ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーギーツ第16話「謀略IR:キツネ狩り」感想

前回分はこちら。

chirashinoura-world.hatenablog.com

 

キツネ狩り

 英寿は前回、正式な参加者としてではなくラスボス討伐要員として限定的に復帰したのだから、そのままにしてればデザ神にならなかったのに、なぜギロリはわざわざキツネ狩りなんて開催したのか理解できませんでした。本当に英寿以外のデザ神を育てたいならなおさら。
なんか、「特定の一人の連覇を防ぐため英寿を脱落させたい」という目的がいつの間にか「英寿を痛めつけたい」にすり替わっているような気がします。

 

ミツメとツムリ

 ゲームマスターに内緒でギーツに食料を渡しに来るツムリ。
ミツメの名前を聞いて「そんなはずは…」と言っていた理由が気になりますが、おそらくミツメが英寿の母親であることに対してなのでしょうが、それが信じられないということは

・ツムリの母がミツメで、本当に英寿とツムリが姉弟だった。

・英寿の年齢とミツメの年齢が親子と呼ぶには離れすぎている(ツムリがミツメに会ったとき既におばあちゃんだったとか)

のどちらかかなと個人的には考えています。
ただ、(願いを誰かが恣意的にジャッジしていない前提にはなりますが)母親に会いたいという願いが却下されていることを踏まえると、そもそもこの世界の人間じゃないとか、もう一歩先の秘密がありそうな気もします。


クリスマスの退場者

 近年クリスマス付近の回になると誰が退場するのか騒がれるのが恒例化していますが、今年はギロリでした。
祢音は父親がデザイアグランプリのスポンサーなのを利用してゲームプロデューサーのニラムにギロリの不正を告発し、景和は英寿との戦いで自分がわざとピンチになることでギロリが手を出すように仕向け、不正を白日の下に晒す。
そもそも今までのギロリの不正がなんでバレてなかったんだとか、前述のキツネ狩りをやる意味はなんなんだという突っ込みどころはありますが、今回のギロリ退場に至るまでの追い詰め方という点においては、景和と祢音それぞれの立場からできる戦い方をすることで、英寿をも化かしつつ状況を覆す姿を見せたという意味で良かったんじゃないかなと思います。


退場者のゆくえ

 以前の感想でも予想としては書きましたが、今回の描写でデザイアグランプリの退場者がジャマトの肥料となっていることが確定しました。
道長はゾンビバックルの影響で退場したものの生きている、それこそゾンビのような状態になっている訳ですが、この感じだとアルキメデルの手にかかってジャマト側の勢力になり、皮肉にも「全てのライダーをぶっ潰す力」という願いがお似合いな存在になってしまいそうですね。

 

リアリティーショーと多次元世界

 デザイアグランプリは世界を救うリアリティーショーだったということが今回で明かされました。
となると、世界改変が起きてもその干渉を受けない外で見ている人がいる訳で、例えば祢音パパはデザイアグランプリの舞台となる世界の人間でもあるはずだけどどういう立ち位置の人間なのかとか、指パッチン1つでギロリの存在を消すことができるニラムを見ていると、そもそもデザイアグランプリの舞台となる世界は本当に現実なのか、といった疑問が出てきます。
特に後者に関しては、SSSS GRIDMANのように主人公たちのいる世界そのものが外の世界の人間によって作られた世界である可能性もありそう。


さいごに

 個人的に今回の一番のサプライズは鈴木福くんの登場でした。悪役っぽいポジションでの参加ですが、運営やスポンサーサイドならヴィジョンドライバーで変身する可能性は充分考えられそうなのでちょっと楽しみです。
そして今回のデザイアグランプリはギロリの不正で打ち切りとなりましたが、ゲームマスターが変わったことでどういった体制・ルールで進んでいくのかは気になるところ。

 

 

今年も1年拙いながらも感想を書き続けてこられました。来年は今年よりサクサク書けるようになりたいですが、もうこれは書き続けるしかないですね。

ではでは、皆様良いお年を!