ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーギーツ第36話「慕情Ⅳ:かりそめの共闘」感想

前回分はこちら

chirashinoura-world.hatenablog.com

 


退場の扱い

 今回英寿と道長の会話で、ジャマトに殺されたら命も失うという意味合いの台詞がありました。
デザイアロワイヤルに入ってからはどんな形であれIDコアを壊されて退場しても、ペナルティは二度と仮面ライダーに変身できなくなるだけで退場者は死なないルールなのだと思っていましたが、上記の会話を加味するとどうやらIDコアをジャマトに破壊された場合に関しては以前のような退場と同じく退場者は死亡になる模様。
なぜそういうルール変更がされているのか特段理由は用意されてなさそうなので、ご都合展開だなと思ってしまいますね個人的には。


滅びる農園の主(擬態)

 今回あっさり退場してしまったのを見ると、アルキメデル(に擬態した古代魚ジャマト。以下古代魚ジャマトと記載)をここまで生き延びさせる理由はなかったなというのが正直な感想。道長がジャマ神になって得た力が仮面ライダー特効であることを今回の戦闘で示したので意味はあったと言う見方もあるかもしれませんが、それは別に古代魚ジャマトじゃなくてもできる役割な訳で。
とはいえ、あの時点でジャマト内最大戦力は恐らく古代魚ジャマトだったのも事実なので、IDコアを狙ってバッファと戦いバッファの力はあくまで仮面ライダー特効であることを示すところまではまだ自然な流れだったと思います。
ただその後、1対2とはいえああもあっさり倒されるのはちょっと…アルキメデルという幹部級のキャラを作って、その彼を丸ごと捕食した古代魚ジャマトはさぞ強くなったのかと思いきや結局捕食前と大差ない展開で倒されるのを見ると、アルキメデルの存在意義はどこにあったのか分からなくなってしまいました。

せめて道長を退場まで行かずとも変身解除・一時戦線離脱させるくらいの強さを見せてから倒されていればまだ納得できたんですけど。

 

ポンチッチ正体バレ

 今回景和がデザイアロワイヤルに参加していることが沙羅にバレましたが、思ったより早かったですね。まあ長引かせておくと前回の感想でも書いた通りIDコア集めのランキング発表でバレるというしょうもないバレ方になっちゃうのでこのタイミングしかなかったのは事実なんですが。(そもそもこの正体隠すくだりをやる必要があったのかは置いといて)
とりあえず、沙羅のピンチで姿を隠している場合じゃなくなって目の前で変身して助ける王道の形でのバレ方だったのでそこは少し安心しました。


さいごに

 ここに来てグランドエンドというワードや、ゲートを通れずにこの世界に取り残されたらサポーターたちも消滅するという新たな設定が生えてきましたね。
 ケケラも既に景和は復活したのに、ジャマトの復活を餌にして古代魚ジャマトに沙羅を倒すようベロバとともにけしかけていたので、景和が仮面ライダー(プレイヤー)としての強さを発揮する様を見られるなら他はどうでもいいというスタンスは本心っぽいですね。
それにしても、大切な人が死ねば景和は強くなるというのはなかなかサイコ入ってますが。