスパナがいかにして仮面ライダーとして、錬金術師として再起するかは気になるところ。

 

 

 

 

 

仮面ライダーガッチャード第19話「りんねの夜明け!変身・マジェード!」感想

前回分はこちら。

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りんねの成長と仮面ライダーマジェード

 アカデミーに殴り込みに行くことや加治木を仲間に入れることを錬金術のルールに反するからと拒否し、それに対して蓮華にミナトへ指輪を差し出さなかったことを指摘されると口ごもっていたりんね。そんな錬金術以外も含めルールやマナーに良く言えば真面目、悪く言えば堅物な彼女が自分の意思を主張するようになった。そういうりんねの内面の成長を描くという意味では良かったですが、反面、仮面ライダーマジェードの変身については釈然としない点があるのが正直なところ。
まず映画と完全に連動させているがためにマジェードへの変身アイテムをいかにして手に入れたのかはテレビ本編では描かれていないので、テレビ本編だけ追ってると経緯が全く分からないのは本当にそれでいいのかと。回想シーンを挟んで少しでもフォローした方が良いのではないかと個人的には思うんですけどね。今の描き方を見ていると、映画を見ていない人は置いていくスタンスのようにどうしても見えてしまう。
2つ目にマジェードへの変身の制約(条件)について。映画で初変身してから今回まで魔力切れが原因で変身できなかったはずですが、だとしたら今回一度変身を試みようとしたときに失敗してその後もう一度トライして変身できたのは、その間に変身できるだけの魔力が溜まったからということになる。そうなると、上記のりんねの人間的成長とマジェードへの変身成功のプロセスは全然関係がないので、一度目の変身失敗シーンって必要なのか?とモヤモヤしてしまう。
もし魔力以外に変身条件があってそれが影響してるなら理解できなくもないけど、映画の初変身時に変身できて今回変身に失敗する条件が謎なので。
3つ目に、噛みついてきたケルベロスりんね素手を噛ませていた点について。今のニチアサの表現の制約なのかもしれませんが、あれをやって一切血が出ていないのってすごく違和感あるんですよね。それに百歩譲って流血描写は置いておくにしても、りんねみたいな華奢な女性があれをやってケルベロスを食い止めるのは無理がある。もっと屈強なキャラがやらないと茶番感しかない。

 

襲われるアトロポス

 アトロポスが笛を破壊されて制御できなくなったケルベロスマルガムに襲われて「助けて」と言ったところについて。
あの場で「助けて」と言ったのは、りんねが過去に同じことを言ったのを思い出すためのきっかけになるセリフなのと、アトロポスが仲間や親子の関係にコンプレックスを抱えているのは恐らく事実なので、アトロポスが絶体絶命な状況であれば言ってもおかしくないかなと思います。
問題はあれが絶体絶命の状況だったのかという話ですが、個人的にはそうじゃないと思っていて。アトロポスって針馬を消したときの術のように強力な錬金術が使えるはずなのに、ケルベロスに対しては無抵抗同然だったのは違和感がありました。りんねに助けに入らせるために無理矢理そういう展開にした感が否めないんですよね。

 

グリオンと三姉妹

 グリオンはクロトーがケルベロスマルガム(の元になった悪意人形)に殴られふっ飛ばされても「まあいいじゃないか」と流していましたが、アトロポスケルベロスマルガムにケガを負わされたことに関しては「君が傷つくのは本意ではないからね」と言っており、冥黒の三姉妹間で扱いに格差が生まれています。
それが原因なのかラケシスもグリオンに対し嫌悪感を示しているような描写があるので、クロトーとラケシスはそのうちグリオンから離反しそう。アトロポスアトロポスりんねに絆されそうな気配が出てきたので最終的には三姉妹全員離反しそうですが、かといって主人公側に着く理由もないんですよね。


さいごに

 ガッチャーイグナイターを冷却するのにケミーの力を使わなかったのはなぜなのか。それこそヒーケスキューとかそういうとき用のケミーじゃないの?

 

 

 

仮面ライダーガッチャード第18話「駆け抜けろ!進化のファイヤーロード」感想

前回分はこちら。

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強化アイテムの入手

 宝太郎がガッチャードデイブレイクから強化アイテムであるガッチャーイグナイターを渡されかけたのを、自分の足で前に進みたいからという理由で断るのは分かるし、それで良かったと思っています。ただ、引っかかるのはその後なんですよね。
ガッチャーイグナイターを作る元になるものとして、宝太郎が過去に錬金術で作り上げたたった1つの宝物(ゴーグル)が必要だと言っていました。しかし、まずゴーグルが宝物というのは今回唐突に出てきた設定でそこに物語性もなく感情移入できないし、過去でゴーグルを作ったのは子供宝太郎ではなくホッパー1とスチームライナーに見える。ケミーの彼らが錬金術を使える(ゴーグルを作れる)理由もよく分からないし、仮に子供宝太郎が作ったのだと言うにしても子供宝太郎は指輪を持っていないので錬金術を使えるはずもない。そもそも現代でも宝太郎はりんねたちみたいに錬金術を使ってる描写はないですしね。
それに、「俺の友達を守ってくれたお礼」ということで子供宝太郎からゴーグルをもらっていましたが、実際に守ったのは風雅なので理由づけとしてはイマイチ納得がいかないのが正直なところ。

 

ガッチャードデイブレイクの正体と風雅裏切りの真相

 やはり正体は未来の宝太郎でしたね。未来ではグリオンは5年後に世界の半分を掌握しケミーも人も滅びる運命を辿るとのことなので、宝太郎以外の主要メンバーも未来では消えていそう。公式サイトによると現代で未来を変えてもガッチャードデイブレイクのいた未来は変わらず新たなパラレルワールドが生まれるらしいですが、そうなるとガッチャードデイブレイクのいた未来って救いがないですね…

www.kamen-rider-official.com

 

そんな未来をめちゃくちゃにする張本人であるグリオンは、錬金連合の幹部を「風雅が開発中のガッチャードライバーとケミーを持ち逃げした裏切り者」という偽りの記憶で洗脳しており、それが風雅失踪の真実でした。
近年の特撮でも組織の上層部が腐ってたパターンはよくありますが、ガッチャードに関しては錬金連合の幹部が根っから腐った人たちではない可能性があるのはまだ救いですかね。とはいえ、釘宮や針馬のような例を見るとあまり期待はできなさそうですが…笑

 

さいごに

 今回分の公式サイトの記事で、錬金指輪を持ってると記憶が消されないとか、蓮華が裕福ではない母に楽をさせるために錬金術師を志したとか、過去の自分と接触してはならないというのは直接手を触れるなどといった物理的な接触を指すとか、結構大事なこと書いてあるんですけど、これ本編でちゃんとやらないとダメなやつでは…?
あと宝太郎がタイムロードに負担かけたことあまり気にかけてなさそうだったのもちょっと気になりました。未来の宝太郎には謝ってたけど。

 

 

 

仮面ライダーガッチャード第17話「ムーンブレイク・メッセンジャー」感想

前回分はこちら。

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金色のマルガム

 今回登場した金色のマルガムは従来のように悪意を持った人間とケミーが融合することにより誕生するものではなく、グリオンが謎の邪悪な人形とケミーを融合させることで誕生したものでした。アトロポス曰くあの人形は冥黒の三姉妹のお兄様たちらしいですが、どうやらグリオンの手で禁断の錬金術により生み出されたらしいので、そうなると冥黒の三姉妹もグリオンによって生み出されたホムンクルス的な存在ということになるでしょうか。

www.tv-asahi.co.jp


ガッチャードデイブレイクの中の人

 前回の感想でも書きましたが、やっぱりガッチャードデイブレイクの声の主はDAIGOさんでした。結構声が特徴的だからわかりやすい笑
DAIGOさんは以前ウルトラマンサーガでもタイガ・ノゾム役で出演されてウルトラマンゼロに変身していたので、これで三大特撮変身制覇にリーチがかかりましたね。戦隊でも番外戦士とか準レギュラーのポジションだと結構年配の方でも変身されてる前列があるのでまだまだチャンスはありそうです。それはそれとしてDAIGOさんが45歳という事実に驚きではあるんですけど笑

ガッチャードデイブレイクの方に話を移すと、最初彼の正体はその名前から暁の錬金術師なんじゃないかと思っていましたが、「近い将来、お前は大いなる混乱に巻き込まれ、信じるものを失う」というセリフといいミナトと対峙するスパナの銃声を聞いて言った「始まったか」というセリフといい未来の展開を知っているような口ぶりなのと、りんねに対して最初九堂と呼びかけてから付け足したようにりんねと呼んでいること、そして次回宝太郎をタイムスリップさせているところから、その正体は未来から来た宝太郎の方がしっくり来る気がしてきました。


スパナと鏡花の関係

 普段周囲に対してつれない態度をとりがちなスパナが鏡花に対しては比較的素直な態度をとっているのがなんでなのかちょっと気になっていましたが、10年前の命の恩人だったんですね。りんねを監視してるのもりんね自身に何かあるのではなく、風雅の行動の真意を探るため、風雅がりんね接触を図ることを期待してのものというのはまあ分かる。

あとこの二人に絡む話で言うとヴァルバラドのパワーアップの件がありますが、鏡花はケミーと心を通じ合わせるのとは別の、スパナのやり方があると言っていたけどどういう落としどころにするのかは気になる。

 

ミナトの裏切り

 今回のミナトの裏切りについて、一瞬グリオンが錬金アカデミーに乗り込んだときに洗脳されたのかなと思ったんですが、クロトーが宝太郎たちをボコろうとしたのを止めたところからその線はなさそうな気がしました。
一方でこれまでのミナトの立ち位置としては学生たちにとっての良き先生的なポジションなので本気で裏切ったというのも考えづらく、宝太郎たち学生をこれ以上危険に晒さないために苦渋の決断であの行動に出たという感じかな。苦渋の決断をした背景は今後説明されるとは思いますが。
それにしても、宝太郎は「もっとアカデミーで錬金術のこと知りたいし」って言ってたけど、宝太郎が錬金術を勉強してるところなんてろくに描写してないから説得力ないんですよね…

 

さいごに

 金色のマルガムはエックスレックスの攻撃では倒しきれず再生してしまいましたが、次回出てくるファイヤーガッチャードの火力ゴリ押しで勝っちゃう感じなのかな。
あとミナトが裏切ったとき冥黒の三姉妹が錬金アカデミーの制服を着て出てきたのはなんか笑ってしまったwアトロポスはまるで幼稚園のスモック着てるみたいですね。

 

 

 

仮面ライダーガッチャード第16話「クライシスXmas!オロチ事変」感想

前回分はこちら。

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映画との連動

 りんねザ・サンやユニコンのケミーカードを持っていたり、仮面ライダー(マジェード)に変身するための魔力を消耗している話をしたりと、完全に冬映画(仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦)を見ている前提で話が進んでいました。
映画をテレビ本編と連動させるべきかどうかは難しい問題ではあるんですが、映画を見ていないとついていけないレベルに連動させてしまうのはさすがにやりすぎ。テレビ本編だけ見てると、レベルナンバー10の回収はユーフォーエックスとエックスレックスで終わったことにされてるし、いつの間にかりんね仮面ライダーになってたり、釘宮がフェードアウトしてたりしますからね。
テレビ本編と映画の連動はあくまで、映画を見ていたらより一層楽しめますよという100%+αのものにしなければならなくて、テレビ本編だけでは例えば80%しか見られなくて映画を見てやっと残り20%を補完できて足して100%になりますみたいなものじゃダメなんですよ。それだったら最初から本編とはパラレル設定にして映画との繋がりは切り離した方がいい。
映画への誘導の仕方が、これを見ておかないと話が追えなくなるからという強制じみた方向に行っているのを見ると、作品の魅力に自信がないのかなとすら思ってしまう。


謎のオレンジガッチャード

 今回出てきた煉獄さんみたいなマントを纏ったガッチャード、仮面ライダーガッチャードデイブレイクというらしいですね。

www.kamen-rider-official.com


名前からして、風雅がりんねに読み聞かせていた絵本に描かれていた暁の錬金術師と関係ありそうな気がしますが、暁の錬金術師がいたとされているのは100年前なんですよね。暁の錬金術師という称号を世襲していたりして、後継者がデイブレイクに変身している可能性も十分ありますが。
今回も少し喋っていましたが、声を聞く感じはなんかDAIGOさん(ウィッシュの方)っぽい。


さいごに

 加治木はクリスマスに卑屈になってたけど、お前には聖さんがいるだろと思ってしまった笑 遠距離だし、聖さんの職場的に仕事の書き入れ時で忙しそうだけど。
 年明けからの新しいビジュアルや新たなおもちゃの情報も公開されましたが、これ見る限りヴァルバラドは仮面ライダーになるの確定でちょっと複雑な気持ちではある。

 

 

 

 

仮面ライダーガッチャード第15話「掴めハッピー!輝けガッチャリバー!」感想

前回分はこちら。

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クロスエックスレックスの扱い

 今回初めて変身したクロスエックスレックス。ラケシスが変身した三重錬成のクローバンブーラフレシアマルガムを瞬殺したので決して弱くはないんだろうけど、初登場の割にクロトーのドレッドに苦戦していたせいか、そこまで強そうに見えなかったのが正直なところ。これだったらエックスレックスの力をまだ制御できないとかで苦戦してる方が納得感はあった。
あと、クロスエックスレックス周りでは3点引っかかる部分があって。
1つ目はクロスエックスレックスへの変身をわざわざ2回やった理由について。上記のドレッドに苦戦した話とも関連しますが、クロスエックスレックス→スチームホッパー→クロスエックスレックスとわざわざクロスエックスレックスに2回変身させた理由が謎でした。ストーリー的には爽たちを襲うクローバンブーラフレシアマルガムから救うためという一応の理由はつけられてますが、別にわざわざスチームホッパーになる必要はない訳で。
2つ目は、唐突に初代仮面ライダーのタイフーン要素を入れてきたことについて。別に風属性のフォームという訳でもないし、みんなの思いが云々も今回だけ特別応援してた訳ではないし、何の意味があってあの描写をしたのかが分かりませんでした。
3つ目は、エクスガッチャリバーでユーフォーエックスのアブダクション能力を使ったタイミングについて。あれでドレッドを分離できるのであれば、最初からそれやって分離させてから戦えば良かったのでは?と思ってしまう。最初から優勢に戦ってたらあんまり気にならなかったけど、苦戦してただけにどうしても違和感を覚えてしまう。


爽が回想シーンで走って逃げた理由

 先週の感想で「爽がなんでその場から走って逃げたのか」については次回で説明してほしいという趣旨の内容を書きましたが、結局説明されずじまいで終わってしまいました。
オチとしては譲の勘違いで、爽は譲のことをダメなお父さんだなんて思ってなくてむしろ守ってくれるヒーローだと言っていた。このオチ自体に別に不満はないんですが、上記の説明がないのなら前回の回想シーンで爽が譲と編集者の様子を店の外から見た後走って逃げた描写が別にいらないんですよね。
譲が勘違いする上で大事なのは編集者に土下座するところを爽に見られたという事実だけで、そこから爽が走って逃げる描写をわざわざするのであればその理由を描かないと話が通らない。


煽られたアトロポス

 アトロポスりんねに「仲間とか親子の関係に憧れているんだ。だから否定する。自分の寂しさをごまかすために。弱いのはアトロポス、あなただよ」と煽られて怒りの感情を顕にするのは煽り耐性無いなとは思いつつもまあいいとして、りんねにかけていた術(りんねの手を操ってりんね自身の首を締めさせようとしていた)が解けた理由が分かりませんでした。
普通ああいう状況であれば煽られたことによる苛立ちでむしろ術を強くするし、なんなら針馬に使った術でりんねを消すくらいのことやるくらいの勢いだろと思うので、今回一番違和感を感じた部分でした。

 

さいごに

 クリスマスパーティーで加治木も宝太郎も選曲が昭和なのはなぜなのか。まあ加治木は京都回でのUFO繋がりなのは分かるけど笑

 

 

 

仮面ライダーガッチャード第14話「パクっとレックス!キケンなエックス」感想

前回分はこちら。

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りんねの相談

 朝から宝太郎の元を訪ねてきたりんねアトロポスに「これから起こることは全て君のせいだよ」と言われて、錆丸の一件も自分のせいで起きたのではないかと責任を感じてることを相談しに来たのが目的でした。
宝太郎はりんねのせいじゃないと励ますと同時に、悩んでることに気付けなかったことに対する謝罪をしていて、ここだけ見ると言ってること自体はすごく良い奴なんだけどなあ。これを言うときの宝太郎の目がガンギマリだったり、これまでの他の言動で目に付くところも結構あったりして素直に喜べないのが悲しい。

 

エックスレックス

 人間を食べる(体内に取り込む)ことでその人間の過去の記憶を覗く習性を持つエックスレックス。ケミーカードに封印される過程が割とあっさりだったのは拍子抜けだったけど、宝太郎を取り込んで記憶を読み取ったことで力を貸すに値すると判断したからという理由づけは一応できているのでまあいいか。

そんなエックスレックスにもう一人取り込まれていたのが爽の父親の間辺譲。雑誌編集者に雑誌への連載終了をチラつかされて、記事の内容を捏造するよう仕向けられる姿を目撃されたことで爽に失望されてしまったと思い込んでいるようですが、これ爽は店の外から見ていて、窓が開いてる訳でもないから会話の内容は爽に聞こえてないはず。
まあ父親が仕事の相手と思しき人に土下座の姿勢とってるところを見たら、なんかあったのだろうと察するくらいはあると思うけど、失望が理由でその場から走って逃げてしまうほどになるには会話の内容を聞かれていないと不自然だし、譲の勘違いオチだとは思います。それはそれで、なんでその場から走って逃げたのかという謎はありますが、そこも含めて次回説明してほしいところ。


スパナのミッション

 謎の女性からレプリケミーカードとドレッドライバーの回収とりんねの監視を命じられるスパナ。りんねの監視は風雅との約束とかそういう類のものだと思っていましたが、錬金アカデミーの上位組織からの命令だったんですね。監視の理由としては風雅絡みではあるんでしょうけど。
レプリケミーカードとドレッドライバーの回収に関しては、冥黒の三姉妹のアジトに乗り込むも、ラケシスの変身したドレッド零式に可哀想なくらいボコられてました。それ故に、前回優位に戦えたのはドレッドの中身がボロボロ状態の錆丸だったからなのが決定的に。
こういう状況になるとそろそろヴァルバラドも強化フォーム来そうな気がしますが、あくまで疑似ライダーというポジションは保っていてほしいところ。


さいごに

 前後編の前編でしたが、後編への興味のフックになるようなものが弱い(前後編に分ける必要性が感じられない)回だなと率直に感じました。エックスレックスとは和解(?)したし、りんねのお悩み相談もしたし、残ってるのって爽が譲と編集者のやりとりを見てその場から走り去ったことくら

 

 

いなんですよね。前述の通りあれで爽が失望したととるのは厳しいものがあるし、本件が原因で現在進行形で致命的な親子間の溝があるとかでもないし、個人的にストーリー上ワクワクする要素がないのが残念でした。