ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーギーツ第8話「邂逅VII:切り札ニンジャ」感想

前回分はこちら。

chirashinoura-world.hatenablog.com

 

桜井家両親の死因

 沙羅がタイクーンのコアIDに触れたことで桜井家の両親はジャマトに殺されたことが判明しましたが、通常一般人がジャマーエリアで命を落とした場合は蕎麦屋の大将のようにそのデザイアグランプリ終了後の世界で復活していたはず。
それなのに復活しないということは、そのデザイアグランプリでライダーが全滅したか、実は両親がデザイアグランプリに参加していてジャマトに殺されたかのいずれかですが、今回の描写を見た感じ前者の可能性の方がまだありそう。
いずれにせよこのままだと推測の域を出ないので、劇中でちゃんとそこに言及してほしいところ。

 

ニンジャブーストとドクターストップ的脱落

 誰かが注意を引き付け他の誰かが缶を蹴る共同作戦を景和が提案するものの、各々自分の願いがある以上勝ちは譲りたくないので当然誰も乗らない。
英寿も言ってたけど、景和も他のプレイヤーと同じで中身は傲慢なんですよね。
世界平和を掲げてる割に、ゾンビゲームのときは奏斗にはゾンビから戻れる可能性があることを教えなかったし、今回も姉ちゃんが人質になったから急に共同作戦を持ちかけたし。良くも悪くも普通の人として描かれている。
そこで腐らずに景和が自ら囮になって、ニンジャバックルに選ばれて人質になった人たちを救い出す展開は良かったと思います。
それだけに、ドクターストップ的な感じで脱落させられてしまったのはすごくモヤっとしました。
「負傷や病など緊急の理由によって参戦不可能となった場合、脱落となる。」というルールのようですが、あの状況で脱落なら今回冒頭の時点に既に景和は既にボロボロだったし脱落でしょ。メタ的には今回で景和に花を持たせてから一旦退場させたかったというのはあると思いますが、運営の匙加減でどうとでもなってしまうのはゲームとしていかがなものかと。

なぜか今回のゲームもゲームクリアにならずに続くみたいだし(公式サイトには「ジャマトは進化する怪物だから」というあまり説明になってない記載あり)、全体的に後出しルールが多すぎる。

www.kamen-rider-official.com


最初から全部説明しろとは言わないけど、こうも後出しジャンケンが多すぎると今後も「どうせ新しい設定出して解決するんでしょ」という穿った見方をせざるを得なくなってしまう。
ゲームの醍醐味って開示されたルールの中でいかに上手く戦うかにあると思っているので、それを根本から否定するような作り方は個人的に好きになれないです。

 

さいごに

 正直景和がここで脱落するのは想定外でした。というか、上でも書きましたがあそこで後付けルールのせいでゲームクリアにならないのがすごくモヤる。
仮にも主役級ライダーだしじきに戻ってきそうですが、ゲームから脱落した者は仮面ライダー失格となっているはずなので、そこをどう理屈付けするのかは気になります。
これまで景和が記録として残していた動画をきっかけに記憶を取り戻しそうな感じはありますが、それとデザイアグランプリに復帰するのはまた別問題ですからね。(そもそも再びデザイアグランプリのプレイヤーとして選ばれたらIDコアに触れた時点で記憶が蘇るから記録動画の意味も薄いし)
まあ何にせよ、お願いだから後付けルール連発だけはやめてほしいです。