ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーギーツ第39話「創世Ⅰ:俺のデザグラ」感想

前回分はこちら。

 

chirashinoura-world.hatenablog.com

 


創世の力の制約

 女神が創世の力を使うには、理想を願う脱落者の心「ギラギラ」が大量に必要で、英寿一人の意志で願いを叶えるには限界があると言っていました。
スエルの台詞からして、恐らく創世の力に覚醒したのはブーストマークⅢレイズバックルを生成したときだと思うんですが、未知の強力バックルの生成とか人の記憶操作はできるのにIDコアのヒビ修復はできないというのは基準が曖昧だなと。他にも、ツムリを現代に残すことができたのであれば、元の時代に戻ろうとしている運営側を残すことだってできたはずでは?と思ってしまう。
ここの設定って前回の感想でも書いた「創世の力持ってたらそれで何でも解決できるじゃん」というツッコミに対する方便だと思うんですが、どういう類いのことができてどういう類いのことができないという基準がかなりフワフワしたままなので、ただの言い訳用に設定を用意したとしか思えないんですよね。


祢音の一人暮らし

 今回いきなり祢音が家を購入して一人暮らしを始めましたが、正直展開が唐突すぎますね。
祢音の抱えている母親との確執の話を進める中であれば一人暮らしを始めるという段階は入ってくるのであれば理解できるんですが、今回はどういうきっかけで一人暮らしをすることになったのかの描写もなくいきなり家を買うところから始まったので何が何やらでした。


ケケラとベロバの願い

 今回ケケラとベロバの願いが明かされましたが、それぞれ「理想の笑いを得るまでこの世界に存在できる権利」「理想の不幸を見るまで、この世界に存在できる権利」というグランドエンドで消えないための願いでした。
願いの内容が「自分自身が何かを成し遂げたい」系の願いではないあたりあくまで傍観者という姿勢は変える気がないようですが、なんでわざわざ条件付きにしたんですかね。言葉通りとるならば、自分が満足できる笑いや不幸を見ることができたときには存在できなくなって消滅してしまう気がするんですが。
もしかしたら本当に消える気なのかもしれないけど、未来人の考えることはわからんですね。

 

ミニジャマト農家

 雰囲気変わりすぎてて一瞬誰かと思いましたが、大智が細々とミニジャマトを生産していました。
次回予告に普通に人間の姿をした大智もいたので、このミニジャマトを育てていた大智は恐らくベロバが回収したIDコアを餌に育てられたジャマトが擬態したものですかね。
だとしたらベロバは何のためにこんな行動させてるのかは謎ですが。

 

さいごに

 今回のサブタイにもなっていた、英寿のいう「俺のデザグラ」ってなんなんでしょうね。英寿が求める世界を叶えるためにジャマトを倒していくって別にデザグラでもなんでもない気がするんですが…。
次回はずっと不遇続きだった景和が覚醒するらしいですが、創世の女神やたら敵視問題や自分の願いの矛盾問題が全然解決してないのに大丈夫なのかという思いしかないです。