ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーギーツ第4話「邂逅Ⅲ:勝利条件」感想

前回分はこちら。

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鞍馬家の親子関係

 祢音がやたらと家出を試みるのは、母親からの厳しい束縛から逃げ出したいという思いからでした。(祢音ファンの会話で「小さいときから友人との交際なども厳しく制限されて育ったらしい」という噂もあり」)
一方祢音のお母さん(伊瑠美)が祢音に対しそのような厳しい束縛をするのは、以前に祢音が身代金目的で誘拐された事件がありその悲劇を繰り返したくないから。
事件に巻き込まれた前例がある以上お母さんにも同情の余地もあるにはある(金持ちの娘というだけでリスクを背負っているのも事実)のですが、とはいえ親である自分の命令通りに動くことを強要することは祢音の言う通り「親の人形」状態であることもまた事実。

この辺りは納得できたんですけど、今回の話の最後は見ていて話の方向性がおかしいなと思いました。具体的には、ウェーブ3のミッションをクリアして自宅に戻ってきた際に、お母さんの平手打ちを止めるシーンで「何度連れ戻されたって諦めない。いつか必ず家出する。」と言っていたところ。なんというか、親への見返し方がズレてる気がするんですよね。
今回祢音がゾンビゲームで学んだ「諦めないことが大事」だということを活かすべき対象は家出ではなく、親子の相互理解に対してではないんですかね。家出という手段をとることは親との確執の根本的解決にはなっていませんし、上記の台詞は完全な宣戦布告ともとれる発言に思える。
しかも今回祢音は「ずっと家出したいと思っていたが、いざ自分が死ぬかもしれないという立場に立たされたら家に帰りたいと思った」とも言っている。これだと、家は出たいけど鞍馬家の使えるものは使いたいというだいぶ都合のいいことを言っているように聞こえてしまうんですよね。
だからこのシーンは、親に心配かけたことは反省・謝罪しつつ、これからは自分の進むべき道を見つけて自立すると宣言するという形にするべきだったんじゃないかなというのが個人的な印象です。実際インフルエンサーとして祢音個人でも一人暮らしするのに困らないお金は充分稼いでそうですし。

また前回はふわっとはぐらかされましたが、「本当の愛がほしい」という祢音の願いについて、これはあの親子関係を考えると「一人の人間としてちゃんと愛されたい」ってことなんでしょうね。
確かに優勝すればそういう世界にすることも可能かもしれないけど、他のプレイヤーの願いに比べると割と自力で叶えられそうな部類の願いではあるので、ここは親子向き合って自力で叶えてほしい願いだなと思うのが正直なところ。今回のラストシーンを見る限り親子関係修復にはまだ相当時間が必要そうですけどね。

あとは祢音に限らずもし途中で自分の願いが叶ったらどうするのか、という展開は密かに心待ちにしています。

 

 

諦めた者と諦めなかった者

 結局、今回の退場者は奏斗となりました。奏斗はプレイヤーへの攻撃で減点を繰り返してたので妥当といえば妥当なんですが、ゾンビ状態の解決方法がそのゲームをクリアすることという、特撮では王道の「大元となる敵を倒せば解決する」パターンだったのは個人的にちょっと意外でしたね。てっきり解毒用のアイテムが隠しアイテムで用意されていて、それを巡って奏斗と祢音が争うみたいな感じになるのかと。

今回描きたかったのは自暴自棄になり諦めた奏斗と英寿に諭され諦めず戦った祢音の対比だったと思っていますが、奏斗は自暴自棄にならずにポイントを地道に稼いでいれば助かった可能性もそれなりにあったというのは、奏斗の過去も相まって何とも皮肉ですね。他人を陥れようとすると自分に返ってくるよという意味で教育的な話だったなと思います。

 

さいごに

 奏斗の脱落描写を見る限り、生きていても脱落したら消滅してしまうようですね。本当に死んだのか、別のどこかに転送されているのかは分かりませんが。この辺も含めデザイアグランプリのルールの全容は1クール中には説明しきっておいてほしいところです。こういったルールや設定はあまりに伏せた部分が多いと言ったもん勝ちじゃんってなりますしね。

 

 

仮面ライダーギーツ第3話「邂逅Ⅱ:ゾンビ狩り」感想

前回分はこちら。

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平さんの個人情報

 今回景和が面接先の会社の人に平さんの個人情報を教えてもらっている描写がありましたが、あそこは違和感を感じました。
同じ会社の社員同士ならともかく、いち就活生である景和が、面接していた会社の人事部長の個人情報を教えてもらえる訳ないと思うんですよね。平さんの家族写真はまだ景和が持っているはずなので、例えば平さんの奥さんが警察に捜索願いを出しているところに偶然遭遇するとかの方がまだ納得できる。

前回の治らない病気という表現もそうだけど、もう少しこういうところは気を遣ってやってほしいなあと切に願います。

 

英寿の助太刀

 今回の英寿はベンとジョン(祢音のSP)にサインをあげたり、(ゾンビジャマトの水攻めに巻き込んだとはいえ)ナーゴをゾンビジャマトやダパーンから助けたりと前回までに比べて、優しいように見えました。というか過去2回がチャラかったり人を騙してバックルを奪ったりする印象が強くてヒーローとしての印象がかき消されてしまっていた。
根は優しいやつってことなのかもしれませんが、英寿という人物を好きになるためにもやっぱり英寿の過去の掘り下げだったり1・2話でした上記の行動へのフォローはしてほしいところです。

また今回英寿が「俺はここにいる。たとえあなたが気づかなくても、必ず見つける」と言っていましたが彼の探している人が誰なのかも気になります。

 

墨田奏斗

 ダパーンに変身する墨田奏斗。マグナムバックルを餌に道長に手を組もうと持ちかけたり、祢音を騙してゾンビに噛ませたりする強かさを持つ一方で、人類滅亡という願いを祢音にド正論で論破されるあたり良くも悪くも年相応というか、鎧武のミッチの黒いときを思い出します。
まあ奏斗の言うように確かに努力しても不幸はやってくることもあるけど、それでも前を向いて進むか腐って自暴自棄になるかは結局その人次第ですからね。何でも願いが叶うという体のデザイアカードに破滅的な願いを書いている時点でだいぶ思考はヤバい状態ですが。

 

さいごに

 スコア最下位は退場というルールかつゾンビに感染したのが2人という状況で誰が脱落するのかというのは楽しみです。順当に考えれば奏斗か森魚のどちらかですが、森魚はまだ欲望の内容やバックボーンも分かってないしやっぱり奏斗かなあ。祢音の優しさで奏斗もゾンビ状態からは救ってもらって生存のまま退場の可能性もありますね。
今回ははぐらかされる形となった祢音の望みについても、次回どう説明されるのか気になるところ。

 

 

 

仮面ライダーリバイスを振り返って

はじめに

 前作が個人的にひどく残念だったこともあり、仮面ライダーバイスは何とか挽回してほしいと思いながら見ていた作品でした。序盤は話のテンポも良く(ゲスト周りの話はかなりバッサリ削ぎ落としていくスタイルでしたが)、敵もおじさん3幹部含め個性的で先が気になるような話の展開だったので、18話の玉置がデッドマンと分離する回までは楽しく見ていました。

しかしそこから約8ヶ月経ち最終回が終わってみれば、消化不良の状態でまた1年経ってしまいました。なぜこのような心境に至ってしまったのか、各論的にはなりますが振り返っていきたいと思います。

 

悪魔や契約の定義

 まず、仮面ライダーバイスという物語を語る上で切っても切り離せないのが「悪魔」そして「契約」という言葉。リバイスではこれらの言葉の定義についてちゃんと説明されておらず終始扱いがフワフワしていたんですよね。
一般的な人間と悪魔はこういう関係の元存在しているものですよ、とか悪魔との契約はこういうロジックで成り立っているんですよといったことが説明されないので、ギフの末裔である五十嵐三兄妹の悪魔と一般人の悪魔では何がどう違うのか、基本ルールと例外の差が全然伝わっていない。だからバイスたちが悪魔や契約にまつわる要素の話をしても、悪魔全体に共通した話なのかギフの末裔から生まれた悪魔限定の話なのか、はたまたその悪魔特有の話なのかがさっぱり分からないんですよね。
こういう根っこの設定が固まっていないと、枝葉の部分の話をされてもどんな感情よりも先に「分からない」が勝ってしまい、そして「言ったもん勝ち」じゃないかという冷めた感情が湧いてしまう。狩崎真澄の悪魔を分離してジョージに移植したという話なんかその最たる例ですね。

 

結局ギフは何がしたかったのか

 第1話からその存在は示唆されていた本作品の敵ボスであるギフ。そもそもギフは最初「全ての悪魔の祖」みたいな扱いされてましたけど、蓋を開けてみたら悪魔をエネルギー源とする地球外生命体という位置づけでした。これまでのギフの行動の経緯を整理すると、

(1)元々人類と友好的な関係を結びたかったため約3000年前に赤石やアヅマにギフと人間の橋渡し的な役割を担わせた。
(2)しかし人類に恐れられ拒絶された結果人類に失望。赤石とアヅマに不老不死の力を与え、人間との再コンタクトの時期を委ねて中南米で自ら長き眠りについた。
(3)現代でデッドマンズやフェニックスを利用した赤石によりギフを復活。
(4)ギフは、「人類が進化すればするほど闇が極まりこのままだと自ら破滅し絶滅する」と考え調整と称して五十嵐家以外の人類を全滅させようとする。


といった流れでしたが、個人的には(4)がよく分かりませんでした。
ギフと人間、悪魔の関係は現実世界で例えるなら「人間と牛と牛乳」、「人間と鶏と卵」の関係に近いように見えます。(ギフは別に人間の世話なんてしていませんが)
そう考えたときに、牛や鶏が年月を減るごとに同族同士で互いに争い合って結果としてその数を減らしていったとしても、人間は「じゃあ牛や鶏をごく一部だけ残してあとは全部殺処分してしまおう」という発想にはならない訳で。
でもギフは人間に対してそれをやろうとしている。これが元々人間に対して敵意むき出しのがやることなら納得はできなくても理解はできる。だけどギフのやろうとしていることは論理として筋が通っていないので理解すらできない。
五十嵐家だけ残してもギフが食糧難であることは変わらないし、そもそも調整という名目で人類の人数を減らしたところでなぜ人類が今後自滅しないと言い切れるのかも分からない。そんなことするくらいならギフはそのまま眠りについていたほうがまだ幸せではないのか。
上記の経緯が判明したのも自発的に喋るようになった終盤も終盤ですし、その後は割とすぐに五十嵐三兄妹によってあっさり倒されてしまったので、敵のボスとしては非常に扱いが軽く感じました。こんなオチにするくらいなら1年間引っ張る必要は全然なかった。

 

著しい敵不足

 中盤以降リバイスが退屈になってしまった理由の1つとして、敵が全然代わり映えしないというのがあります。序盤のデッドマンズ崩壊までは各回の一般デッドマンや幹部たちがいたので特に問題はありませんでした。しかし、デッドマンズ崩壊以降は空気階段回と声優回以外は一般デッドマンは出ず、ほぼオルテカ、ギフテリアン、ヘルギフテリアン、ギフデモスしかいない状態だったので、戦闘シーンが代わり映えせず敵も味方も不自然に撤退する展開が多かった。これじゃヒーローたちの強さも伝わってこないし、それぞれの敵をどうやって攻略していくかという面白みも生まれないですよね。

 

日本一のおせっかいと記憶喪失設定

 本作の主人公である一輝ですが、個人的に「仮面ライダーとして味方の中で最強の戦力」以外の印象があまり持てなかったなというのが正直なところ。
制作陣としては一輝を「日本一のおせっかい」キャラに見せたつもりなのかもしれませんが、自他共にひたすら一輝のことを言葉でおせっかい呼ばわりするばかりで、言うほどおせっかいなことしてないんですよね一輝。というかもう少し正確な言い方をすると、ヒーローとしてはごく一般的なおせっかいレベル。言ってしまえばヒーローって多かれ少なかれおせっかいなんですよ。だけど一輝はそこを抜けるほどの「日本一のおせっかい」をしてましたか?って考えると答えはNO。
最終話でバイスに似たアヒルを勝手に捨てようとするところなんかは、バイスのことを覚えていないことを考慮してもおせっかいというより人のものを勝手に捨てようとするただの無神経ですし。こういうキャラ付けって言葉で言わせるだけじゃなくてちゃんと行動で示さないと受け手としては納得できないんですよね。
例えば最近TTYOでも配信が始まった龍騎では、第1話で主人公の真司が他人同士のバイクの事故に首を突っ込んでいる描写がありますがああいう行動の方がよっぽどおせっかいと言えるのではないかなと。

また記憶喪失関連の設定についても、主人公に重い設定を背負わせたいという意図があるのかもしれないですが、周りの設定がグダグダ。なぜバイス自身が契約の内容を把握していないのか理解できないし、なぜ一輝の記憶が消えたら写真から一輝が消えるのかも分からない(消えるとしても家族の方では?)し、契約満了したら代償となっていた記憶が戻る理由も分からないし、終盤になるまで一輝が変身に葛藤している様子が見られない。結論ありきで適当な設定作るのは本当に止めてほしいですね。

 

バイスとジョージのキャラ設定

 この2人については初期のキャラ設定からの変化の仕方が上手くなかったなというのが率直な感想。
バイスは早い段階で一輝と完全に仲良し状態になってしまったので、もしかしたら裏切られるかもしれないという緊張感が全く無く、中盤以降ほとんど賑やかしに徹した感じになってしまっていたのがもったいないなと。一応一輝の記憶喪失や契約周りの話は数回やってはいるものの、前述の通り設定がガバガバすぎてバイスにも一輝にも感情移入できないのが辛いところ。
ジョージについては、初期のマッドサイエンティストキャラのままだったら終盤のジュウガの一件もまだ「こいつならやるかもしれないな」と思えたんですが、大二やさくらを援護すべく自らデモンズに変身したり、ヒロミにリスクを教えずにデモンズを使わせたのは赤石の命令でやったことだと一輝たちに謝罪したり(その後ヒロミ本人とも和解)と良い奴感を出してきてからやられても違和感しかない。通り魔的なことする前に周りに相談できるだろと思うし。
あとジュウガの一件後のヒロミとジョージの距離の縮まり方はあまりに極端すぎて微笑ましさより不気味さの方が勝ってしまいました。

 

大二の離反とカゲロウ復活

 大二の反抗期は本当に長かったです。ただ一番問題だったのは期間が長かったことそのものではなくて、大二の考え・意志がはっきり見えてこなかったところ。
まず赤石の軍門に下るきっかけになったのは、第35話で赤石の会見を襲撃して返り討ちにあったところでしょう。まあそこでギフには敵わないと絶望してしまうのは仮に百歩譲るとしても、一輝とバイスがアルティメットリバイスになって赤石をも圧倒する力を得たのにもかかわらず、頑なにギフには敵わないという姿勢を変えない理由が分からない。
もしカゲロウを失ったことでこういった物事の善悪が正しく判断できなくなったというのだとしても、そもそもそういった心の正負のバランスをとれるよう、カゲロウの非情さを引き継がせるために大二とカゲロウは戦ったんじゃないの?

味方サイドに戻ってくるきっかけになったカゲロウの復活も、それ自体が第26話全否定である上に「やっと俺が必要だってことに気づいたか」というカゲロウの発言も第26話と矛盾してるんですよ。あのとき対決を持ちかけたのはカゲロウの方で、大二はカゲロウとの共存を望んでたよ...?
朱美さんの死(一輝が殺したと誤解)であれだけ激昂していたのに、それ以降全く朱美さんに関して触れられなかったり、ギフを倒す方法として異空間のゲートに封印することを提案(当然ギフはゲートを開けられる)してさすが大二的な扱いを受けていたりしたのもそうだけど、話運びとして繋がりがなさすぎてあまりに不自然。

 

ヒロインの見せ方

 さくらはしょっちゅう叫んでいる演技があったせいか、ヒステリックなイメージが非常に強くなってしまったキャラでした。「ギフに味方するやつ全員ギッタギタにしてやる」発言をした花にしてもそうですが、どうもこの作品は「強い女性=叫ばせたり暴言に等しいキツい言葉を言う」ことだと考えている節があるように感じます。
また、さくらは小さい頃の夢が「無敵」で劇中でもしょっちゅう無敵無敵と連呼してましたが、これも一輝の「日本一のおせっかい」と同じで上辺の言葉だけ。実際にはすぐ床ゴロしてしまうことが多かった印象でした。

一応終盤ではインビンシブルジャンヌにパワーアップする回がありましたが、この回でのさくらはラブコフを「守るべき弱い存在」だと決めつけていて、ラブコフと対話することでこれからラブコフも一緒に戦おうと決意する、みたいな流れでした。
だけどラブコフってこれまでも武器になって散々ジャンヌと一緒に戦ってたのに、そこについてどう考えているのかが全然見えてこなかったんですよね。まあそもそもこういう相棒と対話して成長する回をこんな終盤でやったり、ギフの退場回と一緒にやる意味もわからないんですけど。
せっかく出たインビンシブルジャンヌももっと活躍するのかと思いきや次の回でジュウガにボコボコにされて床ゴロしてましたし。

あと最終回で医者を目指す話出すのもあまりに脈絡がなさすぎますね。もし仮にジャンヌ初変身回の空手道場の師範代がきっかけだとしても、30話以上間があったんだからその過程はちゃんと描写しておくべきだった。


ヒロミの空白期間と体年齢問題

 本編でのヒロミ退場からの流れは、オルテカにやられ崖から落ちて生死不明→伝聞でヒロミが生きており実家に戻っていたことが判明→第37話で復帰、という形でした。

一方Blu-rayBOXに入っているスピンオフ作品「DEAR GAGA」で描かれているのはヒロミが実家に戻って以降の話なので、「崖から落ちた直後~実家に戻るまで」の描写がどこにもないんですよね。復帰させる以上はせめてどうやって助かったかの描写は本編で入れておくべきだし、ましてやスピンオフですらそこに触れられてないのはいかがなものかと。
復帰後も、体年齢80歳オーバーという設定があるのにもかかわらず急に弓矢を渡されてアーチャーとして戦いだしたのはちょっとよく分かりませんでした。大二を説得するために決死の覚悟でデモンズに変身したのは良いとしても、前線に出るのはそこだけにしておかないとわざわざ体年齢80歳オーバーにした意味がない。そうやって前線に立たせている割に、第47話のウィークエンドの引っ越し作業でだいぶキツそうな様子だったし。弓矢で前線出るのはOKだけど引っ越し作業はNGな体年齢80歳オーバーって正直ピンとこないし、話の都合で動かされてるなって感じてしまう。

 

オーバーデモンズの変身者

 オーバーデモンズが出るという情報が出たとき、ウルフデッドマンから分離して以降長らく戦闘に参加できなかった玉置がついに変身して一輝たちと肩を並べるのだと期待していました。ところが蓋を開けてみれば変身したのは牛島光。彼は確かに1話から出てはいたものの、ここまでほとんど人物の掘り下げなんてされてないからほぼモブ同然の状態。
それなのに光が変身者として選ばれ、このオーバーデモンズだけ初変身の祝福コメントが寄せられているのを見ると、なんか事務所パワー的なアレを疑ってしまいます。

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光に比べたら玉置の方がよっぽど一輝たちの近くで動きやすい立ち位置にいたし、オルテカに親友を殺されギフテリアンへと変えられたという背景もあり、オーバーデモンズとして戦うための要素は揃っている。それなのにひたすらコメディパートばかり割り振られ、戦闘ではないがしろにされ、ちょいちょい出ない回もある玉置が不憫でしょうがなかったです。


ウィークエンドの存在意義

 ウィークエンドって第三勢力的な立ち位置で出てきた割に、結局いてもいなくてもあまり変わらなかった印象が拭えない、そんな組織でした。五十嵐家からはさくらが加入しましたが、加入前後でやること変わったかというとそういう訳でもないですし、ウィークエンドにいるからこそできることも特にない。

牛島家も「しあわせ湯の常連さんが実はウィークエンドでした」以上の掘り下げは最後までほぼないままだったし、特に牛島母(公子)なんて降板したのかと思ってしまうくらい出ない回が多い。
組織のトップである狩崎真澄に至っては、花に対して「アギレラであったことを誇りに思いなさい」という謎発言をかましたり、この世から消えてもずっと息子と共にいたいという理由で息子に自分の悪魔を移植するという奇行をするような人。
後者についてはそれ自体は真澄自身後悔はしているものの、そもそもこれをしたのってギフの細胞を純平に埋め込んだことに贖罪の意識がある時点の行動な訳で、傍から見てると全然反省してないじゃんって思ってしまいます。

 

スピンオフの多さ

 TTFCのプロデューサー座談会での望月P曰く、テレビ本編の他に常に別の作品が動いている状況だったとのこと。スピンオフ作品をやること自体は否定しませんが、それはあくまで本編の出来が良い前提の話。スピンオフをやるには当然その分人員も時間も割かれる訳で、それで本編のクオリティーが下がってしまうのは本末転倒。ましてや、スピンオフを見ないと本編の話が分からないようなことはあってはいけないんですよ。

スピンオフ作品が多いのはリバイスに限った話ではありませんが、今回は元東映APさんの過重労働・ハラスメント被害問題が直近で起こっているのもあり、より真摯に対応していかなきゃいけない問題なんじゃないかなと思います。

 

さいごに

 各回の感想と今回の振り返りで、概ね書きたいことは書けたかなと思います。現状令和ライダーは序盤が良くても中盤以降失速する傾向にあるという印象がより強まってしまったのは何とも悲しいところ。
これから冬映画やVシネもまだありますが、設定無視とか本編でやってきたことを台無しにするような展開にはしないでほしいなというのがせめてもの願いです。

 

 

 

仮面ライダーギーツ2話「邂逅Ⅰ:宝さがしと盗賊」感想

前回分はこちら。

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世界改変前後の人物の生死

 今回景和の姉ちゃんが生きてることが確認できたので、デザイアグランプリのプレイヤーでない人はその生死を問わず改変後の世界では復活するという認識で良さそうですね。一方で豪徳寺の姿は確認できなかったのと、景和が緊急ミッション開始時に蕎麦屋の大将が無事だったから大丈夫だという話をしたときに英寿が「仮面ライダーはそうはいかない」と言っていたことから、デザイアグランプリで消滅したプレイヤーは改変後の世界でも復活しないのも確定かな。
とはいえ今回の宝探しゲームのように、生存したまま脱落というパターンもあり得ることが分かったので、その場合は改変後の世界でも生き残りそうな感じがしますね。その場合改変後の世界でもまたプレイヤーに選ばれそうですが。


英寿の望み

 1話で英寿がデザ神になったことで変わった世界は「英寿がスターになっている」世界。なんでそんな望みをしたのかまだ明確な理由は説明されていませんし過去どれだけ英寿がデザ神になったのかも分かりませんが、叶えられる世界にも限度があるという発言があったことから、叶えられる望みの限度を探っていたというのはこの望みを選んだ理由のうちの1つでしょう。
それに加え、英寿がスターになる世界に変わったことで自分に対する周囲の反応を見ればその相手が記憶をリセットされているかどうか分かる。すなわち、世界改変による記憶リセットがどこまでの範囲に及んでいるのかを探ろうとしているという可能性もあり得ます。
まあ前回の祢音や今回のツムリに対する態度からして、ストレートに周りからチヤホヤされたかったというのもあると思いますが笑

ちなみに今回ラストでゲームマスターが持っていた英寿のデザイアカードが一部映っていましたが、さすがにまだ中身は明かしてくれませんでしたね。もし前回優勝者が連覇した場合、前回の望みは白紙になった状態で今回の望みが叶えられるのか、前回の望みが叶った状態は引き継いだまま新たな望みを叶えられるのかは気になります。


就活生と面接官

 前回就活生と面接官として相対した景和と平さんが、今度はデザイアグランプリのプレイヤーとして再会した訳ですが、正直平さんは景和のことを陥れてガッツリ敵対する感じなのかなと思っていました。ところが蓋を開けてみれば、治らない病に侵される息子を救いたいという至極真っ当な望みの元、(そのときは景和だと知らなかったとはいえ)景和のことも助けてくれた良い人という。近いうちに途中退場するだろうとは思っていたけどシローに続き1話分だけでとは。。。なんかもうアローバックル使ったら死亡フラグみたいなジンクス出来上がりつつある笑


狐に化かされる狸

 平さんのおかげで棚ぼた的にブーストバックルを手に入れた景和ですが、戦う覚悟ができていないために使うことができず。そればかりか、英寿との会話でようやく戦う覚悟ができたかと思ったところで英寿の口車に乗せられて渡してしまう始末。
好感度下がってく一方ですねこの主人公。

と思っていたらラストの方で、匿名という建前で平さんの息子が手術できるように英寿が寄付をする描写を見せていました。
こういうシーンを入れることで英寿にも良いところがあるというのを視聴者に示す事自体は良いと思うんですが、平さんが「治らない病」と言っていたのにお金の問題だけで解決するのか?と見てて感じてしまったのでそこはもったいなかったなと。
もしこの描写をするなら、平さんには治らない病という説明をさせるんじゃなくて、「重い病で治すにも莫大な費用がかかる」という説明の方が話として通っていたと思います。

 

さいごに

 デザイアグランプリのルールは前回推測してたことが徐々に説明されつつありますね。あとは英寿が主人公として好きになれるかどうかというところですが、上述の通り今回の描写だけだとまだかな。。。それでも前回よりは上がってると思いますが。

他のキャラだと祢音にくっついてた小金屋はライアーゲームのフクナガみたいな感じであっさり裏切りそうな気も。この流れだと次回退場も充分あり得ますね。
あと今回OPとして初披露された「Trust・Last」は個人的にはイマイチでした。これはあくまでヒーロー番組の主題歌として考えたときの話です。リバイスの「liveDevil」もその傾向があったんですけど、これが戦闘シーンとかで流れてもミスマッチ感が拭えませんし、「Trust・Last」に関しては何より曲としてどこがサビか分からないので盛り上がりに欠けるんですよね。その分ちゃんと印象に残るような挿入歌が用意されていればまだ良いんですけど。いやこれはマジでやってほしい。

 

 

 

仮面ライダーギーツ第1話「黎明F:ライダーへの招待状」感想

デザイアグランプリとは

 てっきり1年かけて1ゲームのデザイアグランプリをやっていく(そもそも複数回やる発想がなかった)のかと思ったら、第1話にして英寿が勝者になって1ゲーム終わってしまったのでびっくりしました。
始まったばかりでまだ断片的な描写から推測することしかできませんが、現時点でデザイアグランプリについて判明している点や個人的に気になる点は以下のような感じ。


・デザイアグランプリの参加者は32名。IDコアとデザイアドライバーを渡されたら拒否権はない。
・勝者が決まるとそのプレイヤーはデザ神となり理想の世界を叶える権利を得るとのことだが、今回世界の再構築後新たなゲームが開催されていることから、デザイアグランプリのない世界は作れない?(英寿が意図的にデザイアグランプリのある世界を作っている可能性もあり)
・主催者の正体とその目的は何なのか
・ジャマーエリア内で殺された人はゲーム終了後の世界でも復活するが、脱落したプレイヤー(今回の豪徳寺のような人)は復活しない?
・ジャマーエリア外の人は改変後の世界でどうなる?(改変後の世界で景和の姉ちゃんの描写がないので)

・ゲームが終了すると一度仮面ライダーではなくなる?(道長が今回のラストでまた仮面ライダーに選ばれるシーンがあったので)

仮面ライダーに選ばれIDコアに触れると改変前の世界での記憶が蘇る?(今回のラストで景和がIDコアに触れて記憶がフラッシュバックしたようなシーンがあったので)


中でも個人的に特に気になるのは世界改変した後に復活する人とそうでない人の基準ですね。何か一定のルールがあるのか、それともそこはデザ神の胸先三寸なのか。これらの謎が今後どう明かされていくのか楽しみです。

 

英寿と景和

 英寿は自信に満ち溢れた天才肌的な人物として描かれ、景和は何も知らない視聴者と同じ視点から仮面ライダーになる過程を描くもう一人の主人公とも言える立ち位置であることから、どことなく仮面ライダーカブトの天道と加賀美を思わせる関係に見えました。


英寿は祢音に対する態度からチャラい感じがあり、街が襲われている中でもしばらくジャマーエリアに向かわないところから、ヒーローというよりあくまでゲームに勝つことが第一と考えている印象に見えます。正義のヒーローという意味では、「消防士だから人命救助を優先してしまう」と言って景和と祢音を助けた豪徳寺の方がよっぽどヒーローしてましたね。道長には見返りを求めている癖に善人ぶるなと言われていましたが。。。
というのもあり、現時点では主人公を好きになれる要素がまだないなというのが正直なところ。ですが、今後ストーリーが進んで英寿が戦う理由などのバックボーンが明かされる中でこの印象が変わっていくことに期待したいですね。
今回冒頭(半年前)の仮面ライダーに選ばれるシーンでなぜか既に仮面ライダーになることを知っているのも気になるところです。

 

景和は姉ちゃん曰く、宝くじを買うお金があったら恵まれない動物のために募金してしまうような人間。趣味はボランティアという絵に描いたような平和主義でありながら、そこに具体性がないので就活というある種戦争とも言える場でも自分をうまくアピールできず苦戦してしまう。

そんな景和が仮面ライダーとして選ばれ、生き残りを懸けた戦いに巻き込まれることで、どういった願望を抱き、変化を見せていくのかは楽しみです。特に、今回会社の面接官をしていた人も仮面ライダーになるようなので、彼とどう絡んでいくのかは特に気になります。

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本作におけるライダーシステム

 この作品の仮面ライダーは前述の通りデザイアグランプリのプレイヤーがデザイアドライバーで変身する存在を指しており、コアIDで変身するエントリーフォームと呼ばれる無課金アバター状態をベースとし、バックルをベルトの左右に装填することでフォームチェンジしていく形。
バックルの中でも大きさの大小があるようで、例えばマグナムやブーストのような大きいバックルであれば「~フォーム」、アローのように小さいバックルであれば「アームド~」という呼称になる様子。

 

劇中の描写や公式サイトを見ていると、ブーストバックルだけ使用回数制限(使用後どこかに飛び去っていく)があったり性能が突出していたりしていますが、いわゆるレアアイテム的な扱いなんでしょうか。

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毎回ブーストバックルを入手するところからスタートすることを考えると、マグナムブーストフォームは少し扱いが難しい基本フォームなのかなと感じます。

デザ神になったことで毎回ゲーム開始時には英寿が持っているとかなら頻繁に出せそうですが、そうすると他のライダーの活躍の場が作りづらくなってしまうので、そこのバランスのとり方はどうしていくのか気になりますね。

 

さいごに

 1話としては登場人物も多く詰め込み過ぎな感は否めませんでしたが、堅実な1話だったと思います。舞台設定的にどうしても龍騎と比較されてしまうところはあると思いますが、頼むから変なことすればウケるという思想は持たずに、矛盾や違和感のない話を作っていってほしいです。これまで令和ライダー3作の出来が芳しくなかったのでなおさら。

 

 

 

仮面ライダーリバイス最終話「あくまで家族、いつかまた会う日まで」感想

前回分はこちら。

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契約満了の果てに

 先週の感想でも書きましたが、今回バイスが変身することで一輝がバイスのことを忘れるのを確定事項のように話しているのはすごく違和感がありました。「あと1回変身すれば、一輝が変身すれば、俺との契約が終わる」って言ってたけど、消える記憶の法則性は分からないって話じゃなかったっけ?ついこないだバイスが変身しただけでも一輝の記憶消えてたのに、一輝が変身することが条件みたいになってるのもおかしい。一輝が写真から消える件も何度も言ってるけど一輝の記憶が消えるのと連動する理由もよく分からないままだし。
結局契約満了したら一輝の記憶が戻る理屈も全然分からないままだったし、一輝とバイスに感動するにはあまりに周りのノイズが多すぎました。
アクション面でもプロレスとはいえ通常バイスの攻撃でアルティメットリバイの変身が解けるのもよく分からないし、何よりこのプロレスシーンがあまりに冗長すぎる。。10分くらいやってなかった?これ。

 

結果として、一輝の記憶が戻るのはともかくバイスが消えるのは想定外でしたが、冬映画ではどう復活させるつもりなんでしょうね。もし今の状態でリバイスドライバーで変身しようとしたらどうなるんだろう?

 

それぞれの行く道

 まずは大二とヒロミ。フェニックスをブルーバードという新組織として再興させようとするのは順当というか、まあそうなるよねっていう印象。どちらかというと意外だったのは玉置と花がそこの工事現場で働いていたこと。償いとしてはどうなんだと最初思ったんですけど、花の「感謝してる。猶予とチャンスと居場所を与えてくれたこと。」という台詞から見るに執行猶予ついた感じなんでしょうか。

 

さくらは医大を目指すと言っていましたがこれはジャンヌ初変身回の空手道場の師範代がデッドマンズ犯罪に手を染めた理由が、病気の息子の手術代のためだったからですかね?ただこれ多分ほとんどの視聴者忘れてるでしょ。。。正直俺も忘れてましたし。散々尺余らせてたんだから、ただ無敵無敵連呼させるだけじゃなく、医療の道を志す描写くらいこの1年の間で描写できたと思うんですけどね。


母ちゃんはバイチューバーの才能を開花させ、オルテカは相変わらず独房生活、ジョージはオルテカを煽った後でヒロミと一緒にダディの墓参り。ジョージは結局仕事どうしてるんだっけ?科学者は科学者なんだろうけど。

 

一輝はしあわせ湯で家業をやりつつジーコや昴先輩とサッカー。昴先輩もサッカーしてるってことは執行猶予ついたのかな。それはそれとしてこのシーン唐突なキングカズ登場にだいぶ意識持ってかれた印象ある。

 

そして最後の最後まで朱美さんには触れられずに終わりましたね。。。夏映画で発覚した母ちゃんのアレにも一切触れられずに終わったのもなかなか衝撃でしたが。朱美さんに関しては元々1話限定のゲスト予定だったらしいですが、出番増えた割に扱いが不憫すぎる。

 

さいごに

 個人的には最終回ながらあまり語る内容がなかったなというのが率直な感想。TTFCでプロデューサー座談会も出たようなので、それを読んでから追々リバイス全体を振り返っての感想も書ければと思っています。

 

 

 

仮面ライダーリバイス第49話「戦いの果て…残ったのは悪魔だけ」感想

前回分はこちら。

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一輝とバイスの同居生活

 家族の記憶を失った一輝が五十嵐家で生活している様子を見ていると、まるでホームステイに来ている子がステイ先の家族の内輪ノリに入っていけなくて一人だけ居心地悪そうにしているのを見ているようでいたたまれない。もちろん五十嵐一家は一輝に新しい思い出を作ってもらうためにいろいろ教えているだけで、善意でやっていることには違いないんだけど。

だから一輝とバイスが実家の銭湯を出ていくのは納得できるし、バイスと二人で暮らしているときの一輝はすごくイキイキしているように見えました。

そういえばラーメン屋のバイトの面接のとき一輝はスーツを着てましたが、OP映像の一輝を意識してやったんですかねあれ。

 

ジョージとヒロミの関係

 前回で浄化されたのか、憑き物が落ちたように爽やかさに溢れた様子のジョージ。ヒロミとは、しあわせ湯で一緒に湯船に浸かってお湯を掛け合ったり、パフェを食べに行ったりと急激に仲良くなってましたね。正直態度の変化が極端すぎないかと思ってますが。

個人的にこの二人の関係については、ジョージがヒロミの「我が命を懸けて世界を守る」を茶化したり、ヒロミにデモンズドライバーの副作用のことを黙っていたのは赤石の命令だったと弁明していた過去がなければ、もっと素直に見られたなと思っています。

この1年通して見たときに、ジョージという人物が中盤で急に良い子ちゃんになってしまった印象があるので、マッドサイエンティストから味方サイドの科学者に至るまでの過程をもっと丁寧に描いてほしかったし、ジュウガの件も完全に味方サイドになる前にやっていればまだ納得できたのかなと。

 

契約と記憶の関連性

 五十嵐一家のことを忘れているのにバイスとの契約が継続しているのは、バイスのことも家族だと思っているからという理屈は納得できるし、このロジック単体で見ると好き。ただ、契約満了すれば一輝の記憶が戻るかもしれないと言っていたけどその理屈が全然分からない。一輝の変身の代償が家族の記憶を失うことなんだから、契約を満了したところで払った代償である記憶が戻る道理はないのでは?

これまでもこういう言葉の使い方で感じた違和感っていくつか(覚えている限りだと11話の「宛名」、33話の「未来永劫」、44話の「泣き寝入り」)あったけど、脚本家もプロデューサーもおかしいと思わなかったのかな。

仮にこれが契約破棄というニュアンスで言ったのだったとしても、元々の契約の内容があやふやすぎるし、他のケースと比較しようにも他の悪魔の契約の描写もろくにされていないからただの言ったもん勝ちになってる。

 

また、ジョージが「この最後の戦いによって、一輝は家族であるバイスを忘れる」と言っていましたが、一度の変身で消える記憶の範囲や順序も不明瞭だから、今回のバイスの行動で一輝が変身しても、バイスの存在自体を必ず忘れるとは限らないんじゃないの?ピンポイントな思い出だけ忘れる可能性もあるし。そうなったら一輝がバイスの存在を忘れるまで延々とこの騒動を起こす気だったんだろうか...というかそもそも前々回でバイスだけ変身しても一輝の記憶が消えること証明されてるんだから、バイス一人で変身と解除を繰り返してればいいのでは?ソシャゲのリセマラみたいだけど。

一輝も一輝でバイスに対して「ずっと騙してたのか!」とか言っててバイスにも何か理由があるんじゃないかとか思ってないのが酷い。本当にバディなのかと突っ込みたくなる。

あと気になったところとしては、一輝とバイスが戦う様子を見に来たさくらや母ちゃんがケチャップ持ってきているシーンですね。視聴者にはバイスの行動がプロレスだと分かっているとはいえ、一輝がいる手前おおっぴらにケチャップ持ってきているのはどうなの?と思わなくもない。そもそも持ってくる必要全くないものだし。

 

さいごに

 次回でいよいよ最終回。前回も書いた通りメタ的には冬映画もあるのでバイス完全消滅みたいな結末にはならないと思いますが、どういう落とし所にするのかは気になるところ。
あと個人的に一番不安視してるのは玉置と花はちゃんとデッドマンズ時代の落とし前をつけるのかどうか。いや、つけてくれないと困るんですが、なあなあで終わってしまいそうな気もしていて。せめて最後くらいはスッキリ終わらせてくれることを祈ってます。

 

 

 

仮面ライダーリバイス第48話「覚悟の証明!これが…日本一のお節介!」感想

前回分はこちら。

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ジョージの目的

 結局ジョージの今回の騒動の目的は、一輝の記憶の策を講じる上であえてやっていたとかではなく、父親への復讐という今となってはただの自己満足に過ぎない行為でしかなかったのはちょっと唖然としました。
前回の感想でも書きましたが、父親である真澄を上回るという意味ではハシビロコウバイスタンプの作成を真澄から依頼された時点で既に達成している訳で。というか、これまでジョージが開発してきたリバイスシステムをはじめとする数々の実績から見ても真澄にコンプレックスを感じている事自体に違和感があるんですよね。
もし真澄がバイスタンプの基礎理論を組み立てたことにコンプレックスを感じているのであれば、バイスタンプを使わないシステムを作らないと「ジョージによる完全独自の開発」は成立せず、ジュウガドライバー・ジュウガバイスタンプは真澄の技術の延長線上でしかないことになります。

なのにジョージはジュウガドライバー・バイスタンプを開発しそれを使って発狂しているので、コンプレックスを感じている対象が分からず、結局この人は何がしたいのかもよく分からなくなる。

 

公式ページの記述を見ると、

「真澄の死に目に会えなかった」ことが結果的に狩崎のタガを外してしまったわけですが、
デモンズドライバーの調整を優先したのは科学者として正しい行動である一方、息子としては間違っていた。
その判断に対して根底に激しい後悔を抱いている狩崎は、認めたくない一心で、正当性を欲した。
だから科学者ジョージ・狩崎としての最高傑作=仮面ライダージュウガの力を使って
狩崎真澄の息子=ジョージ・狩崎を葬ること、これが今回の戦いの正体であると。

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と書いてありますが、まず自分の悪魔を無断で息子に移植した(そもそもなぜ移植できるのかは謎)真澄の最期を看取らなかったのを「息子として間違っている」と断定できる根拠が分かりません。
真澄のあの告白を聞いた時点でジョージはドン引きしてた訳ですよ。真澄自身狂っていたことは自覚していたので、その行為が人道的にもおかしい行為であることに認識齟齬はないと思っています。じゃあ、自分に非人道的な行為を働いた父親の最期を看取らなかったジョージは「間違っていた」ってなんで断言できるのか?看取りに行って賛美されることはあっても、行かなかったことを非難される謂われはないと思うんですけどね。


そして、「仮面ライダージュウガの力を使って狩崎真澄の息子=ジョージ・狩崎を葬ること」というのも何が言いたいのか理解できない。どっから出てきたのその話。少なくともTV本編でそんな話してないと思うんですが...
まあそもそも、今のジョージがこれらを口で周囲の人たちになんの説明もせずいきなり襲い始めるところからしてかなり無理あるんですよね。
結果的に一輝たちと激突することになったとしても、そこにジョージから一輝たちへの説明のフェーズがないのはあり得ないんですよ。対ギフとか赤石ならともかく、仮にもこないだまで味方として共に戦っていた者同士じゃないんかいと突っ込みたくなってしまう。


一方で、濱尾さんの真澄への思いを絶叫する演技自体はとても真に迫っていた感じがあって良かったと思っているので、なおさらストーリーとしての粗さが際立つ結果となったのが非常に残念なところです。

 

一輝の変身の必要性

 今回バイスがジョージの説得アイテムを見つけたんだからそれで充分だというのに対して、一輝は「狩崎さんが真澄さんを超えたいと思っているなら俺たちが戦わなきゃ」と言ってましたけど、これ回答になっていないと思うんですよ。「説得アイテムを携えてなおなぜ一輝が戦わないといけないのか」が説明されていない。これがもし説得アイテムで説得を試みたもののジョージがジュウガになって実力行使に出て、一輝の命が危なくなりやむなく変身とかだったらまだ納得できたんですけどね。

結局ジョージが真澄への素直な思いを吐露できたのは、説得アイテムである真澄との思い出の絵と、一輝の「全部、狩崎さんのアイデアから始まったんですね。真澄さん、すげえ嬉しかったと思います。だって、あなたたち親子の最高傑作ですよ」という言葉によるもの(アルティメットリバイスがジュウガを倒した時点では「まだ終わりじゃない」とジョージは戦意を見せていた)だったから、戦う意味はなかったはず。
「一輝が家族全員の記憶を失う」という状況を作るために大二とさくらの記憶を失わせないといけないから今回一輝が変身する必要があったのはそうだと思うのですが、それはあくまでメタ的な話で、作品世界の中で一輝が変身しなければいけない必然性が弱かった。だから結論ありきの話作りに見えてしまうんですよね。

 

さいごに

 上記で書いてきた話の粗さの他にも、ジャンヌがインビンシブルジャンヌにならずに再変身してジュウガに突っ込んですぐやられたり、唐突なギャグ描写(真澄の荷物漁るシーンや開けゴマのシーン)挟んだりといった点は見てて違和感を覚えました。制作側ってこういうの見てて気にならないのかな。
そして前回書いた部屋のシミの件はウィークエンドのアジトが狩崎家の実家であり真澄の隠し部屋があることを示すヒントとして使われていました。これに関しては最悪放置されることも懸念していたので、とりあえずは一安心。

残すところあと2回ですが、公式ページの次回のカットにアルティメットリバイとアルティメットバイスが対峙しているシーンがあるのでバイスが一輝の記憶を戻すために自らの身を犠牲にしようとする感じですかね。冬映画がある以上バイスが消えるってのはない気はしますが、どうなることやら。

 

 

 

仮面ライダーリバイス第47話「狩崎の反乱、変身の代償」感想

前回分はこちら。

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記憶喪失設定の扱い

 今回ついに両親のことも忘れてしまった一輝。この記憶喪失の件って散々序盤から種まきしてきたのに、ちゃんと尺を使って描かれたのはジーコの一件くらい。しかもその話ではラフレシアデッドマンの力で最終的に記憶を思い出しているので、「忘れてもラフレシアデッドマンの力を使えば何とかなるのでは?」というある種楽観的な可能性を見せてしまっている。

また、話の節々で触れられていたという意味では、第39話で温泉旅行の件、第43話で五十嵐一家は記念日にすき焼きを食べること、第46話で自分の家が銭湯を経営していることを忘れているということ自体は触れられていましたが、それってあくまで設定忘れてませんよアピール程度のものでしかなくて、その事実に対して一輝がどう葛藤し乗り越えていくかという部分が描かれていないんですよね。

多分今回と次回でその展開をやろうとしていると思うんですけど、ギフを倒してもうエピローグに入ったところでこれをやる意味ってあるのか、より正確に言うとなんでこのタイミングになるまでこの話をやらなかったのかなって正直思います。これは先週の感想に書いたジャンヌパワーアップの話と同じですが。
もしやるなら、せめてアルティメットリバイスの力を得て赤石を倒した辺りで両親のことを忘れ、ギフを倒すには一輝の力が必要になるけれどもこれ以上戦うと大二やさくらのことも忘れてしまうかもという恐怖と葛藤する流れにしないと、ただでさえ雑に処理されたギフは何のために出てきたのか分からなくなる。

 

あと今回カゲロウが「何かを得るためには何かを失う。等価交換だ。それを覚悟してお前らも俺たち悪魔と契約したんだろ」とどこかの錬金術師みたいなことを言っていましたが、一輝はともかく、大二やさくらって明確にカゲロウやラブコフと契約してたっけ?その辺りのリバイスにおける悪魔の基本的な設定もずっとフワフワしっぱなしなんですよね。
そういう意味では一輝の記憶が消えたらなんで写真から一輝が消えるのかも未だに分からなくてモヤモヤしてます。仮にそれがバイスとの契約上そうなるものなのだとしても、写真から一輝が消えるなら、一輝の存在が消える=記憶を失うのは一輝の周りの人間の方になるのが自然でしょう。ゼロノスと被るから意図的にずらしたのかもしれませんが、却ってトンチンカンなことになってる。

設定作るんだったら、特に物語の根幹に関わる部分ならなおさらロジックはしっかり作って欲しいと切実に思います。

 

インビンシブルジャンヌの位置づけ

 前回キングコブラバイスタンプ誕生の経緯が全く描かれていなかった(恐らくカットされた?)せいで、キングコブラバイスタンプはコブラバイスタンプが変化したものなのか新たに湧いて出てきたものなのかも分からず、公式サイトの「五十嵐さくらの悪魔「ラブコフ」の成長に呼応してコブラバイスタンプが進化したもの」という記述から前者だと思っていました。

www.tv-asahi.co.jp

しかし、今回(さらに言えば劇場版でも)は普通に通常ジャンヌに変身しているではありませんか。本編で描写しないだけじゃなく、公式サイトの記述とも整合性とれてないっていくらなんでも酷すぎると思うんですよ。
仮にキングコブラバイスタンプがコブラバイスタンプとは別個で新たに誕生したものだとしても、強いことが明確なジュウガに対して手加減できないと宣言しておいて、直接インビンシブルジャンヌにならずに通常ジャンヌを挟むのは意味が分からないけど。

まあインビンシブルジャンヌになっても速攻でジュウガにボコボコにされていたので結果は変わらないんですけど、前話で初登場したフォームが次の回で床ゴロしている姿はあまりに不憫なので、やっぱりインビンシブルジャンヌはもっと中盤辺りで出すべきだったんじゃないかなと改めて思います。

 

ジョージのラスボス化

 ジョージは「人類の未来のため、現存するライダーシステムを、仮面ライダーを駆逐する」と言っていましたが、それが目的なら生身の人間を襲う必要はないのでは?
そもそも今のジョージが彼自身の意志で動いているのかどうか不明瞭な部分はありますが、もしジョージ自身の意志で動いていたとすると行動の動機が理解できないんですよね。
大二が自分たちのドライバーを返却しようとしていたのをジョージが拒絶していたのを見るに、多分「自分の作ったライダーで父親が作成に関わったライダーを全て倒すことで、父親を完全に上回ったことを証明したい」みたいな感じなのかなと思いますが、そもそもジュウガドライバーやジュウガバイスタンプだって過去作られたバイスタンプの技術を応用している訳だからどこまで行っても真澄の名は付いて回る訳で、父親の技術力を超えるという意味では第33話で真澄から依頼されてハシビロコウバイスタンプを作った時点で達成されていると思うんだけど。。。

百歩譲って物語序盤のマッドサイエンティスト感全開の頃のジョージならともかく、ヒロミをデモンズの実験台にした件も赤石に言われて仕方なくやったと謝罪する等すっかり良い子ちゃん化した今のジョージがこういった行動に出るのは疑問でしかないですね。

 

さいごに

 ジョージが今回の騒動を起こした動機については次回でどう説明するのか気になるところではありますが、玉置がウィークエンドを掃除しているときに見つけた黒い汚れも妙に意味ありげだったけどあれは何だったのか。わざわざあんなシーンを入れたんだから、特に何もありませんでした~だけは勘弁してほしい...(去年末の回終わりでさくらが牛島家に行ったときのことを思い出しながら)

 

 

仮面ライダーリバイス第46話「向き合う勇気…真に護るべきものは何?」

前回分はこちら。

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次回分はこちら。

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一輝の記憶喪失

 今回の一輝の「どこの風呂に入るんだよ」という言葉。意図としては五十嵐家がしあわせ湯という銭湯を経営していることを忘れているということなのかもしれませんが、風呂って基本的には一般家庭にもあるものだし仮に銭湯を経営していることを忘れたとしてもこのセリフって不自然なんですよね。
大二は大二で一輝の言葉に違和感を感じていないようだし。どこのって言われたら普通「どこってうちに決まってるだろ。兄ちゃん疲れてるのか?」くらいのことは言いそうだけど。

公式ページによると劇場版は第46話と第47話の間の出来事のようですが、劇場版では普通にしあわせ湯の風呂に入ってるし一輝の記憶がどうなってるのかよく分からん。

www.kamen-rider-official.com

 

玉置の変身

 ついに変身したかという思いとともに、前回も書きましたが光のオーバーデモンズを挟まないでとっとと玉置に変身させてればこんな不自然なまでに玉置が不憫な扱いを受けることもなかったのではという思いもあって正直複雑な気持ちではあります。
デモンズトルーパーという存在もあるんだから、実際に強いか弱いかはともかく玉置が前線でここまで前線で戦わなかった理由に説得力がないんですよね。アギレラ(花)を守るためではなく、自分の罪を償い人々を守るための変身。そういう贖罪の思いがあるならなおさらもっと早く戦わせておくべきだった。

本人も「初心者には難易度高くないですか?」と言ってた通り、初変身でも正直あまり目立った活躍はできていなかったのは事実。せめてデモンズトルーパーとして戦闘経験を積ませておいて、オーバーデモンズ初変身時にはデモンズトルーパー時代歯が立たなかった多数のギフテリアンたちとも互角以上に戦えるところを見せたら、少なからず成長も見せられたはず。まあ戦う相手がギフジュニア・ギフテリアン・再生デッドマンズ軍団しかいないので代わり映えしないという問題もありますが。

 

さくらとラブコフの和解

 またさくらが「だからラブちゃんは無理しなくていいの!」とか怒鳴ってましたが(今回に関しては花も)、こういう演技させるの本当止めてほしい。この演技指導してるのが監督なのか他の人なのか、それとも台本に指定されているのか知らんけど、ただヒステリー起こしているようにしか見えない。今回に限った話じゃないけど、さくらは多いよホント。

結局今回のいざこざはさくらがラブコフの話を聞く耳を持たなかったが故に起こったことで、花に相棒の言うことに耳を傾けろと怒られて謝罪して仲直りという。これやっぱりこんな終盤でやる話じゃないしわざわざ2話に跨いでやる話でもないよね...?
というか「一緒に戦い、ラブコフもさくらを守る」という意味ではこれまでラブコフが武器になって(リバディアップ)戦ってきたことで既に達成されていると思ってるんだけど何が違うの?そもそもラブコフは自身の弱さを表面化させた存在なんだから、弱いことこそがアイデンティティーだと思うんだけど。

他にも、キングコブラバイスタンプも唐突に出てきてて出自がよく分からないし、なぜラブコフが急に河内弁になってるのかも分からないし、リベラドライバーは悪魔がそのまま実体化するはずなのになぜジャンヌと一体化できるようになったのかも分からないし、キングコブラバイスタンプに変化したはずなのにこの話の後の時系列である劇場版でまた通常ジャンヌ(コブラゲノム)に変身しているのもなぜなのか分からない。もう分からないことだらけ。

 

ギフの退場

 なんか1話から引っ張ってきた敵の親玉の退場してはあまりにあっけなかったなと。弱いというのも適切ではない気がしていて、ただただしぶとかっただけという方が正しいのかも。積極的に自ら出向いて人間たちを捕食していった訳でもなく、そういった部類の役割はほぼほぼ赤石が担っていたため当の本人は引きこもってポコポコギフテリアンたちを生み出していただけ。なんで言葉をほとんど発さなかったのかも謎のままだったし。

結局異空間のギフの棺とギフ本体双方を攻撃することでギフにダメージを与えて倒してましたが、朱美さんが言っていた「ギフを倒せるのはギフの力だけ」ってなんだったんだ。。。ギファードレックスバイスタンプを開発させるための口実というメタ的な理由しかないように見えてならない。

あと一輝がギフに対して「人間には悪魔が必要だ」と言ってましたが、そうは言っても五十嵐家以外に悪魔が必要だったケースが示されていないので主語がでかいなと思ってしまう。このセリフを言わせるならせめてこれまでのストーリーの中で五十嵐家以外の人間が悪魔の必要性を実感できるようなエピソードを複数入れておくべきだったんじゃないんですかね。

また、これは重箱の隅寄りな話なので余談ですが、アルティメットバイスがファイナルミックスで異空間へ行く前、自分のギファードレックスバイスタンプをアルティメットリバイに渡してたけど、異空間に着いたアルティメットバイスのリバイスドライバーにはちゃんと装填されてました。いつの間に返したんだ?

 

さいごに

 ジャンヌのパワーアップ、玉置の初変身、ギフの退場と全体的に詰め込み過ぎな回だったなと感じました。言いたいことはほぼほぼ上で書きましたが、あと1つ気になったのはヒロミがジョージからもらった弓矢強すぎ問題。ギフテリアンすら倒せる弓矢ってもはやデモンズトルーパーより強いでしょ。
当のジョージは次回ぼくの作った最強の仮面ライダーで一輝たちに牙を剥くようですが、序盤のマッドサイエンティスト感満載のジョージならともかく、赤石に責任なすりつけて良い子ちゃんポジションにシフトしたジョージを敵対させるのは説得力に欠ける気がしてならないです。まあでも細かいことは次回を見てからですね。
ではでは。

 

 

 

仮面ライダーリバイス第45話「終わらぬ悪夢、守る者と守られる者」感想

前回分はこちら。

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次回分はこちら。

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オルテカの帰還

 前回ギフの中で生存していることが発覚し、再び繭ごと地上に放たれて今回ヒロミの手で拘束されたオルテカ。花がオルテカに対して政府に突き出すと言った後、オルテカは「自分たちは正義の味方だから無罪放免か」という視聴者も気になっているであろうことを聞き返していました。
それに対し花は「全てが終わったら、私も...」と言っていましたが、このセリフを言わせるならこれまでにもっと反省しているような描写を見せておくべきだったのでは?真澄の「アギレラであったことを恥じる必要はない。むしろ誇りに思いなさい」という謎発言もそうですが、どうも贖罪の意識というものがうまく描けていないように思えてならないんですよ。その割に花とさくらでキャッキャウフフする描写は割とあるのでなおさら。
それにパラレルでなければ本編後の時系列と思われる劇場版(バトルファミリア)見てると、本当に反省してる?って思わざるを得ない。ネタバレになるのであまり明言は避けますが。

 

父親との決別

 ジョージが真澄の墓前で「もうあんたの力には頼らない」と言っていたけど、これまでも真澄の力に頼ってたことあったっけ?ローリングバイスタンプやデモンズドライバーを作ったのは真澄だけどそのことを言っているのかな。わざわざこういうシーンを入れたということは、ジョージもまだ何か企んでる気がしますね。デストリームドライバーで悪魔を利用しないドライバーとしては完成形を作っている訳ですがはてさて。

 

さくらとラブコフのコミュニケーション不足

 ラブコフの背中の傷を見つけ、早く傷を治すことに専念して戦いは自分に任せろというさくら。それに対しさくらと共に闘おうとするラブコフ。今回のさくらを見ていると、彼女は全然ラブコフの声に耳を傾けることをしていないんですよね。ここにすごく違和感があって。
理由は違うとはいえラブコフがさくらと揉めるのは第32話・第33話でもやってたことで、終盤のこの時期に相棒との意思疎通が図れていない展開をお出しされると、こちらとしては正直今更なんでこういう話やってるの?となってしまう。
せめてこれが例えば、ギフテリアンたちに襲われるさくらを庇ったことでラブコフに背中の傷ができて、それがだんだん大きくなっているから、さくらはそのことに負い目を感じてラブコフは休んでてほしいだったらまだ分かるんですよ。だけど実際には傷ができた原因は不明で、ラブコフが傷について何か言いかけたところでさくらが遮って(これ自体はギフテリアンが目の前に襲いかかってきたタイミングだったため仕方ない部分もありますが)その後それについて聞くこともしなかった。

これじゃさくらがラブコフとのコミュニケーションが足りていないからこんなことが起きているようにしか見えなくて、そうなるとこのレベルの話をするのってもっと序盤や中盤だよねってなるんですよ。散々大二との対立を引き伸ばす時間があったんだから、もっと早くやれただろうに。

 

戻ってきたギフ

 前回の感想でも書いた通り、案の定ギフは普通に戻ってきててもう...一輝や大二は驚いた様子を見せていたけど、ギフの力で閉じ込めたんだからそりゃギフなら戻ってくるでしょ。。。ギフも五十嵐家を新しい世界の始祖として迎え入れてそれ以外の人類を無に帰そうとしているけど、これも前回書いたように五十嵐家だけ残してもギフが食糧難になるのでは?という疑問に対する回答が提示されていない状態なのですごくもやもやする。

大二も大二で、ギフや再生デッドマンズに対して、この期に及んでライブとエビルで舐めプしてるのはなんなの...かと思えば今回アギレラはしれっと単独でヘルギフテリアン倒してるし、もうパワーバランス適当すぎる。

 

そういえばギフに操られたバイスが夜中に動き出したとき、時間が逆行するような描写が入りましたがあれはなんだったんだろう。ただのイメージ描写なのかギフがバイスを介して何か引き起こしているのか。

 

さいごに

 今回はみんなと一緒に現場に行きたがっていた玉置が気持ちいつもよりフォーカスされていた印象でしたが、公式サイトに上がっている次回のカットを見ると光からデモンズドライバーを受け取っている様子が見えるので、次回ようやくオーバーデモンズに変身する感じですかね。正直光のオーバーデモンズを挟まないでとっとと玉置に変身させてればこんな不自然なまでに玉置が不憫な扱いを受けることもなかったのではなかろうかと思ってしまいますが。
そして今回良い意味で一番驚いたのは石田監督回なのに変なギャグ描写が一切なかったこと。終盤だからギャグ描写を入れないようにしているというのはあるかもしれませんね。普段もこれくらいの温度感で作ってくれればいいのに!

 

 

 

 

仮面ライダーリバイス第44話「全身全霊をかけて、決断の行方」感想

前回分はこちら。

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次回分はこちら。

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ギフの目的

 今回ようやくギフが喋りだしました。というかあの異空間の中だから聞き取れているだけかもしれませんが。
ギフは悪魔を食料としていて、それを生み出す人間がいる地球は彼にとって楽園だった。しかし進化すればするほど人間の闇は極まり、このままでは自ら破滅に向かい絶滅すると考え、あくまで調整という建前で人類を襲っているとのこと。

うーん、なんか理由が釈然としませんね。つまり時代が進み人間の進化が進むにつれて人間同士で争いが激化してこのままだと人間滅びちゃうから争っている人間始末しちゃおうね的なこと?
でも後半のギフの話だと家族認定した五十嵐家以外全員始末するような言い方だったので、上記の認識が合っているとすれば前半で言ってたことと後半で言っていることがちぐはぐだし、最初から調整という建前で五十嵐家以外始末するという意図で言ったのであれば、ギフは今後悪魔を捕食する先がなくなってしまうけどどうするの?という疑問が湧く。五十嵐家が新しい歴史を紡ぐって言ったってその数十年数百年の間ギフは悪魔を摂取できない訳だし、それだったら50年前までのように眠りについた方が良いのではという気がする。そもそも家族認定した人間たちの悪魔を食べるのかって話でもあるけど。

あとギフ関連で言うと、今回アルティメットリバイスの攻撃がギフに効かないって言ってましたが朱美さんに「ギフを倒すにはギフの力が必要」って言われて作ったのがギファードレックスバイスタンプじゃないの?手術に無理やり引っこ抜いたから不完全とかそういう感じなんだろうか。そもそもあれで曲がりなりにも完成してしまっているのが不思議ではあるんだけど。

 

カゲロウ復活

 案の定復活してしまった。いや、復活したことそれ自体が悪いというよりは、第26話の展開を完全に茶番にしてしまったというのが問題かなと思います。
第26話ではクロウバイスタンプの副作用として大二かカゲロウどちらかは消滅してしまうことが発覚。カゲロウは大二に非情さを継承させるため、自ら消滅するよう仕向けて大二との決闘を行った。それなのにカゲロウが復活するということは、クロウバイスタンプの副作用とは何だったのかという話になるし、大二も第26話の戦いを経て非情さと優しさを併せ持った人間に成長しているはずだったのに、(特に第35話以降顕著ですが)実際には何も成長していなかったということになり、これは第26話全否定以外の何物でもない。
これなら、わざわざ大二とカゲロウを決闘させてあたかも大二が成長したかのような見せ方をさせる必要はなかったし、その後の悲惨な扱いを見ているとホーリーライブも出さない方が良かった。今回もヒロミ(体内年齢80歳オーバー)デモンズと相打ちだったし。

それと今回のカゲロウの「てめえ、やっと俺が必要だってことに気づいたか」というセリフもおかしいんですよね。そもそも大二は第26話時点でカゲロウとの共存を望んでいた。だからカゲロウの必要性はこの時点で認識している。なのにカゲロウにこんなセリフを言わせるのって、木下半太さんは自分で書いた脚本のことも忘れちゃったんですかね。このセリフを言わせるなら大二とカゲロウの決闘は大二から仕掛けた形じゃないと成立しないのよ。


そして大二の改心。何がきっかけで改心したのかがイマイチ分かりませんでした。
そもそも大二が対立するようになったのはギフや赤石に勝てないと思って屈服した方が人類を救えると思ったからじゃないの?それなのにカゲロウ復活=万事解決みたいになってるのはなぜなのか。仮にカゲロウが戻ってきてギフに勝てるかもと思ったんだとしたら、アルティメットリバイスが出た時点でそう思えない理由がわからないし、内心自分が間違っていることには気づいていたけど引き返せなかったんだとしたら、なぜ一輝や元太の説得ではダメで今回のヒロミならOKだったのか。家族をテーマにしているのに、この大二対立のくだりを散々引き伸ばした挙げ句、一輝との幾度にも渡る兄弟喧嘩も元太が自分の戦う姿を見せたのも何の意味もなかったのはもう笑うに笑えない。
結局今回の争いの直接的な火種になった朱美さんの死の誤解についても急に触れられなくなったし、話の作り方が下手すぎる。

エビリティライブは格好良いし挿入歌も良かったし、ヒロミの満を持してのデモンズ変身も良かったけど、上記の通り話の筋が通ってなさすぎて台無し。本当にもったいない。

 

真澄の最期

 ジョージがデモンズドライバーの調整を優先して父親である真澄の死に目に会えず、喧嘩別れのような形で終わってしまったので次回以降のジョージの動向は気になるところではありますが、結局真澄は何が原因で死んだのかよくわからなかったし、死にそうなのに頑なに仮面やフードつけたままだったり違和感あるところが目立ってなかなか感情移入ができませんでした。
というかウィークエンドに医療班的な人いるなら元太からギフの細胞取り出す手術のときなんでいなかったの?

 

さいごに

 カゲロウが復活して大二が戻ってきてギフを封印してめでたしめでたしみたいな感じになってましたけど、普通に考えてギフがあの異空間のゲートを開けられない訳ないんだからそりゃ戻ってきますよね。
大二周りに関してもようやく一段落つきましたが、上でも書いた通り対立に至った理由と戻ってきた経緯が噛み合ってなくて終始もやもやした回でした。カゲロウが復活したあのシーン単体で見るとそれ自体は格好良く見えるんだけど。さくらの「見てください、これが私の自慢の兄たちです!」も性格的に言わなさそうな上にタイミングも唐突すぎて違和感しかないし。
そしてなんとオルテカも異空間で繭の中に閉じ込められていて一応生きているみたいですが、彼に関してはやったことが外道すぎるので変に改心したりせずにきっちり退場してほしいところ。

 

 

仮面ライダーリバイス第43話「永遠の終わり、後悔の向かう先」感想

前回分はこちら。

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次回分はこちら。

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真澄の罪

 自分の悪魔をジョージの体内に移した。今回発覚した真澄の過去の罪ですが、なんかすごく後付け設定くさいなと。
「ジョージの性格形成には真澄の悪魔が影響を与えているかもしれない」というセリフからも、物語序盤ではクレイジーな面が目立っていたジョージがだんだん普通の良い子ちゃん博士になってしまったことへの言い訳のように見えてしまう。あくまで悪魔の影響(シャレではない)でクレイジーな性格になっただけで、ジョージは元々良い子なんですよみたいな。
真澄曰く動機は、ベイルと刺し違える可能性を考えたときにジョージと会えないのが怖くなった。この世から消えてもなお繋がりを持っていたいと考えたとのことですが、少なくともこれを行った時点で純平にギフの細胞を埋め込んだことへの贖罪の意志はあるはずなのに、息子に自分の悪魔を移すという行為を実行してしまったのは違和感を覚える。
まずリバイスにおける悪魔の定義が終盤の今でもだいぶふわふわしている状態なので、そもそも自分の悪魔を他人に移すということが可能なのかとか、真澄の悪魔がどういう存在なのかも分からないのが現実なんですけどね。

また、「今考えたら狂っている」という自覚があるのなら、なぜこんな死にそうなタイミングになるまで黙っていたのかも謎。

 

大二の迷走

 前回の元太の言葉を受けて一度は手を伸ばしたのに、なぜ大二はギフと契約するという方向に至ったのか。
理由として「カゲロウのためにももう後戻りはできない」「カゲロウを消してしまったから元太のようにはできない」「何より、あいつとの戦いを否定したくない」という発言をしていましたが、2つ目はまあ元太のケースと大二のケースではそもそも状況が違うというのはまあ分からなくはないので良いとしても、1つ目と3つ目に関しては理由になってないのでは?

そもそもカゲロウが大二と戦ったのは、カゲロウ自身の中にある非情さを大二に引き継がせ、優しさと非情さを併せ持った人間にさせるため。じゃあここで一輝たちの元へ戻ることは、なぜカゲロウとの戦いを否定することになるのか。カゲロウのためにならないのか。そこの理由付けが全然分からないんですよ。
ギフと契約して大二が第二の赤石になることはカゲロウの戦いを尊重した形だと言えるのかも説明できないし。

残り話数に対して敵が少なすぎて結果的に大二の迷走期間が無駄に引き伸ばされている感じしかしないんですよ本当。


不老不死を諦めた男の退場

 今回冒頭でギフの手によって復活させられた赤石。かと思えば速攻で戦力外通告される始末。なぜ復活させたし。
ギフに契約破棄されることを恐れた赤石は「不老不死を諦めてでも、この身を捧げます」と言ってましたが、ギフに見捨てられたくないという思いも当然あるでしょうが、アルティメットリバイスと戦って不老不死能力が絶対的なものでないことを知ってしまったからというのが大きいのでしょうね。

そしてその言葉通り不老不死能力を返上しギガデモスになりましたが、元々ギフデモスのときからジャンヌ、アギレラ、オーバーデモンズは圧倒していたこと、ギガデモスになってもアルティメットリバイに普通に足止めされているところを見ていると、正直あまり強化されている感は感じられませんでした。ギフデモス時代にジャンヌ、アギレラ、オーバーデモンズがもっと善戦していたら少しは印象が変わったのかもしれませんが。

強さの話で言うと光が今回「赤石は僕に任せてください」って言ってましたが、上記の通りジャンヌやアギレラ共々ギフデモスのときもボコボコにされていたので全然説得力がない。
結果的にはオーバーデモンズで4重ゲノミクス(フルゲノミクス)をすることで赤石を瀕死の状態まで追い込むことはできましたが、ヒロミやオルテカでも達しなかったフルゲノミクスを実現出来た根拠が申し訳程度の回想特訓描写だけというのはちょっとなあ。。。
これまでの戦闘で、特訓をしたことにより二重ゲノミクス、三重ゲノミクスができるようになったのを描写してきているのであれば今回のフルゲノミクスも納得できただけに、やはり積み重ねが足りない。
そして瀕死の赤石にとどめを刺したのは大二。一方的にですが息子のように見ていた大二に人生の終止符を打たれるその姿は、存外まんざらでもなさそうでした。最後の「聖なる男」という大二の呼び方は何とも意味深なものでしたが、文字通りホーリーライブと、あとは純粋なギフの眷属として人類を導く赤石の後継者、2つの意味が込められている感じでしょうか。

ともあれ、この約半年橋本じゅんさんの赤石劇場とも呼ぶべき振り切った演技は楽しませていただきました。

 

さいごに

 今回冒頭のギフテリアンたちがたくさんいるシーンでバイスが「今は俺っちたち以外戦えるやつが...」と言っていましたが、そういうときのためにアルティメットリバイスの分身能力ってあるんじゃないの?能力盛っている割に必要なときに使われないのは正直モヤッとする。
次回予告にはホーリーライブのマントを纏ったエビルのような後ろ姿が映ってましたがカゲロウ復活するんでしょうか。いずれにしてもいい加減大二の迷走にはいい加減決着をつけてほしいところ。

 

 

 

仮面ライダーリバイス第42話「激バトル!紅きベイルとデストリーム」感想

前回分はこちら。

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次回分はこちら。

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今週の大二

 大二が元太からの留守電を聞いているシーンで、
赤石「誰からの電話だ?」
大二「あなたには関係ない」
赤石「息子よ、反抗期なのかな?」
大二「触るな!家族ごっこに付き合うつもりはない」
の会話はそこだけ見てるとまるで本当の思春期の親子のようなやりとりでした。マジで制作陣はこの二人をどう見せたいんだろう笑

 

戦闘ではついにジャンヌにも変身解除させられてしまうホーリーライブ...もうとても最強フォームとは思えない扱いで泣きたくなってきますね。

そして元太が自らの戦う姿を見せて「自分を許すこと」の大切さを説いたことで、ようやく大二も元鞘に収まるかと思われましたが、ギフの横槍が入ったことで中断。次回でギフや赤石にまたメンタル揺さぶられるようなこと言われなければ戻りそうな気配はありますがどうなることやら。
まああれで戻ればそれはそれで単独で説得しに行った一輝の無力さが目立ってしまってなんとも言えないものはありますが。

 

元太とベイル 25年の因縁

 25年の長きに渡った元太もとい白波純平とベイルとの因縁にもようやく終止符が打たれました。元太はベイルドライバーをアップデートしたデストリームドライバーで仮面ライダーデストリームに、ベイルはクリムゾンベイルバイスタンプでクリムゾンベイルに変身しそれぞれ強化された状態で繰り広げられた激闘。どちらもデザインは好みなんですが(クリムゾンベイルに関してはほぼジャックリバイスまんまですが)、真澄はなぜベイルにクリムゾンベイルバイスタンプを渡したんでしょうか。
メタ的には一方的に弱ってるベイルをボコボコにする絵面より、実力が拮抗して激闘を繰り広げる絵面の方が良いし、スピンオフベイル第5話での純平とベイルの激闘を再現したいという思いがあろうことは理解できるんですけど、物語としては真澄が敵に塩を送った形にしかなってないんですよね。最終的にベイルを吸収するために必要になるとはいえ、それをベイルに渡す必要性はないですし。

一方元太の変身するデストリーム、変身ポーズがどことなく腹を決めた武士っぽいなと思ったらやっぱり切腹を意識したポーズみたいですね。個人的には結構好きですこれ。

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因縁の決着は元太が制し、最終的に元太はベイルを許しました。それは自分もろとも倒すことを選んだ純平時代とは真逆の選択。そう選択した理由としては、一輝とバイスの関係を見て人間と悪魔の共存の可能性を見た(自分の中の悪魔もまた自分として受け入れ生きる)こと、そして幸実から「自分は幸せな人生を送れている、どんな人生を歩もうと見守る」と言う趣旨の言葉を言ってもらえたことが大きいでしょう。
まあ許すとは言っても、これまでベイルは元太(白波純平)の家族以外にもウィークエンドのシェルター襲撃等で少なからず犠牲者を出しているであろうことを考えると、バイスのようなノリで扱うのは危険。かといって元太自身がベイルとともに死ななければならないというのも25年前にやろうとしたことと同じだし、真澄が体を張ってベイルを封印した意味が弱くなってしまうので、元太の体内に吸収して奥底で眠ってもらうというのは落とし所としては妥当でしょう。

ただ今回の話で一番致命的なのは、これスピンオフベイルを見てない人にとっては正直なんのこっちゃという話だろうなと思ってて、スピンオフベイルの主題歌「My dream」が今回の挿入歌として流れたのもスピンオフベイルの視聴者にとっては感慨深いけど本編しか追ってない人にとってはこの曲何?って感じになっちゃうんですよね。
そう考えるとやっぱり有料配信のスピンオフを見ていないと分からないTV本編の構成にしているのはいかがなものかと思う訳で。本編放送中に有料配信でやるスピンオフは、それなしでもちゃんと本編の流れが理解できる作りになっていないといけなくて、本編とスピンオフが合わさって初めて100%になるようなやり方はやっちゃいけないんですよ。去年のセイバーもそうだったけど。


さいごに

 前回の感想にも書きましたが、赤石の体の石化(崩壊?)が始まっているのはなぜなのか今週もよく分かりませんでした。今回退場したかと思ったら次回予告見る限りまだ生きているようなので、その辺りの話に触れてほしいところだけどまあしないだろうなあ。。ヘルギフテリアンをアルティメットリバイスが倒したときもその辺触れなかったので、まあ再生能力を上回る力を叩き込んだくらいの感覚なんでしょうね。
そして真澄も何を患ってたのか、今回で本当に退場してしまったのかも分からずじまいなのでさすがにそこは来週フォローしてほしいなあ。

 

 

 

仮面ライダーリバイス第41話「父の真意、息子の決意!」感想

前回分はこちら。

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次回分はこちら。

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カゲロウ復活の可能性

 今回、大二が正義感が暴走して自分じゃ止められなくなってる(そもそもこれが正義感の暴走と言えるのか疑問という話は前回までの感想でもしていますが)のはカゲロウを失ったことに関係があるのでは、という点に言及していました。
これはカゲロウ復活の可能性を匂わせるものでもあり、実際復活すれば盛り上がるとも思うんですが、ただもしそうだとすると、自身の非情さを大二に引き継いだはずのカゲロウ退場回が全く効果をなしていないことになり、とんだ茶番になるんですよね。
まあ今の大二の状況自体が、あの回で言っていた「カゲロウの非情さの影響で大二は強くなった」状態からかけ離れているので、時既に遅し感は否めませんが。

 

デモンズトルーパー軍団

 ヒロミが率いるデモンズトルーパー軍団。イメージ映像(?)でアクション監督の渡辺淳さんとバイスの永徳さんが変身決めてたのはちょっと不意打ちでびっくりしましたwまあそれはそれとしてこの量産型デモンズドライバー、なぜ玉置に渡さなかったのかは謎。戦力的に大幅な強化にはならないとしても、生身で銃で戦闘に参加させるよりは生存確率も上がるし遥かに良いと思うんですけど。
なんか、とりあえず玉置は哀れな状況に置いとこうという意図が強すぎませんか?真っ当な理由がないのにこういう展開になるとそう邪推せざるを得なくなってしまう。

ちなみにデモンズトルーパー、呼称がスパイダーゲノムやクワガタゲノムではなくα、βという呼び方らしく、スペックも元のデモンズの3分の1程度なので本当に量産型なんだなって実感します。ただ、デモンズドライバーが量産型ライダー用ベルトとして使われるのは内心複雑ではある。

www.tv-asahi.co.jp

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光の稽古

 今回「なぜ太助が光を守ったのか」という太助の思いについての会話がなされていて、それ自体は別に引っかかるところはさほどなかった(本当に光を愛していたから感情を優先して光を救ったということはあの公子おばさんは...と思ってはしまいましたが)んですけど、ウィークエンドが襲撃を受けている最中にのんきに稽古している場合じゃないだろと。太助の死が精神的にきてて出撃できない光と、戦いから戻ってきたさくらがその会話をするというシチュエーションの方がまだ理解できる。

 

アルティメットリバイスvs赤石

 赤石がアルティメットリバイスの技を食らい自身の体の一部が石化したことで、自身の不老不死能力への信頼の揺らぎが起こり、アルティメットリバイスへの恐怖が生まれて小物化が加速するという流れ自体は分かるんですが、そもそもアルティメットリバイスの攻撃が赤石の体の石化を引き起こした(=不老不死能力への干渉)のはなぜなのかがよく分からない。
せっかくこの展開をやるなら、アルティメットリバイスにはこういう能力があるというのを提示した上でやらないと、なんかノリと勢いで不老不死能力突破しちゃったという感じにしか見えなくなる。
この戦闘絡みで言うと、割り込もうとした大二を止めた花は今回久々に活躍したなと感じる一方で、大二を止める動機が「さくらの悲しむ顔を見たくないから」なのは、依存先がギフからさくらに変わっただけであまり人間的な成長が感じられなくて悲しくなりました。

ギフも今回急に激昂しましたが、ここまで言葉による意思疎通を全くしてきていないのでなぜ怒ってて何がしたいのかさっぱり分からない。赤石とギフが契約したときだって、普通に考えれば意思疎通なしで契約なんてありえないんだし、ちゃんとギフの意思表示は明確にさせるべきだと思うんですよ。

 

さいごに

 元太はベイルとの決着のためジョージに新しいドライバーを作るように依頼し、狩崎父こと真澄もまたウィークエンドライバーを手にしてベイルに挑もうとする。ずっと元太の方ばかりに目が行っていたので、ジョージの父である真澄も変身する展開は予想外でした。
まああのボロボロの状態なので、変身する直前に倒れてしまいそうな気もしますが。そもそも真澄は全身火傷を負った過去はあるけど、それ以外に死にかけるような要因何かあったっけ?