ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーギーツ第7話「邂逅VI:ラスボスと缶けり」感想

前回分はこちら。

chirashinoura-world.hatenablog.com

 

英寿の目的

 「私のことは忘れて。それが幸せよ」と言う母親らしき声。他のプレイヤーの前でははぐらかしていたけど、英寿の目的は母を見つけることのようですね。
ただ、もしそうだとしたら前回のデザイアグランプリでスーパースターになるという望みを選んだのは謎なんですよね。既に一度試してダメだった可能性はあるけど、スーパースターになる願いが叶えられて特定の人に会うというレベルの願いが叶えられないのは考えにくいし、英寿の母親が特異点的なイレギュラーな存在なのかもしれない。
英寿自身、缶蹴りゲームについてのノウハウやライダーが全滅した過去を知っていたり(その割には今回サボテンナイトジャマトの討伐に失敗していたので部分的な情報しか持ってない?)、真偽は怪しいながらも西暦元年からデザイアグランプリに参加していた発言をしたりとまた謎が増えたので、親子共々ただの人間ではない可能性が濃くなってきました。

 

桜井姉弟

 景和と沙羅は両親を事故で亡くしていたことが判明しました。冒頭で景和が沙羅に自家発電(隠喩)を疑われるシーンで、沙羅が「恥ずかしいことじゃない、思春期だもん」という発言をしてましたが、22歳の大学生にそれを言うのは普通に考えれば的外れなんだけど、好意的に解釈すると両親を亡くして実質親代わりになってる沙羅にとっては景和はいつまでも子どもに映っているということの表れなのかなと思ったり。
まあこれまでの違和感ある描写(治らない病気と言われていた平さんの息子さんへの医療費の寄付や、道長が英寿を恨む理由など)を見ていると、制作側はそこまで考えてないのかもしれませんが。
また、そんな桜井姉弟に祢音が憧れるのは彼女の母親との関係を思うと納得。こういうところは祢音の母親との話を進めるときには上手く使ってほしいですね。

 

初めてのブースト

 これまで他人に渡してばかりだったブーストバックルを初めて自分で使って変身するも、巨大化しているサボテンナイトジャマトの攻撃であっさり変身解除される景和。巨大ジャマト相手だし次回への前フリなのは分かってるけど、胸を叩いて決意を固めた変身ポーズが格好良かっただけに、目立った見せ場がなかったのは残念。
 そして景和の戦う理由に同調してるふりをしてまたしても景和を騙す英寿。どうもまだ英寿にあまり魅力を感じられないのが正直なところ。これから成長するタイプの景和のようなキャラならまだいいんだけど、既に成長済みかつ主人公として描かれていてこれなので余計そう感じるのかもしれない。
英寿は今回「世界を守るために命懸けてる」とも言ってたけど、ここまで見ていてもあくまでゲームのついでに守っているようにしか見えないんですよね。


さいごに

 脱落と退場の違いについては今回改めて景和の口から説明されたので、前回の感想でも書いた通りの認識で良さそうですね。
英寿の過去についても徐々に触れられ始めたり、ラスボスだからと事前呼び出しがない(しかもその後ギロリはラスボスが現れたらお呼び出しがありますのでと言っている)などデザイアグランプリ運営にも不穏な動きが見られたりするところも気になりますが、まずは景和がニンジャブーストで缶蹴りゲームを制すところをしっかり見せてほしいですね。また英寿が良いとこどりしていくんじゃないかと内心ヒヤヒヤしてますが笑