ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーギーツ第35話「慕情Ⅲ:姉の願い 弟の願い」感想

前回分はこちら。

chirashinoura-world.hatenablog.com

 

沙羅のサポーター

 てっきり景和は沙羅から事情を聞く感じになるのかと思ったら、沙羅自身は景和がデザイアロワイヤルに参加していることに気づいていないのはちょっと驚きました。ケケラに対しても、沙羅が仮面ライダーになったことについて最初は糾弾したものの、沙羅自身が「景和を危険な目に遭わせたくない」と言ってデザイアロワイヤルに乗り気になったことを告げるとそれ以上問い詰めることはしませんでしたね。まあ問い詰めたところで状況が変わる訳ではないのはそうなんだけど。
結局景和は「姉ちゃんの思いを無碍にしたくない」という思いから、デザイアロワイヤルに参加してるのを隠しつつ、IDコア集めのミッションで沙羅の護衛として動いてました。景和がポンチッチにアテレコしてる姿はまるで眠りの小五郎推理ショーのときのコナンのよう。というか景和は正体隠そうとしてるけど、今のミッションでIDコア所持数ランキングの一覧が出るんだからすぐバレるのでは?
あとニンジャフォームに変身した後唐突に謎の透明マント的なアイテムを取り出してたけどあれはどこから持ってきたのか謎。ニンジャフォームの武器の1つって訳でもなさそうだし、仮にそうだとしたらこれまでも活かせる状況は何かしらあっただろうに使わなかった理由がない。

 

舌切り雀の末路

 英寿に共闘を持ちかけるも企みを見透かされ失敗。その後IDコアを手土産に祢音と沙羅との共闘を持ちかけ、道長に彼女らを始末するよう仕向けるも失敗。なんか過去決勝に残ってた割には頭脳戦でも失敗続きですよね、大智。
最終的にはライダー特効持ちのバッファにやられる訳ですが、あんな頭脳派キャラとして描いておきながら、最後道長と鉢合わせても撤退せずに正面から戦った理由がよく分からなかったです。自分の願いを叶えることを何よりも優先するなら、あそこは逃げる以外選択肢はないはず。ましてや前回はすぐ撤退していただけに余計なぜ今回はそうしなかったのかが理解できなかった。こういうところにご都合主義感を感じてしまうんですよね…これをやるなら逃げ場を完全になくした上で必然的に戦わざるを得ない状況にしてからやるべきだった。
中の人的にはまだオールアップしていないようなのと、「これで終わりだと思うな!」という捨てゼリフ、アルキメデル(古代魚ジャマト)に回収されたナッジスパロウのIDコアから、ジャマトに人格コピーされた大智がまた立ちはだかる可能性はありそう。ジャマトならバッファのライダー特効効かないですし。

 

さいごに

 今回ニラムとウィンがしれっとスエルの権限で復活していることに正直釈然としていません。前にも似たようなこと書いた気がするけどこれやり出したらもう何やっても言ったもん勝ちなんですよ。脱落しても退場してもどうせすぐ復活すると思われて全く緊張感がなくなる。
IDコア集めに関しては、今のところ大智から手に入れた分があるので沙羅が現状ランキング1位ですが、英寿を筆頭に化かされて奪われる可能性は十分ある。
まあ話の展開的には、終盤に向けてこれ以上デザイアロワイヤル(グランプリ)に巻き込まないために、沙羅をここで比較的安全な形で脱落させるのが妥当なところでしょうか。