ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーリバイス第3話「悪魔はあくまで悪いやつ!?」感想

前回分はこちら。

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カメ止めコンビの再来

 スーパーヒーロー戦記の同時上映映画にも出ていた、都市開発のためにしあわせ湯の立ち退きを迫る二人組。常連が立ち退きなんか冗談じゃないと詰め寄るところはギャグシーンながらちょっと胸が熱くなりました。

そういえば「ガツンと言う」と言ってた父ちゃん、ガッツリハンコを押そうとしてたけど何を吹き込まれたんだ?w

 

砕けるプライド

 今回の話で、大二の心の闇の部分が少し垣間見えた気がしました。大二に対して指示を出してデッドマンズと戦うだけでなく、戦いが終わった後にはバイスタンプを届けてくれた大二に対してお礼を言うことで、彩夏を助け出せたのは大二のおかげであることをフォローすることも忘れない兄・一輝の姿は大二にとって眩しすぎる存在なのでしょう。ダメ出しをするような隙がないが故に、一輝に対する劣等感にも似た自分の感情をどこにぶつけていいかわからない。
そんな感情を覚えてしまった原因はジョージにも指摘されていた、第1話で大二自身がリバイスへの変身にビビってしまったことにある訳ですが、臆病な自分を振り切るために2号ライダーベルトと思しきものの装着者に志願するも、若林司令官に「貴様の事情を仕事に持ち込むな!目的を履き違えるな。デッドマンズから市民を守るのが、お前の仕事のはずだ。」と返されてしまう始末。正論なんだけど、今の大二にはかなりキツいお説教。

そんな背景があったから、一輝にも「お礼なんて...言われたくない」みたいな返事をしちゃうし、バイスにもプライドが砕けていることを見透かされてしまう。

立場上、一輝やバイスに対するサポートは続けるでしょうが、大二が自分のこの感情にどう折り合いをつけていくのかは楽しみです。「大二は大二のできることをやればいい」と言っていた母ちゃんの言葉、大事にしてほしいですね。

 

彩夏と誘拐犯

 彩夏とさくらを誘拐した吉田ですが、悪人なんだけど妙に芯を食ったことを言っていて印象的でした。
さくら「あんた、こんなことして何が目的なの?」
吉田「教えてやるよ、金に決まってんじゃねえか。」
さくら「お金がないのは自分のせいでしょ?」
吉田「わかってねえなあ。いいか?この世はすごーく不公平なんだ。たった数%の人間が莫大な金を独占してる。明日のパンにも困るような連中が、溢れ返るほどいるじゃねえか。」
さくら「だからってこれで何かが変わるの?」
吉田「誰かが本気の怒りを見せねえと何にも変わらねえんだよ」

どんな理由があれ犯罪に手を染めるべきではないし実際吉田のやり方は間違えているけど、ただ不満に思っているだけでは世の中何も変わらない。その不公平に対する意思表示をしなければ世の中は変わらないというのはまさしくその通りだなと思います。

 さてそんな吉田に誘拐された彩夏。妹の美春の仕事を優先されるあまりなかなか母親に気にかけてもらえないようで、吉田に身代金を要求されて電話をかけたときもお母さんは電話に出ずに「撮影中だからあとでかけるね」とメッセージを送っていました。この一件だけ見るとそこまで叩くべき対応ではない(まあぶっちゃけあれなら電話出られるだろとは思いますが)ですが、彩夏の母親へのあの不信感を考えると、日常的にああいうことが積み重ねられてきているんだろうなという印象が伺えますね。

また、リバイとバイス
バイス「あのさあ、家族ってそんなに大事なの?5人もいるのに?」
リバイ「当たり前だろ!一人でも欠けちゃダメなんだよ!」
バイス「一輝の当たり前は俺っちの当たり前じゃないの。もう帰る!」
リバイ「母ちゃんと約束したんだよ。家族は、俺が守るって!」
という会話で示された五十嵐親子と彩夏たち桶谷親子の信頼関係の落差がまた何とも。。。

今回のラストシーンを見る限り、アギレラに「まだまだ悪魔生めそうね」と言われていた人の足元を見ると女性のようで、さくらとショッピングしてたときに選ぼうとしていた靴とぴったり一致しているので普通に考えると彩夏がこの事件の黒幕、つまり自作自演で母親の愛を試したような気がしますね。吉田が言っていた「ふざけやがって。幸せごっこかよ」という台詞も狂言誘拐をさせようとしている彩夏に対するものだったんじゃないかと推察されます。
彩夏の母親説も0ではないですが、この誘拐を引き起こす理由が見当たらないので十中八九ないかなと。

それにしてもさくらマジで腕っぷし強いですね。さながらどこかの名探偵漫画のヒロインを彷彿とさせるw

 

さいごに

 今回の事件の黒幕が誰なのか、次回予告に出ていた上級契約がどういったものなのか(人間に戻れなくなり自分自身がデッドマンズになる?)、一輝と彩夏はどういう関係なのかなど後編でどう明かされていくのか楽しみです。
ではまた!

 

仮面ライダーリバイス第2話「悪魔はあくまで悪いやつ!?」感想

前回分はこちら。

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変身失敗おじさんの解任

 デッドマンズのバイスタンプ襲撃を許したのに加え、フェニックス分隊長任命式でも変身に失敗しデッドマンを生み出す醜態を晒した責任を問われて司令官を解任、分隊長に降格させられてしまった変身失敗おじさんこと門田さん。
門田さんにも同情したい気持ちはあるんですが、彼がジョージの忠告を振り切ってリバイスドライバーに手を出し変身失敗(+レックスデッドマン誕生)した結果、大二が変身を恐れてしまう原因を作り出してしまったことを考えると降格処分も仕方ないんですよね。。。

とはいえここで終わってほしくはないので、同じく序盤はなかなか頭の固かったオーズの後藤さんみたいに話が進むにつれて成長していくキャラになることを期待しています。

 

OP解禁

 まず曲としてはなかなか歌うの難しそうだけど格好いい。感覚としてはエグゼイドのEXCITEに近い感覚がします。オーズ以来のサビ前に「変身!」があるのも個人的には嬉しいポイント。
あと映像的には実験体にされているライダーっぽいシルエット、雨の中絶叫している一輝、割れる家族写真、闇堕ちしそうなリバイと不穏な描写が多くて、この先重い展開が待ってる気しかしない。

 

一輝の戦う決意

 前回ラストでリバイスドライバーをフェニックスに返却した一輝。しかし、今回大二にはフェニックスとの契約を迫られ、母ちゃんには「銭湯は家族で守れるけど、世界はあんたしか守れないのよ。」と発破をかけられる。ただその一方で、また人(今回は大二)を食おうとしたり、プロゴルファーの荒木に「悪魔を解放すると気持ちいい」と唆すバイス
世界を守るための力を手にしたものの、それは同時に人を食べようとしたり悪魔の解放を唆したりするバイスを実体化させるという危険も孕んでいる。そんな板挟みの中で、一輝がとった行動はリバイスドライバーを「俺にはこれを使う資格はない」と大二に預け生身でデッドマンズに立ち向かうというもの。ここでいう資格というのはバイスが人に危害を加えないように制御できることなんでしょうね。

自分が死ねばバイスも死ぬ。そんな運命共同体であることを人質(?)にとることで、「変身してほしければ俺の言うことを守れ!」とバイス服従、契約させようとする。そんな一輝の強かなやり方はモモタロスに「ごめんなさいは?」と反省を促すときの電王の良太郎や「命よりメダルを優先させるな」と言っていたオーズの映司に近いものを感じますし、戦う決意を固める流れとしてとても良かったなと思います。

 

イーグルゲノムと組体操

 大二から渡されたバイスタンプで今回初フォームチェンジしたのがイーグルゲノム。見た目でちゃんとWだって分かるけどリバイの原型を留めてるカラーリングになってるのが良いですね。序盤としては貴重な飛行能力なので、割と登場機会は多そうな気がします。

あと当たり前っちゃあ当たり前だけど組体操形態はどっちかが離しちゃったら分離しちゃうんですねwリバイスレックスも体勢的にバイスがリバイの尻に顔をつけるような形になってるのがなんかまた...笑 他のゲノムになったときの組体操形態がどうなるのかすごく気になる。

 

プロゴルファーとキャディーの確執

 今回のゲストだったプロゴルファーの荒木とキャディーの井端。のっけから井端がクビ宣告する姿は門田さんとも重なりますね。
こういう2人が揉めてるようなケースってだいたい片方だけ(主に何かされた側)怪人に利用されるパターンが多い気がするんですけど、今回二人ともデッドマンズに利用されてた(片方はバイスが唆しましたが)のは見てて新鮮でした。1話に2体怪人が出てくるのもなかなか贅沢だなあと。

ただ、和解するまでの展開は雑だったかなって感じます。もしかしたらバイスタンプで生み出したデッドマンが倒されると、その宿主だった人間の中の悪意も浄化される設定なんでしょうか。それなら納得なんですけど。

そういえば更生施設で治療が必要ってことは麻薬とかライダーで言うとガイアメモリと同じ扱いになるんですかね、バイスタンプって。

 

 

さいごに

 次回予告では電王っぽい新フォーム出てましたが、これもなかなか完成度高そうで楽しみです。ではまた!

 

 

 

仮面ライダーリバイス第1話「家族!契約!悪魔ささやく!」感想

 期待と不安の中迎えたリバイス初回。毎年初回ってこんな感じでそわそわしながら見ていますが、今年は希望の持てる第1話だったんじゃないかと思います。

 

分かりやすいストーリー構成

 30分番組という正味20分強の限られた時間の中で、どういう世界観なのか、主人公はどういう人でどういう立ち位置なのか、主人公の目的は何なのかという要素がきちんと盛り込まれ、三幕構成もしっかりしていて見やすかったというのが率直な印象。

今回で言うと、
設定:バイスタンプの起源となる謎のスタンプの発掘シーン、デッドマンズのアジトでの人々を扇動するシーン、フェニックススカイベースのシーン、銭湯・夕食のシーン(一輝や家族、常連客のキャラ紹介、バイスの認識)、死刑囚からデッドマンを生み出すシーン
対立:フェニックス分隊長任命式でのデッドマンズ出現と襲われる人々のシーン
解決:悪魔との契約をしてリバイスに変身しレックス・デッドマン、マンモス・デッドマン撃破するシーン、リバイスドライバー返却シーン
という感じ。それぞれのパートで描きたいことが明確で、流れも自然なので違和感なく見られるのが素晴らしい。

やっぱり第1話って主人公をどう描くかがかなり重要になってくると思うんですけど、一輝は銭湯での常連客との触れ合いや家族との団らんのシーンで主人公の人当たりの良さや明るさが分かるし、フェニックス分隊長任命式でデッドマンズが出現したときも率先して避難誘導しているところから、正義感の強さも伺える。そして銭湯を自分の守るべき場所としてして強く意識している一方で、大二との風呂での会話で発覚したサッカー選手の夢を諦めた過去という影の一面も持っている。もしかしたらこの辺りはバイスが生まれたこととも何か関係があるのかもしれないという想像も捗る。
やっぱりスッと頭に入ってくる話だと見てて楽しいですね。

 

バイスドライバーとリバイスの有資格者

 簡単におさらいすると、まず50年前に中南米で謎のスタンプが発見された。そして30年前にジョージ狩崎の父親(故人)が人間の中に潜む悪魔を分離することができるバイスタンプを発明。デッドマンズがそれを悪用しようとしたためジョージが対抗策として、人間の体内に潜む悪魔に人間の体内に眠る生物種の遺伝子の記憶をミックスして能力化するシステムを完成させた。それがリバイスドライバー。

これまでの多くの仮面ライダーの例に漏れず、このリバイスドライバーも誰でも変身できる訳ではないようで、実際ジョージに「君では悪魔を飼い慣らせない」と忠告されたフェニックスの司令官(門田ヒロミ)は変身を試みるも失敗し、その上レックス・デッドマンを解放してしまう。
ただ「限られた人間しか変身できない」と説明するだけではなく、じゃあ実際無資格者が変身を試みたらどうなるのかまで描いて視覚的に理解させるところが良いなあと。

そんなリバイスの有資格者、元々選ばれたのは大二で、実際ドライバーとバイスタンプを手にするところまでは至っているのですが司令官が変身失敗しているのを目の前で見ているのもあってか変身をためらってしまう。そこで後述の通り結果的には一輝が変身することになる訳ですが、一輝が変身できたのは大二が元々有資格者で、その血の繋がりがある兄だから遺伝子的に一輝も有資格者だったと考えるのが自然でしょうか。

 

命の危機に瀕した状況において危険な橋を渡る決断ができた者とできなかった者で、未来が変わってしまったこの兄弟。大二にしてみれば、元々は自分がリバイスの有資格者だけどあの瞬間決断できなかったのは自分の責任ではあるから一輝を恨むのは筋違いだし、かといってフェニックス所属の一輝のサポーターとしてのポジションは自分の中でモヤモヤしする部分はあるだろうから難しいところですね。
制作発表会見のときに日向くんは変身する宣言(決定事項)をしていたので、この感情をどう乗り越えて仮面ライダーになるのかは気になるところではあります。

 

それはそれとしてフェニックスという組織、なんとなく裏で非人道的なことやってそうな気はする(偏見)。

 

一輝の変身経緯、悪魔との契約

 仮面ライダーをはじめヒーローは「どうやって(どうして)主人公はヒーローになったのか」というところが重要な訳ですが、番組の触れ込みにもあった「悪魔との契約」が名前だけじゃなくちゃんとその体を成しているのは良かったなと思いました。

一輝の場合、今回変身したのはあくまで目の前で襲われる大二、さくら、幸実母ちゃんといった大切な家族たちを守るためであり、命の危機に瀕した状況でやむなくバイスの誘いに乗るしかなかったという状況。映画やセイバー増刊号、そして今回と結構コミカルな描写が目立つバイスですが、実体化直後に(実体化前は夕飯のときも)幸実母ちゃんを食おうとする怪物としての一面も見せており、そんなバイスを一輝がリバイスドライバーを使うことでなんとか制御しているギリギリの綱渡り状態。
バイスからしたら悪魔なので当然人より腕っぷしは強いけど一輝が死ねば自分も死ぬ一心同体で、一輝がいないと実体化もできない。一方で一輝もデッドマンズと戦うにはバイスの力が必要だけど、下手すれば人をも食ってしまうかもしれないこの一見コミカルな悪魔を制御しなければならない。まさに悪魔をもって悪魔を制す、悪魔との契約。なのでバイスのコミカルさと危うさを今後どう扱っていくかでこの作品の評価はだいぶ左右されそうな気がします。バイスの生まれた経緯やなぜ一輝にだけ見られるのかなど、話を広げる要素はあると思うのでうまくやってほしいですね。

バイスドライバーの使い方についても、一輝は前述の通り司令官が変身しようとしているところを見ていたのでスタンプを押すところまでは把握していて、それ以降の動作はジョージが教えているのも芸が細かい。欲を言えばジョージには1号の変身ポーズとるよりは最後のスタンプ倒すところの動作をやってほしかったけど(多分あれだと一輝が直感的に理解した感じになってる)

そしてリバイ&バイスの戦闘ですが、建物や壁をぶっ壊しながら戦う様はとても派手でした。二人が合体する必殺技も今日見られるのかなと思いましたが来週までお預けっぽいですね。
ラストでは一輝がリバイスドライバーも返却しているのが個人的に好印象。上述の通り今回はあくまで緊急事態でやむを得ず変身しただけですからね。ここから次回以降、一輝が仮面ライダーとして戦う決意をどういう形でしていくのか楽しみです。

 

それにしても、最初から周囲(アギレラがテレビカメラどうしたのか不明なので多分家族と常連客、フェニックスくらいだけど)に正体バレしてるライダーというのもなかなか珍しい。

 

デッドマンズ

 デッドマンズの3人はそれぞれ外見からしてとても特徴的でインパクトありますね。
「私は誰でもない。君たちもそうだ。誰でもない。」
「我慢は終わり、悲しみも終わり、見せかけの幸せも終わりだー!」
「生贄を集めて、人間の体の中の悪魔を解き放って、この世のくだらない秩序を破壊しちゃう。全てはギフ様の復活のためだよ!」
言葉巧みに人々を扇動する様子はまるでカルト宗教のよう。


ジョージの言葉からすると彼ら自身は人間のようですが、どういう経緯でデッドマンズ結成に至ったのか、ギフとはどういう存在なのか、気になるところが満載で今後が楽しみです。
何よりアギレラ様超かわいい。グラシアス、デッドマンズ!

 

 

さいごに

 バイスが第四の壁を超えて視聴者に話しかけてくるところはあんまりやりすぎると物語への没入感が薄れるので多少心配な点ではあるんですが、TTFCの望月Pと脚本家の木下さんのオーディオコメンタリーで木下さんが「第四の壁は一歩間違えば物語をぶっ壊す」という趣旨のコメントをされてたので、その辺はうまくバランスとってくれると信じてます。
また、「目の前で起きていることを簡単に信じないように!」とも言っていたので、一輝のサッカー選手の夢の件とかフェニックスという組織とかは個人的にちょっと怪しんで見てます。
また来週に期待!

 

 

 

仮面ライダーセイバーという作品を振り返って

 ついに仮面ライダーセイバーの放送が終了したということで、昨年のゼロワンに引き続き今年もセイバー全体の振り返りをしていきます。

結論から言うと、個人的にセイバーには終始ハマれない1年でした。毎週の感想でも気になった点を書いてきましたが、それも踏まえて改めてセイバーという作品に対して率直に思ったことを整理していきたいと思います。

 

1.不自然な展開や人物描写が多い

 セイバーはストーリー展開や人物描写において首を傾げてしまうところがかなり目立つ印象でした。全部挙げていくときりがないので特に気になったところを取り上げていきます。

(1)場面転換が雑

 編集の仕方なのか分かりませんが序盤は特に場面転換が雑でした。例えば、

  • 第2章:飛羽真と芽依がブレイズの戦いに感激するシーンから一瞬メギド側のアジトのシーンが映った後いきなり飛羽真が避難誘導→変身するシーンになっていたり、芽依が倒れてブレイズが「大丈夫、息はあります。連れて戻りましょう」と言った後連れて帰る描写がなくすぐソードオブロゴスでのソフィアとの会話シーンになっていたりしている。
  • 第5章:倫太郎と芽依が異変の始まりに現れる虹色の泡の調査に行く次の登場シーンでは急にガラポンを回してたり、その後の登場シーンでは急にずぶ濡れになっていたりしている。
  • 第6章:前回の最後は倫太郎と芽依がズオスとデザストに遭遇し襲われるところで終わっていたのに、今回の倫太郎と芽依のシーンはなぜか逃げるズオスを追っているシーンからになっており、倫太郎も芽依も服装が変わっている。さらに、前回の最後はデザストも一緒にいたはずなのになぜか消えている。

といった感じ。視聴者に世界観やキャラを覚えてもらう段階でこういう雑な場面転換をしていると、視聴者を置いてけぼりにする一方なんですよね。。。

 

(2)早すぎる絆展開

 第8章では、キングオブアーサーの力を引き出すことばかり考えていた飛羽真が、仲間という信頼できる力を既に持っていたことに気づきシナリオを書いて(作戦を立てて)
ソードオブロゴス3人と連携してメデューサメギドを倒すという流れがありました。
そもそもこの絆展開をやること自体時期尚早だと思いますし、100歩譲って倫太郎や賢人とこの展開をやるのはそこそこ関係性ができていたり幼馴染だったりしたからまだ分からないでもないんですけど、蓮はそんな仲良くなる描写がなかったのにあそこに参加してるのすごく違和感があったんですよね。ただ淡々とイベントを消化しているだけなんだなっていうのを露骨に感じてしまう。

 

(3)学習能力のない賢人

 第13章では、この前の回で賢人がカリバーにやられて生死不明状態で終了→ベッドに横たわる賢人→脱走して戦場へっていう流れを描いていましたが、これって前回の倫太郎と全く同じなんですよ。
抜け出してきた結果賢人がやったことって無策でカリバーにまた特攻しに行っただけで何がしたかったのか謎だし、これじゃ賢人が完全に学習能力のない奴みたいに見えてしまう。
この辺りの話だと他にもこの賢人のベッドからの脱走のくだりが本編とスピンオフで違ったり(TTFCで公開中の「東映プロデューサーチームスペシャル座談会」内でも言及されている)、前回最後に意味ありげに賢人のそばにいたタッセルとユーリは傍観してただけっぽくて何しに来たのかよく分からなかったりと雑な箇所が目立ちます。

 

(4)上條がメギドと手を組んだ理由

 上條が出演していた時期は序盤なのもあり出す情報を絞っていたのかもしれません。しかし後々の展開を踏まえて改めて振り返ってみても、隼人を斬ったり自分がカリバーになったのはともかく、メギドに仲間入りした理由だけはさっぱり分からない。
本編中では「力が必要だったからメギドと手を組んだ」という趣旨のことを言っていましたが、「メギドと組む=力を得られる」保証はないし、ましてや人々に危害を加えることに加担していい訳がない。力が必要だという理由ならソードオブロゴスに残った方がまだ建設的でしょ。
上條は視聴者に「間違ってはいたけど、あの状況じゃこういう道を選んでも仕方ないよね」と思わせる理屈がないんですよ。ソードオブロゴスの剣士は信じない癖にメギドは信じちゃうってどういう了見なんだと。

 

(5)あっさり仲間割れする剣士たち

 (2)でも書いたように第8章で絆展開をやっておきながら、玲花に唆されただけであっさり仲違いするソードオブロゴスの面々は理解に苦しみます。この時点での玲花は急に現れたサウザンベースからの使者っていう胡散臭い立場でしかないのに、そんな人の言い分にも負けてしまうくらいの信頼しかない飛羽真人望なさすぎだろ...倫太郎ですら「君も...メギドの仲間に」とか言い出す始末で、あの絆展開はなんだったのか...見てて本当にがっかりしました。
また、そこから再び飛羽真の仲間に戻っていく過程でノルマかのように毎度毎度手合わせと称してチャンバラしだすのも意味が分からなかった。大秦寺に至ってはメギドが出現してるその場でユーリと手合わせしようとするし正気とは思えない。

 

(6)奇跡の超パワー乱用や理屈のぶん投げ

 本当セイバーこれが多すぎるんですよ。ドラゴニックナイト登場回もそんな感じですし、バハトの退場、刃王剣十聖刃の誕生経緯、マスターロゴスの他の剣士の体を操る能力発現、4賢神との戦い、急に大人化するルナ、上條やソフィア、デザストのカリバー・ファルシオンへの変身(聖剣に選ばれた者しか変身できないはず)、最終章のストリウス戦以降の流れ(ユーリの復活含め)もそう。ファンタジー路線であることを言い訳に理屈をほぼほぼぶん投げている。
ピンチになっても「どうせまた奇跡の超パワーで解決するんだろ」と思ってしまうので、緊張感が全くないんですよね。

 

(7)飛羽真の魅力の無さ

 これも致命的ですね。まず小説家設定があるのにその姿がほとんど描かれず、なんならコラボ回や映画(スーパーヒーロー戦記)の方がその設定ちゃんと使ってるくらい。第46章で「俺は...英雄なんかじゃない!ただの小説家だ」という台詞もありますが、小説家かどうかも怪しいレベル。「文豪にして剣豪」って言いたいがためにとってつけたような設定にしか見えない。

また、飛羽真という人物にもこの1年を通しての成長がみられない。何か挫折してそれを乗り越えた訳でもなければ最初から人間的に魅力がある訳でもなく、「約束」や「ルナ」、「物語の結末は俺が決める」といったワードをbotのように連呼するばかりで中身が伴っておらず非常に薄っぺらい。(5)でも述べたように困ったことがあれば何でも奇跡の超パワーで乗り切ってしまう典型的ななろう系主人公。

少なからず演者の文春報道もイメージ低下の一因ではありますが、それを抜きにしても愛着を持つだけの要素がなさすぎるなあと。

 

(8)メギド3幹部の差別化ができていない

 まず外見からして、メギド3幹部は髪色や衣装にこれといって特徴があるわけでもなく似たり寄ったりですごく見分けがつきづらい。

かといって内面的な部分とか行動で3人のキャラが描けているのかというとそういう訳ではなく、ズオスとレジエルは2人とも沸点が低い粗暴なだけ、ストリウスはアジトで「ククク…」って言ってるだけ。マスターロゴス出てからはそもそもこの3人出ない回もあったし。こんなんで人気出る訳ないでしょ。

その上レジエルとズオスはろくにキャラづけもできないままエレメンタルプリミティブドラゴンやタテガミ氷獣戦記の噛ませ犬として退場させられるんだから酷いもんです。

あと結局メギドってどういう存在で何がしたかったん...?メギドが人を襲う、人がメギドにされるっていう悪役としての記号的なもの以上の意味なかったよね。とりあえず設定しました感がすごい。

 

2.肝心なことを本編でやらない

 先程述べたこととも関係してくるんですが、セイバーは肝心なことを全然本編でやらない。本編が重要な内容で詰まっていて載せきれなかったとかではなく、今こんなことやってる場合じゃないだろという内容は本編で尺とってやるのに肝心なところは本編外に飛ばすのだからたちが悪い。
例えばそもそも物語の根幹となるワンダーワールドや全知全能の書、ルナ、ワンダーライドブックや聖剣周りについては本編ではろくに説明されない始末。特にこの回とか本当に酷いですよ。

www.kamen-rider-official.com

「もはや「知らなくても問題ない」とは言い切れないほどの超重要設定についに踏み込み、」って言っちゃってますからね。自覚してんなら本編でやれと。なんでみんながみんな公式サイトを毎回巡回すると思ってるんだか。
制作陣には「テレビ本編を見てちゃんと理解できるものを作る」という考えはないのかな。

 

3.エモさの押し売り

 公式サイトでもやたら乱用されていた「エモい」という言葉。賢人一時退場時にしても、蓮とデザストにしても、フィーチャリングセイバーにしても、カリバーに変身するソフィアにしても結局制作陣だけがエモエモ言ってるだけで、エモいと言っているシーンそれぞれに積み重ねが全然ないのでエモさの欠片もないんですよ。特に蓮とデザストの絡みはその傾向が強い。
まずデザストがなぜ蓮に興味を持ったのか。その描写が本編では描かれずTELASAのスピンオフで描かれている時点でどうかと。本編見てるだけだとなんのこっちゃという状態になってしまうのはいくら何でも説明不足すぎる。
そしてデザストと蓮が行動を共にする目的や理由も不可解。デザストは蓮と行動を共にして何がしたかったのか、急に人を殺すのを止めて蓮につきまとい助言するようになったのにはどういう心境の変化があったのか、実際デザストと蓮は行動を共にして具体的にどんなことをしてきたのか。これらの点を何も描かずに一緒にカップ麺食べてるシーンくらいしかろくにやってこなかったので最後のデザストvs蓮も全然響いてこないんですよ。
それに、そもそもデザストって上條をはじめ先代剣士たちを殺している紛れもない敵なのにそれを「デザさんぽ」という本編外のオフショットが話題になったのをいいことに、まるでオーズのアンクや電王の味方イマジンの一人かのような扱いで良い奴風に見せようとしているのは違和感の塊でしかないです。

結局これまでのライダーがやってきた展開の劣化コピーでしかない、積み重ねのない中身のない展開じゃエモいとは言えないんですよ。

 

4.フォームの扱いの雑さ

 まずソードライバーの変身ギミックについて2点ほど。1つ目に、ソードライバーの一番の特徴って3冊挿せるところだと思ってるんですが、3冊挿しフォームは序盤に少し出たきりでほぼ死に設定、その後はデカいライドブックでスペースを埋めてしまう新フォームの乱発というベルトの特徴全否定はどうなのよっていう。だったら最初から3冊挿せる構造にする必要ないよね。。。
2つ目に、ソードライバー系のライダー全般に言えますが、めっちゃ長いはずの聖剣が変身シーンになった瞬間急に短くなってるのも、ベルトに刺すという構造にしている関係上しょうがないといえばしょうがないけど未だに商品考えるときにおかしいと思わなかったのかと感じる。

次に劇中での扱いの話。
三冊フォームについては上記で述べた通り、キングオブアーサーは言わずもがな、フィーチャリングセイバーも1回のみと使い捨てのフォームの多いこと多いこと。特にクロスセイバーの派生フォームであるクリムゾンセイバーとフィーチャリングセイバーなんてデザイン的にも能力的にもクロスセイバーとの差別化がほぼできていないし、出す意味あったのか甚だ疑問。
それだけにとどまらず、これは先ほども書いた不自然な展開とも関連しますが

  • 第14章:ドラゴニックナイト登場回の次の回で、キングライオン大戦記を活躍させたいがために露骨にドラゴニックナイトを使わない
  • 第22章で全力で来いと言われているにも関わらず、ブレイブドラゴンで挑む飛羽真。
  • 第34章:前々回に初登場したばかりのタテガミ氷獣戦記がファルシオンにボコボコにされる。
  • 第35章:唐突に現れるエモーショナルドラゴン。
  • 第37章:マスターロゴス(ソロモン)と戦うときのカリバーがなぜかジャアクドラゴン
  • 強化フォームであるエックスソードマンより剣形態だったり最光シャドーの状態の方が小回り利くのに頑なにエックスソードマンを使う最光

というように、明らかに違和感を覚えるような扱いが目立つのもモヤるポイント。

 

5.石田監督の悪癖

 セイバーの中でも特に石田監督回だと総じておかしな演出になっていることが多いんですよね。
例えば、
第7章:芽依ちゃんがズオスに殺されそうになってるシーンで、芽依ちゃんにギャグ描写をさせる。
第15章:キングライオン大戦記の変身シーンで芽依ちゃんにギャグ描写を挟み込ませる。
第20章:戦う気がなく棒立ち状態のユーリを芽依が介護変身(パカッ!パタッ!と言いながらまるでおもちゃで遊ぶときのような変身)させたり、ユーリが自転車に変な乗り方しているところ、芽依が爆発に巻き込まれた一連のシーンなどのギャグ描写連発。

第40章:フィーチャリングセイバーがとどめを刺すときの謎の芽依キック。
第41章:あの状況で入れる必要性を全く感じないのに強引にねじ込まれる流しそうめんシーンを入れる。
といった感じで全体的にふざけるべきじゃないところでふざけてたり、やたらとオーバーリアクションや絶叫させる演技が演出が目立ちます。
もうこういう演出止めない限り石田監督には関わってほしくないなというのが正直なところ。

 


とまあここまでいろいろ書いてきましたが、

セイバーは「一見それっぽいことをやっていれば面白いと思える」人向けの作品なんだなって感じました。


もう言えることはただ1つ。

バイス、頑張れ!

 

 

仮面ライダーセイバー増刊号「新たなページが、開くとき、」感想

前回分はこちら。

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神代凌牙の謝罪と玲花のジェラシー

 倫太郎とシャークさんの立ち会いのシーンは「お兄様は不器用だからこういうやり方しかできない」ということでまあ一旦置いとくとして、シャークさんが倫太郎に対し面と向かって謝罪したところは良かったと思う。てかこれ本編中にやっとけよ...マスターロゴスから離反後なし崩し的に共闘してたのはなんかスッキリしなかったし。
玲花は玲花で芽依ちゃんへのジェラシーがヤバい。てか今までシャークさんと芽依ちゃんの恋愛描写なんてなかったのに急に生えてきたの...

 

ゲストの女の子

 今回ゲストで登場した幼馴染三人組の女の子、つんざくような声で発する言葉全部に濁点ついてるような喋り方で聞き苦しかったのが正直なところ。多分また石田監督が演技指導でなんか言ったんだろうけど。ここ以外にも相変わらず石田監督のSE多用するギャグ演出くどかったし。

 

バイスとのコラボ

 なんかセイバー組とリバイス組の絡みがすごくあっさりしてたなというのが率直な印象。リバイ&バイス、セイバー&エスパーダそれぞれで戦ってて共闘という感じでもないし、謎にユーリだけバイスが見えてたりするし、わざわざコラボさせた意味ある?って感じだった。


「僕の家族になってください」

 倫太郎がこの台詞言ったときCM挟まない方が良かったよなあ。どう見ても流れぶった切ってるし。その癖引っ張った割に芽依ちゃんが鈍感な回答してその後の経緯が描かれなくてすげーモヤモヤする。この二人は普通にくっつく流れを見せてほしかった。元々最終決戦前にこの戦いが終わったら聞いてほしいことがあるって言ってたのに、作中で1年経過したこのタイミングでこんな展開見せられるのかよ。。
今回の倫太郎は戦わないしずっと芽依ちゃんにくっついて告白失敗しまくるしで全然良いところがなくて本当可哀想な扱いだった。

 


まあこれでセイバーも放送としても遂に最終回を終えましたね。この1年長かった。。。
セイバー全体振り返りの記事も近いうちに上げたいと思ってます。

 

 

仮面ライダーセイバー最終章「終わる世界、生まれる物語。」感想

前回分はこちら。

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賢神たちの退場の雑さ2

 先週の感想でも書きましたが、残る1体の賢神もあまりに倒し方が雑すぎる。なんで実力が拮抗している訳でもなく圧倒的に賢神に押されているのに、猿飛忍者伝とランプドアラジーナのワンダーライドブックを交換しただけで逆転して倒せているのか意味が分からない。こんな雑な倒し方させるなら最初から賢神を全盛期以上の実力で復活させたとか設定盛るなよ...
公式サイトにもこの件について長々と書いてありますが、結局これって無茶な設定作ったことで渡辺アクション監督を困らせただけだろ。「かっこよく見応えたっぷり」なことと「説得力を持たせる」ことは決してイコールではない。

 

44章の四賢神/ロード・オブ・ワイズたちの初登場の際に大秦寺のセリフでも少し触れられていました“剣技はすべて賢神たちが生み出したもの”という設定。その賢神たちを倒すにはどうしたらいいのか…。普通の剣技で倒してしまうと設定から説得力を持って視聴者の方は見てくれないだろうと…。
そこで渡辺アクション監督が苦心して、熟考に熟考を重ねてそれぞれの戦い様を考えてくれました。
剣斬とスラッシュのペアでは、スラッシュの銃撃の援護を受けつつデザストから譲り受けたライドブックと必殺技・カラミティストライクを放って撃破。
バスター・スラッシュのペアではスラッシュはバスターの装甲の強さ、尾上の覚悟を信頼してバスターごと必殺砲を打ち込み、
サーベラ・デュランダルのペアではあえて相手の技の餌食になり、身動きを止めたところを折れた時国剣で突き刺して命からがら倒すことに成功。
そしてエスパーダ・剣斬が見せた戦いでは自分の磨いてきた技ではなく、研鑽しあい知り尽くした相手に変身アイテムとなるブックを預けて、信頼の上に成り立つ強力な技を繰り出しました。
どれもかっこよく見応えたっぷり!!

 

仮面ライダー公式ポータルサイト KAMEN RIDER WEB」より引用。

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穴から上がってくる飛羽真

 前回ストリウスに落とされた穴から上がってくるときの飛羽真の絵面があまりにシュールすぎる。完全につり革に掴まってる人じゃないですかあれ...

 

生身で止めに入る倫太郎と賢人

 倫太郎と賢人が生身でストリウスを止めに入るシーン、思いっきり聖剣の刃の部分素手で触ってるんですけど、誰かおかしいと思わなかったのあれ...しかも散々セイバーを圧倒しているストリウスがなんで生身の人間2人に抑えられてるのかも分からないし。
変身後に、セイバーがワンダーオールマイティーライドブックで戦ってるときにブレイズがライオン戦記、エスパーダがランプドアラジーナで戦ってるのも、完全に「初期フォームで戦った方がエモいだろ」というだけなのが見え見えで、そこに何のロジックもなくて見てて興醒めでした。ラスボス相手に最強フォーム使えるのに初期フォームで挑むってどう考えても舐めプ以外の何物でもないでしょ。

 

崩壊する世界の復活

 元々世界の終わりは全知全能の書に記されていて、ストリウスを倒そうが倒すまいがその結論は変わらないという話だったと思うんですが、なんで世界は救われてるんでしたっけ?と思っていたら最終回まで公式サイトにいつもの言い訳がましい解説が書いてありますね。

 

物語を失い消滅してゆく世界が、人々が心に抱いた「大切な物語」で満たされたことで崩壊を防いだように、飛羽真自身も「ワンダーストーリー」を書きあげることで新たなワンダーワールドを構築し、再び世界の安定を取り戻したのです。

 

仮面ライダー公式ポータルサイト KAMEN RIDER WEB」より引用。

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えっと...そんな簡単に全知全能の書の内容を捻じ曲げられるの?ワンダーワールドの守護者になったら現実世界に干渉できないんじゃなかったっけ。飛羽真はラストで普通に現実世界に戻ってきてるし。これじゃ世界を救うためにワンダーワールドの守護者になるか現実世界に留まるか苦悩してたのがバカみたいじゃないですか。
ユーリもなんで復活してるのかも分からないし、マスターロゴスやストリウス、ズオス、レジエル、バハトがなぜ浄化された霊みたいになっているのかも分からない。
話に矛盾が多すぎるし、ピンチもほぼほぼ「そのとき不思議なこと」が起こった!」で解決してるし、真面目に考えるのが馬鹿らしくなる。


一般公募のシーン

 こんなこと言うのも野暮かもしれませんが、あのシーン、子どもと親子のだけ採用した方が良かった気がします...大きなお友達が画面いっぱいに映ってる様はなんというかその...ねえ。。。

 

来週は増刊号という名の特別編がありますが、本編としては今回が最終回ということで簡単に総括。
率直に言って、本当何もかもが制作陣からの一方通行で、最後まで悪い方向で評価が変わらない作品でした。今回に限っても、上記で上げた点の他にもヒューマギアを紛れ込ませたり、これまで散々飛羽真と会話してたルナに「やっと君を見つけた」と言わせたり等不可解な点は多かったですし、何より本編だけで理解させる気のない構成なのが印象悪すぎる...最終回までこの有様ですからね。

もうちゃんとまとめられないなら高橋Pにはプロデューサーやらせないでほしい。

 

 

 

仮面ライダーセイバー第46章「さようなら、私の英雄。」感想

前回分はこちら。

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次回分はこちら。

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「メソメソするな、顔を上げろ!」

 これは元々芽依ちゃんがメギド化したときに倫太郎に言われた言葉が由来だと思うんですが、この言葉ってあれはメギドから分離できるセイバーとブレイズがその場にいたからこそ響く言葉で、その背景を何も知らないかつその場でルナの直接的な力になれる人がいない状態でルナに言ってるのはちょっと疑問でした。あれじゃただの当たりの強い人だよ。。。

 

「俺は...英雄なんかじゃない!ただの小説家だ」

 ストリウスに飛羽真が言い放ったこの台詞。飛羽真って小説家としての描写がほとんど描かれてこなかったからこの台詞に何の重みも感慨深さも感じないんですよね。
過去の作品だと似たような台詞に仮面ライダーアギトのG3-X氷川誠が地のエルに言い放った「ただの...人間だ!」という台詞がありますが、あれは「ただの人間なのにあかつき号から一人で乗客を救い出す」「ただの人間なのにG3装着者としてアンノウンに打ちのめされても決して逃げなかった」「ただの人間なのに暴走の危険のあるG3-Xの装着にも挑む」「ただの人間なのにG3-Xでアギトのシャイニングフォームでも苦戦する地のエルと互角に戦う」といったように1年かけてその言葉に足る説得力を持たせてきた。
だからこそあの台詞も、その直前に小沢さんが言った「彼を誰だと思っているの?彼は氷川誠よ...決して逃げたことのない男よ!」も名台詞として記憶に残る訳で。
これまでちゃんと人物描写をしてこなかったツケがこういうところにも出ているんだなって感じるワンシーンでした。

 

賢神たちの退場の雑さ

 前回剣斬に倒された賢神は、剣斬の使った技が剣士の技ではなくデザストの技だったので剣士達の剣技を作り出した祖である賢神でも対応しきれなかったという形で納得できるんですが、今回倒された二人については終始モヤモヤしてました。
まず、尾上・大秦寺の年長組。途中まで賢神側が圧倒しているのに、スラッシュが必殺技を撃とうとしている裏でバスターが賢神を羽交い締めにしようとしたときにほぼ抵抗してないのは何で?その上、クロスセイバーを圧倒するレベルの賢神がスラッシュの必殺技1回で倒されるというのも釈然としない。
そして神代兄妹の方も、あんなに賢神の方が圧倒してたのに玲花が生身で時国剣界時の片割れをぶっ刺しただけで倒されるっていうのが意味わからん。

完全に「年長組が敵幹部を倒す」「神代兄妹が敵幹部を倒す」やりたかった展開のご都合主義的に倒された感が強くてすごくモヤモヤしました。

 

 


今回は石田監督の悪癖が出てないという意味では少しまともな回だったかなと思う一方で、本筋がほとんど進んでないんですが、これで来週本編終わるの?
ユーリが光あれ!してたっぽい描写があったので死にかけの剣士たちは復活して戻ってきそうですが。

 

 

仮面ライダーセイバー第45章「十剣士、世界を賭けて。」感想

前回分はこちら。

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ソフィアのカリバーへの変身

 今回唐突にソフィアが「私も戦います」と前線に出てきてカリバーに変身し戦ってましたが、ソフィアはなんで変身できるんでしたっけ?そもそも仮面ライダーに変身するには、聖剣に選ばれる必要があるという設定があったはずで、ソフィアに関してそんな描写はどこにも見受けられません。世界を繋ぐ存在の模造品として作られた存在だから聖剣に選ばれなくても変身できるとかこじつけでもそういう説明があった訳でもないし。ただただ頭数合わせるために変身させられた感が強い。。
まあそういう意味ではデザストがファルシオンに変身してたのも同様なんですけど。何しれっと変身しとんねんっていう。

あと、シミーとの戦闘後にソフィアの体が消えかけてたけど人工生命体としてもう寿命が来ているんだろうか。

 

4賢神との戦い

 いわゆる「ここは俺に任せて先に行け」展開。これをやるの自体は良いと思うし戦闘アクションの画的にも格好良い部分はあったんですが、どうしても気になるところがちらほら。


①ブレイズとエスパーダの舐めプ
賢神って現状最強格の相手で様子見なんてできる敵じゃないと思うんですが、なんでブレイズは最初ライオン戦記で、エスパーダは剣斬と共闘するときランプドアラジーナで戦ってたんですかね?セイバーや、セイバーは最初からクロスセイバーで戦っているだけになおさら違和感を覚える。

 

②蓮のカラミティストライク
カラミティストライクはソードオブロゴス由来の技じゃないから賢神にも見切られないっていう発想自体は良いと思う一方で、これまでも散々言ってきた通り蓮とデザストの関係性の積み重ねには違和感を覚える部分が多くてこのシーンもエモいとは思えないのが正直なところ。

 

③一般通過忍者ボーイ
大秦寺に先に行けと言われて蓮が倫太郎&尾上、神代兄妹が戦っているところをそれぞれ走り抜けるシーン、どう見ても撮影に映り込んでしまった一般人みたいにしか見えなくて爆笑してしまいましたwもう少し撮り方なかったのかあれ...
それはそれとして、走り抜けた先で賢人と共闘したときに「足を引っ張るなよ」と賢人に軽口を叩けるようにようになってたのは蓮というキャラとして少し成長を感じました。

 

既定路線だった世界の終わり

 全知全能の書に世界が終わることまで全て記載されていて、今まで起きた出来事は全て全知全能の書に記載されていることの範疇に過ぎないという事実が今回明かされた訳ですが、話としてどう畳むつもりなのか不安が大きくなってきました。
飛羽真以外剣士みんな死ぬけど飛羽真が新しいページ書いて新世界作ってみんな復活っていう近年擦りまくったような展開はマジでやめてほしい。

 

 

今回の話を見ててもやっぱりセイバーって、これまでの作品でエモいと言われた要素を考えなしに突っ込んだ感が強いなって感じがします。

 

 

 

仮面ライダーセイバー第44章「開く、最後のページ。」感想

前回分はこちら。

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 最初に、先々週の特別編についても少し触れておきます。正直、これまでのセイバーのどの回よりも面白かったです。本編のどの回よりもコラボ回の方が面白いというのも酷い話だとは思いますが、描かれるキャラがある程度絞られていて見やすかったし、飛羽真も小説家してたし芽依ちゃんのテンションもまともで話としてもまとまってた。それと同時に、尾上や大秦寺、蓮っていなくても普通に話が成立するなと思ってしまってまた何とも。。

さて、今回の話に移ります。

 

仮面ライダーストリウスと操り人形の賢神

 前回(3週間前)に黙示録と始まりの5人の力を手に入れたストリウス。まず前回ラストと今回冒頭繋がってなくない?あの後普通に帰ってきたの?彼らは。あとソロモンもそうだったけど仮面ライダーストリウスは見た目からして流用感が強すぎて悲しくなる。


そんなストリウスに操り人形として無理矢理蘇らされた4人の賢神たち。ここで出してくるんだったらもっと前から名前だけじゃなくてちゃんと出しとけよと思います。せめてマスターロゴスにやられるときの描写だけでも。
本編を見て入ってくる情報だけだと、視聴者からしたらいきなりゾンビ同然で賢神を出されてる状態でその強さやソードオブロゴスの剣士たちの彼らに対する認識に共感できないし、ストリウスが「全盛期以上の力を与えた」というとってつけたような一言は言っているものの、「まだソロモンに変身できないときのマスターロゴス一人にやられた人たち」程度の認識しか持てないんですよ。もっと言えば賢神という存在を認識できていない可能性すらある。
その上変身体も全部スーパーヒーロー戦記アガスティアベースの衛兵の流用みたいだし、公式サイトにはその手抜きで用意されたスーツのことを嬉々として書いてますが、そんなこと嬉しそうに書くことじゃないでしょうよ...

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尾上妻の登場

 尾上の奥さんである春香はスピンオフの漫画では登場していたので本編に登場すること自体に異論はありませんし、演じる女優さん(中島亜梨沙さん)も雰囲気がぴったりで良いとは思うんですが、Twitter等でコメントを見ていると尾上妻が健在であることを知らない人が結構いたので言葉だけでも尾上妻が健在であること(今回海外から帰国した旨を話していたので、尾上とそらの会話や、別の剣士たちとの会話の中でそこに触れるとか)を遅くとも中盤までには一度示しておくべきだったのかなと思います。
この感想でも度々似たようなことを言っていますが、みんながみんなスピンオフまで追っている訳ではないので、本編だけ見ていても違和感なく見られるようにする必要があると思うんですよね。

 

ルナの大人化

 ルナが飛羽真、賢人と再会するくだり。あれなんだったんですかね?ルナがフラフラ歩いて飛羽真や賢人と再会したかと思ったら急に寸劇始めてルナが急に大人化する。

「何を言っているのかわからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった…」
ポルナレフ状態ですよもう。

百歩譲って寸劇はルナに昔の3人のノリを思い出してもらうためのものだと好意的に捉えるとしても、ルナの大人化がなぜ起こったのかが全然見えなくてすごくモヤモヤするんですよ。
あとルナが「飛羽真に会いたいけど、会ったら飛羽真はこの世界から消えて、賢人やみんなと離れ離れになっちゃう」って言ってるけど、この台詞言ってるときもう飛羽真真ん前にいて会ってるよね?
台詞回しから何から、疑問しか湧かないシーンでした。

 


とまあコラボ回がまるで夢だったかのようにいろいろととっ散らかったセイバーに戻った今回。ソフィア役の知念さんが歌う特殊EDをバックに、最終決戦に向かうところで今回は〆。決戦直前の真面目なシーンなんだけど、しれっと混ざる蓮にみんな無反応だったのがちょっとジワジワ来てしまったw
露骨に死亡フラグを立てていた倫太郎と、ソフィアが変身するカリバーはちょっと気になるところですね。

 

仮面ライダーセイバー第43章「激突、存在する価値。」感想

前回分はこちら。

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デザスト退場

 先週書いた通り、案の定お涙頂戴的な「エモい」の押し付けだったなと感じた展開でした。なぜこの展開に納得がいかなかったのか、その理由を改めて考えてみます。

①デザストを良い奴キャラにしようとしている
これまでの感想でも何度か言っていますが、まずそもそもデザストって上條をはじめ先代剣士たちを殺している紛れもない敵なんですよ。それを「デザさんぽ」という本編外のオフショットで人気を得たのをいいことに、まるでオーズのアンクや電王の味方イマジンの一人かのような扱いで良い奴風に見せようとしているのは違和感の塊でしかないです。

 

②蓮とデザストの関係性が希薄すぎる
いわゆる「積み重ねがない」というやつですね。
まずデザストがなぜ蓮に興味を持ったのか。その描写が本編では描かれずTELASAのスピンオフで描かれている時点でまずどうかと。本編見てるだけだとなんのこっちゃという状態になってしまうのはいくら何でも説明不足すぎる。
そしてデザストと蓮が行動を共にする目的や理由も不可解。デザストは蓮と行動を共にして何がしたかったのか、急に人を殺すのを止めて蓮につきまとい助言するようになったのにはどういう心境の変化があったのか、実際デザストと蓮は行動を共にして具体的にどんなことをしてきたのか。これらの点を何も描かずに一緒にカップ麺食べてるシーンくらいしかろくにやってこなかったので今回のデザストvs蓮も全然響いてこないんですよ。本当ただただご都合主義にしか見えない、芽依ちゃんの挿入歌で無理矢理泣かせようとする寒い展開でした。

あと今回の蓮vsデザストの戦闘シーンの見せ方にも謎な部分があります。
デザストと蓮が対峙→いきなり蓮がデザストにとどめ刺されかけるシーンに飛ぶ→CM→ストリウスを探す飛羽真が神代兄妹と合流するシーン→デザストと剣斬が戦うシーンに戻る
という流れになってて、なぜわざわざ止めのシーンを一度挟んだのか。しかもなぜそこからCMを挟んで飛羽真たちのシーンを挟むというワンクッション置いて蓮とデザストのシーンに戻ったのか。見辛くなってるだけでなんの意図があったのか全く理解できません。先週もCM前とCM後の繋がりが明らかにおかしいところがありましたが、こういうのって繋がりがおかしくないかとかちゃんとチェックしてないんでしょうか。

今回のこのデザストvs蓮が良いと思ってる人、マジでどこが良かったのか具体的に教えてほしい。

 

壊れていく神代兄妹

 この兄妹味方化してから露骨にギャグキャラ化しすぎなんですよ。特に玲花は完全にブラコンヤンデレキャラじゃないですかあれ。一般人に聖剣振るうなよ...いくら来週のゼンカイジャーとの合体スペシャルがあるとはいえ、完全にキャラ崩壊させるレベルでギャグキャラ化を加速させ過ぎ。

来週の合体スペシャルではとんでもないキャラ崩壊起こしてそうですね。(本編じゃないので感想は見送りにするかもしれません)

 

ではまた。

仮面ライダーセイバー第42章「はじまる、美しい終わり。」感想

前回分はこちら。

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タッセル退場

 今回タッセルがストリウスに殺されましたが、なんであんな覚悟決まった感じだったんでしょうねタッセル。飛羽真がルナに会うことを受け入れたから、自分が死んでも大丈夫という感じだったんだろうか。それはそれでどうなんだと思うけど。
まだTOBIさんはここでクランクアップではないようなので、今後どういう出方になるのかは少し気になる(あっさり復活は勘弁…)。ユーリが「俺も後でそっちに行く」って言ってたのも不穏だけど、ユーリは普通に最後まで生きてそうな気がする。
てかストリウスはいつまであの聞きづらい喋り方してんの...?

 

シーンの取捨選択

 先週の流しそうめんシーンのところでも言ったけど序盤や中盤ならともかく、この終盤でろくに話が進んでいない状態でソフィアが作ったクソデカおにぎりとか蓮・デザスト組の食べてるラーメンの紅生姜に時間割いてる場合じゃないでしょ。

ワンダーワールドの侵食を止めようとする飛羽真の元にデザストが乱入するシーンもCM前後で繋がってない(CM後はストリウスが来てからデザスト乱入という形になっている)し、本当何考えてるの?

あと大秦寺が「ストリウスがメギドにワンダーワールドと現実世界の境界を食わせてた」件を呟いたときユーリが「どうしてそれを早く言わなかった!」って言ってるけど、ユーリも聞かなきゃ人とメギドの分離のこと話してなかったし人のこと言えるのかと率直に思った。

 

デザストの扱い

 相変わらずデザストをアンクやモモタロスのような立ち位置にもっていきたい感じが見えるんですが、セイバー制作陣は何を根拠にそういう方向にもっていけると思っているのか全く分からないですね。
デザストの目的は謎(強いて言えば好き勝手暴れたいくらい?デザストの生みの親であるストリウスは目的はないと断言してる)だし、蓮とセットで行動させているのもただの話題作りレベルの域を出ないしで視聴者に感情移入させる要素が感じられないというのが正直なところ。

次回予告で蓮とデザスト戦わせてお涙頂戴展開を狙おうとしてるのが余計に「あぁ...」となってしまう。

 

 

 

仮面ライダーセイバー第41章「二千年、綴られた願い。」感想

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流しそうめんシーンの必要性

 今回冒頭の流しそうめんのシーン、どう考えても尺の無駄遣いだしその分本筋の説明に回せよと思うんですが、案の定監督の仕業でしたね。

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楽しげなシーン入れるにしても、会話の中で一笑い入れるくらいでわざわざこのシーンだけで2分近く取る必要はないし、ましてや物語終盤で今回はワンダーワールドの起源について説明する大事な回なんだからなおさら。(まあ今更世界観の説明してんのかよというツッコミはありますが...)

しかもそんなくだりやっておきながらいざ戦うとなったときにブレイズとエスパーダは前回マスターロゴスに操られてダメージが残っているからという理由で留守番。いや、さっきまであんなにはしゃいでただろと。理由付け下手すぎかよ。
やっぱ今の石田監督って感性がズレてるようにしか見えない。

 

ワンダーワールドの始まりと全知全能の書

 タッセルの口からようやく全知全能の書やワンダーワールドについて説明がされました。

  1. タッセルはストリウス、ズオス、レジエル、初代マスターロゴスと一緒に文明の基礎となった技術、物語を人に授ける知識の源を探していた。
  2. 知識の源を見つけ、それに触れると光は一冊の本になった。そして、ワンダーワールドが生まれた。その世界は知識の源そのもの。
  3. タッセルはワンダーワールドに仲間を連れて行ったが、ストリウス、ズオス、レジエルは力に魅入られて全知全能の書の一部を盗み、メギドとなった。
  4. 力を求めて争いが起こったため、世界をつなぐ存在は力を奪われないように全知全能の書をバラバラにし、自らも消滅した。
  5. しかし、争いは終わらなかったので残された全知全能の書を2つに分け、初代マスターロゴスとタッセルで現実世界とワンダーワールドの均衡を守ると約束した。それでも争いは終わらなかった。
  6. 15年前、世界を繋ぐ少女がが現れて飛羽真を選んだ。一方でマスターロゴス(イザク)が月闇剣の能力を利用しルナを次元の裂け目に吸い込ませる。
  7. ルナと会えば飛羽真はワンダーワールドの力を手にすることができる一方、現実世界からは消えることになる。

タッセルの言っていたことを整理するとこんな感じですが、半分くらい第26章で既に言ってたことだし全体的に説明がふわっとしすぎですね。

  • そもそも知識の源って何?
  • 知識の源を見つけたときに映っていたソフィアみたいな人は何者?
  • 「ワンダーワールドは知識の源そのもの」って説明になってなくない?ワンダーワールドが現実世界とどう違うのか、どういう関係なのかさっぱり分からない。
  • 世界を繋ぐ存在とは結局何なのか。なぜ15年前ルナが現れて飛羽真を選んだのか。
  • 2つの世界の均衡を守るとは具体的にどういうことなのか。何をすれば世界の均衡を守っていると言えるのか。
  • ワンダーワールドの力を手に入れるとどうなるのか(デメリットは説明されているのでメリットの方)。

パッと思いついただけでもこれだけ疑問点が出てきます。もっとちゃんと整理して説明してくれよ...流しそうめんしてる場合じゃないよ本当。

 

ストリウスvsデザスト

 世界を終わらせようとするストリウスとまだ世界を楽しみたいデザスト。今回デザストがファルシオンに変身してましたけど、デザストって元々アルターライドブックがある限り不死身だし、わざわざ変身する必要なくない?
あとカリュブディスの攻撃でデザストのワンダーワールドブックにヒビが入るところとか、オーズのアンク的な展開をやりたいんでしょうけど正直キツいっす。。何度も言ってますが、デザさんぽとか蓮と地獄兄弟ごっことかやってなんか許されてる雰囲気作ろうとしてるけど、実態はこれまで数々の剣士を葬ってきた外道なので良い奴ムーブさせて退場は本当にやめてほしい。

そしてなんでストリウスはあんな無理した低音ボイスなの?

 

 

次回タッセルが死にそうですが、マスターロゴスに消滅させられても(再生に時間はかかったものの)生きていたので正直そこまで危機感はないですね。

 

仮面ライダーセイバー第40章「輝く友情、三剣士。」感想

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狙われるルナ

 マスターロゴスがルナを狙う姿は完全に事案でした。こんな無駄に気持ち悪い描き方をして正直何がしたかったのか本当にわからない。まあタッセルがルナに声掛けてるシーンもなかなかにアレですが。勝手に飛羽真の友達名乗ってるし。
そんなルナ、タッセル曰くその正体はワンダーワールドそのものとのことですが、鎧武のサガラみたいなものなんでしょうか。

というかそもそもワンダーワールド自体40話目にしてまだなんなのか説明されてないってのも酷い話。次回ようやくその辺りの話も明かされるんでしょうか。

 

急に生えてきた「剣士の体を操る」能力とマスターロゴスの最期

 今回、マスターロゴスが他の剣士の体を操る能力を使ってましたが、そんな能力があるならなぜ今まで使わなかった?というのが率直な感想。もっと前から使うべき場面あっただろと。本当セイバーってこういうの多いですよね。急に後付け設定出してお茶濁そうとするの。
この能力だって結局勢力図として味方側の剣士が多すぎるから他の剣士たちが味方として戦えない状況を作るために急遽生やされた能力なんだろうなと推察できます。飛羽真には効かなかった理由は説明されないし、この能力をかけられたシャークさんはノルマのように無理矢理「俺を怒らせるな」言わされてて痛々しいし、もういろいろ酷い。

 

そしてマスターロゴスは今回をもって退場。これはまあ想定通りというか、ストリウスやデザストがいる中であんな小物感溢れるキャラがラスボスとか言われたらその方が驚きなので。ただオールアップ報告がまだないのがちょっと気になるところではあります。
そういえば結局最期まで彼をイザクと呼んでくれる人はいませんでしたね笑

 

3剣士の共闘とフィーチャリングセイバー

 今回は飛羽真と倫太郎と賢人の3人の共闘が見どころなのでしょうが、正直ノレるような展開じゃなかったなあ。
劇中で芽依が「最強トリオ復活」とか言ってましたが、これまでこの3人で戦ったことほとんどないし(EDでは毎回3本の剣を重ねる姿が映ってるので刷り込みはあるかもしれませんが)最強トリオという表現には疑問符が。。。明らかにこの中で戦力的に劣るゴールデンアランジーナでマスターロゴスと互角に戦えてるのもよくわからんし。

フィーチャリングセイバーについても、クリムゾンセイバーのときも言ったけどクロスセイバーと全然差別化できてないんですよ。クロスセイバーの時点でソロモンを圧倒してるし、違いといえば魔法の絨毯とライオンを召喚したくらい。
それにフィーチャリングセイバーになるときなんでブレイズとエスパーダは変身解除したの?百歩譲って変身に使ってるライドブックを渡しているエスパーダはともかく、ブレイズは変身解除する理由がまったくないのに。変身解除後ももう一度変身するでもなく飛羽真の横でずっと剣振り回してるだけだし。
挙げ句公式サイトでは「最強にエモい3冊の本」とか「かっこよくならないわけがない!」とか自画自賛しちゃってて本当に救いようがない。。

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そしてまた芽依ちゃんは石田監督のおもちゃにされてましたね。フィーチャリングセイバーがとどめを刺すときのあのキックは川津さんのツイート曰く石田監督の指示によるものだそうで。何度同じ事やったら気が済むんだこの監督...本当川津さんかわいそう。

 

 

 

仮面ライダーセイバー第39章「剣士よ、信じる道を行け。」感想

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賢人の帰還と蓮の求める強さ

 今回ついに賢人が飛羽真陣営に再合流しました。飛羽真たちがやった桃太郎の寸劇で賢人が仲間に戻る流れでしたが、あの寸劇の茶番感もさることながら先週までの賢人とテンション違いすぎて戸惑いの方が大きかったのが正直なところ。復活してから1クールずっと仲間の説得に応じなかったのはやっぱり長すぎた。


ただそれ以上に気になったのが蓮。蓮は「俺が目指す本当の強さが何なのか見極めるまでは戻らない」と言って賢人の説得に応じませんでしたが、これどういう落としどころにするのかという点ですごく不安な要素しかなくて。前回「お前の強さは正義じゃない」という完全にブーメラン発言してた人ですよ?そんな人が最終話までもう残り5話前後のところで本当の強さを見極めるとか言って敵怪人と放浪してる時点で希望なんて持てないです。。なんかもうデザストに情移ってそうだし。
何度も言うけど、デザストは少なくとも剣士を複数人殺してる悪役で、どっかのモモタロスと同列に扱えるキャラじゃないことは忘れないでほしい。

 

神代兄妹の変化

 シャークさんが体を張って玲花とともに、奪われたワンダーライドブックをマスターロゴスから取り戻し飛羽真たちに託すという流れ自体は納得できる展開なんですが、最後のツンデレのくだりが個人的にはあんまり。玲花がお兄様賛美botのようになってるのもそうなんですが、どうしても茶化してる感が出てきてしまってるんですよね。

比較的まともな展開だっただけにここは正直もったいない。

そういえば玲花は芽依たちにお礼言ってましたが、ソフィアにもちゃんと謝らないとね。

 

仮面ライダークリムゾンセイバー

 今回刃王剣で変身したクリムゾンセイバーが登場しましたが、これクロスセイバーとの違い分かりづらすぎない?空飛べる以外ほぼクロスセイバーと変わらないし。わざわざ別フォーム(名前的には別仮面ライダーか)にする必要すら感じないレベル。

先週分の公式サイトにはクロスセイバーのスーツについていろいろ言い訳がましいことがたくさん書いてありましたが、どう考えてもリソース割く場所間違ってるんですよ。そこじゃない。

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次回はまた石田監督ですね...また芽依ちゃんおもちゃにされるんだろうなあと思うともうため息しか出ない。。。

 

 

 

仮面ライダーセイバー第38章「聖剣を束ねる、銀河の剣。」感想

前回分はこちら。

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バハトの退場

 今回飛羽真の火炎剣烈火を使った謎の攻撃によって退場したバハト。いや、あれ何?どういう理屈なのかさっぱりわからん...なんで火炎剣烈火の攻撃で不死の能力を持つバハトを倒せたのかあまりに説明不足すぎる。バハトが意味ありげに「これが人の思い…人の力...」みたいなこと言ってたけど全然説明になってないからね?もうほぼ説明されない謎の超パワーで解決するパターンやめようよ...先週の感想にも書いたバハトの行動理念との矛盾についても特に説明なく終わったし。だったらソロモン初登場回で素直に退場してた方がまだマシだった。

というかセイバーとファルシオンが戦ってるときなんで他のライダーは棒立ちで見てるんだよ...

 

富加宮親子の再会

 今回再会を果たした富加宮親子。賢人が父・隼人と会い今自分が抱えているものを全てさらけ出すことで、自分の進むべき道を明らかにし雷鳴剣黃雷を再び手にする。これ自体は良いんじゃないかなと思います。

ただ、問題なのは隼人復活の経緯。劇中で隼人がワンダーワールドの守護者(タッセルでしょうね)に助けられたと説明していましたが、隼人が変化していたあの黄色い鳥が出てきたのは前回ラストから。じゃあそれまで隼人は何してたんだという疑問が浮かびます。あの黄色い鳥をもっと前から出していれば今回の展開にも納得がいくのですが、唐突に出されてもいきあたりばったりで決めたようにしか感じないんですよね。

 

クロスセイバーvsソロモン

 今回セイバーの最強フォームという位置づけでクロスセイバーが登場しました。新しいフォーム、特にこういう最強フォーム登場回はその登場過程がより重要になってくると思いますが、なんか疑問符の残る展開だったなと。

クロスセイバーがゼロツーのように別仮面ライダーとしての存在であること自体には正直良し悪しはないと思っていますが、まず気になったのは刃王剣十聖刃の誕生経緯について。11本の聖剣が揃うことで誕生するのだとしたら、なぜあのタイミングで生まれたのかがよくわからない。もっと早く、それこそマスターロゴスが聖剣を全て集めたとき(オムニフォースワンダーライドブック誕生回)に生まれてたのでは?

そしてこれはソードライバー系のライダー全般に言えますが、めっちゃ長いはずの刃王剣が変身シーンになった瞬間急に短くなってるのも、ベルトに刺すという構造にしている関係上しょうがないといえばしょうがないけど未だに商品考えるときにおかしいと思わなかったのかと感じる。

クロスセイバーのデザイン自体もセイバーのブレイブドラゴンの色を青にしただけで、メインカラーの青色がブレイズと被っているのもイマイチ。

 

あと、vsマスターロゴス(ソロモン)のシーンでは他にも変なところがちらほら。まず、刃王剣十聖刃を生み出すシーンで隼人もしれっとやってましたが誰もツッコまないのか。。。せめて大秦寺と尾上は反応すべきところじゃないの...?

そして蓮もソロモンに「お前の強さは正義じゃない」とか言ってるけどお前が言うな状態だし、先週飛羽真と戦った意味はなんだったのってなる。

なんかもう本当起承転結めちゃくちゃだよね。 

 

 

 

とまあ今回も終始雑な展開で、本来熱くなるはずの新フォームお披露目回なのに本当にもったいない回でした。作中で飛羽真が「お前の剣からは、何の思いも感じられない」と言っていましたが、これはセイバー制作陣へのブーメランじゃないでしょうか。