ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーギーツ第15話「謀略Ⅵ:仮面ライダーの資格」感想

前回分はこちら。

chirashinoura-world.hatenablog.com

 

運営とジャマトの関係

 今回のギロリとアルキメデルの会話からして、ライダー側とジャマト側で戦っていること自体はどうやらプロレス的なものではなく本気のようですね。
であれば、なぜアルキメデルの元に退場者のものと思われるIDコアやデザイアドライバーがあるのかとか、なぜデザイアグランプリという方式をとっているのかといったところが気になります。今回も景和と祢音にデザイアグランプリの裏側について詰められてたので、近いうちこの辺りは明かされそうですね。

 

道長の退場

 今回初めて、道長の願いが逆恨みだということにツッコミが入りました。当の本人は「俺からすりゃどいつもこいつも変わらない」って開き直ってましたが、結局「友人である透を生き返らせてほしい」という願いではなく「全ての仮面ライダーをぶっ潰す力が欲しい」を選んだ理由が全然見えてこなかったのが非常に残念でした。
そして無策でラスボスに特攻して退場していくという…せめてラスボスに一矢報いて退場ならまだ分かるんだけど、無駄死にはさすがに扱いが不憫ですね。
最近の見せ場といえば初戦で一徹さんたち他の初心者プレイヤー2人を守りながら戦ってたときくらいで、それ以降は何もありませんでしたし。
まあメタ的なことを言えば、今回道長が退場したことで、景和が優勝して復活する可能性がより濃厚になったとも言えます。
というか、退場者が全員復活するなら透も復活する訳だから道長が参戦する理由はもうなくなりそうだけど。

 

英寿の復帰

 個人的にはもっと英寿のいない状態のデザイアグランプリが見たかったので、1話経たないうちに戻ってきたのは正直残念でした。結局英寿に頼りきりだし。
一方で、デザ神の座を争う参加者としてではなくあくまでジャマトから世界を守るために限定的な参戦にしたところについては、今回の脱落理由がかなり黒に近いグレーであることや、死ぬまでデザイアグランプリに参加できるという願いを叶えているという理由付け(拡大解釈だけど)があることを踏まえると、落としどころとして悪くないかなと思いました。

記憶を失った自分へのメッセージを予め用意しておくやり方は、龍騎のタイムベント回の真司を思い出しますね。

 

ゲームマスターの俺ルール

 これまでの感想でも折に触れて書いてきたことではありますが、ゲームマスターの匙加減次第で何でもありなら物語としてゲーム形式にする意味がもはやないんですよね。
ゲーム形式にすることの一番の肝は、いかにしてルールの穴を突いて参加者同士、あるいは運営と競っていくかにあると思っているので、こういう後出しジャンケンを今後も続けていくくらいなら、デザイアグランプリなんかとっとと終わらせてほしいと思ってしまう。


さいごに

 次回、ギロリの独断で敗者復活戦と称したギーツ狩りが行われる訳ですが、景和と祢音が英寿を倒すことは実力的にも意思的にも考えにくい。でもギロリが認めないとこのデザイアグランプリも終わらないと考えると、英寿たちが一芝居打ってギロリを化かす流れですかね。来週で今年の放送も終わりなので、しっかり区切りをつけてほしいところです。