ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーガッチャード第31話「暗闇のふたり、互いを信じて。」感想

前回分はこちら。

chirashinoura-world.hatenablog.com

 

りんねの再起

 前回アトロポスに精神的に追い詰められていたりんねですが、冒頭でミナトにしっかりしろって言われただけであっさり自信取り戻してて前後編にする意味あった…?って思ってしまいました。
りんねが動揺してたのって、恋敵としての静奈を邪魔に思っていたのが事実だったがためにアトロポスの言うこと(りんねが静奈の存在を消すようアトロポスに消しかけたという嘘)を否定できなかったところが大きい訳で。ミナトの激励の言葉は静奈がまだ助かるという希望を持たせるものと、自分の信じる自分のルールで自分らしく戦えというもので、いずれも上記のりんねの悩みを払拭できるものではないと思ってます。だけどりんねはミナトの言葉で立ち直っていたので「???」となってしまう。

あと、後半のクラーケンマルガムとの戦いでも、りんね(マジェード)の頼みで宝太郎がマジェードを攻撃した後の流れがよく分かりませんでした。「ネミネムーンの力が太陽の力を隠した」とりんねは言ってましたがあの描写では何がどうなったのか読み取れないんですよね。仮死状態云々とか言ってましたが、わざわざ攻撃を食らう意味はどこにあったのかも謎。宝太郎の所有物のはずのエクスガッチャリバーが急にマジェードの手元から出てきたのも意味分からないし。

 

冥黒の王

 ウロボロス界で暗黒の扉が開きかけたときに現れた得体の知れない怪物の正体は、ラケシス曰く冥黒の王とのこと。順当にいけばこの冥黒の王がラスボスになる感じがしますが、一応グリオンも死んだことが確定した訳ではないので、冥黒の王を倒された後にグリオンがまた出張ってくる可能性はありそう。そうなるとまたラスボスが仮面ライダーになっちゃうんでしょうか。

 

りんねと静奈の和解

 静奈にとってみれば、小さい頃自分が複雑な家庭環境にいる中で勇気づけてくれた宝太郎が大きな存在なのは理解できる。そんな宝太郎とまた会えたと思ったら当の本人はりんねと親しげな状態なので、自ら積極的にアタックすることや、りんねにも宝太郎との関係を確認することは別に悪いことではない。
そんな静奈とりんねの関係が悪化したのはもちろん互いへの嫉妬もありますが、一番溝が深まった原因になったのは前回アトロポスの言葉に騙されて、りんねが静奈を始末するように仕向けたと誤解したことだと思ってます。
りんねが代役としてジュリエット役を買って出たときも、「みんな平気で嘘をつく」と言っていたことからこの時点ではアトロポスの言葉をまだ引きずっていたはず。ですが、その後の屋上での和解したときにはこの部分については全く触れられないまま嫉妬したことを謝り和解する形になっていて、消化不良感が否めなかったのは正直なところ。

あとこの前後編通して見て思ったこととしては、りんねが急に宝太郎に恋愛感情を持ってるように見えてしまって、過程とは…?という思いが拭えない。ハイパーバトルDVDの方でそれっぽい話をやってるみたいですが、そこは本編でやらなきゃダメでしょ。


さいごに

 なんか最近スパナがかませになっててちょっと悲しい。ヴァルバラッシャーは複製されてラケシスにも渡されて、だんだん立場が…笑