ついに幕が開けた令和ライダー。続けられる限りは感想書いていきたいと思います。
次回分はこちら。
chirashinoura-world.hatenablog.com
飛電或人-仮面ライダーゼロワンへの初変身
お笑い芸人として人を笑顔にしたい或人が、暴走したヒューマギア(マギア)に対して人の夢を笑うなと啖呵を切るところから勢いで初変身する流れがヒーロー然としていて熱く、とても好みです。
ゼロワンドライバーを着けたことで衛星ゼアに装着者の脳が無線接続し、人工知能と同じ思考速度を持つことで初変身用のマニュアルをあの短時間で学習できるという、「初変身なのになんでちゃんと戦えるんだ?」という疑問への答えが用意されているところはさすが高橋悠也さんだな、と。
プログライズキーをドライバーにタッチしたとき衛星からライジングホッパーがやってきたり、衛星から力を受けての変身は555やメテオを彷彿とさせます。
そしてアクション面ですが、ジェットコースターのレーンから飛び降りてのパンチや、相手の攻撃を宙返りで避け車に次々に飛び乗ってからのパンチ、そしてライジングインパクトと1つ1つの魅せ方が格好良い!
一方でライジングホッパーのジャンプ力に驚くところやライジングインパクト後に勢い余って足をくじくところなど、初変身らしさも見られるところも良い塩梅。
人々を笑顔にする「目的」のためにお笑い芸人という「手段」で活動してきた或人が、ゼロワンとしての戦いを経験することで、「こういう笑いのとり方もあるってことか」とゼロワンとして人を守るという「手段」でも人々を笑顔にできるという考えに至るのがなんというかエモいです。
それだけに、飛電或人の由来が「hidden alt(altnate)=隠された 代替の」と推測できてしまうのが不穏な空気を感じます...脚本家が脚本家なだけに宝生永夢ゥ!な展開を期待せずにはいられません。
仮面ライダーゼロワン ライダーヒーローシリーズ01 仮面ライダーゼロワン ライジングホッパー
- 出版社/メーカー: バンダイ(BANDAI)
- 発売日: 2019/08/03
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログを見る
A.I.M.S.
今回は変身はせずA.I.M.S.としての顔見せという感じでした。唯阿ちゃんは諫の部下かと思ったら、諫がエイムズショットライザーを持ち出すとき「私の許可なくそれを持ち出す…」と言っているあたり、どっちかというと上司っぽいですね。佇まいを見ているとルパパトのつかさ先輩っぽい感じでとても好み。そして諫は手が早い笑
腹筋崩壊太郎
1話のゲストとして登場したなかやまきんに君演じる腹筋崩壊太郎。ネット上では「腹筋崩壊ロス」が話題となってTwitterでもトレンド入りしてたり、ニュースになったりもしてますね。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190901-00000036-it_nlab-ent
名前や見た目から来る濃厚なキャラクターもさることながら、元々人間を喜ばせたいという善意の下に動くヒューマギアが暴走して人々を襲っているところや、一度暴走してマギア化すると現状元には戻せず破壊以外の手段がない不可逆性が切なさを強くしている気がします。
私自身、彼が倒されたときあんな切ない気持ちになるとは思いませんでした。それにしても大森Pが手掛ける作品に出てくる〇〇太郎は短時間で悲劇に遭う運命なんでしょうか。。
西岡徳馬・山本耕史の役柄
西岡徳馬さんと山本耕史さんのゼロワン出演は先週のジオウ最終回放送後に発表され、ビッグネームの出演にかなり驚きましたが、その時点では役柄は不明でした。
そしていざ今回のオンエアを見てみると、なんとそれぞれ或人の祖父・父というかなり重要そうな役柄。いずれも作中では故人(父はヒューマギア)ですが、今後も回想シーンで出てきそうな気がしますね。
なぜ是之助社長はヒューマギアが悪用され暴走する危機が来ることを知っていたのかも気になるところです。滅の「かつてのこの町のように」という言葉や諫の「歴史は繰り返すのか」という言葉から、過去に何かしら似たようなことがあったのは確かなようですが。。
ちなみに西岡徳馬さんは飛電或人 仮面ライダーゼロワンの祖父でもある一方でウルトラマンタイガの祖父(ウルトラの父の声)でもあるため、日本が誇る現役3大ヒーローのうち2人のおじいちゃんと考えるととても偉大な存在です。
個人的にかなり事前期待値が上がった中でのゼロワン開始となりましたが、「仮面ライダーゼロワンとはこういう作品である」というのを綺麗に描いた率直に面白い第1話でした。