ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーセイバー第44章「開く、最後のページ。」感想

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 最初に、先々週の特別編についても少し触れておきます。正直、これまでのセイバーのどの回よりも面白かったです。本編のどの回よりもコラボ回の方が面白いというのも酷い話だとは思いますが、描かれるキャラがある程度絞られていて見やすかったし、飛羽真も小説家してたし芽依ちゃんのテンションもまともで話としてもまとまってた。それと同時に、尾上や大秦寺、蓮っていなくても普通に話が成立するなと思ってしまってまた何とも。。

さて、今回の話に移ります。

 

仮面ライダーストリウスと操り人形の賢神

 前回(3週間前)に黙示録と始まりの5人の力を手に入れたストリウス。まず前回ラストと今回冒頭繋がってなくない?あの後普通に帰ってきたの?彼らは。あとソロモンもそうだったけど仮面ライダーストリウスは見た目からして流用感が強すぎて悲しくなる。


そんなストリウスに操り人形として無理矢理蘇らされた4人の賢神たち。ここで出してくるんだったらもっと前から名前だけじゃなくてちゃんと出しとけよと思います。せめてマスターロゴスにやられるときの描写だけでも。
本編を見て入ってくる情報だけだと、視聴者からしたらいきなりゾンビ同然で賢神を出されてる状態でその強さやソードオブロゴスの剣士たちの彼らに対する認識に共感できないし、ストリウスが「全盛期以上の力を与えた」というとってつけたような一言は言っているものの、「まだソロモンに変身できないときのマスターロゴス一人にやられた人たち」程度の認識しか持てないんですよ。もっと言えば賢神という存在を認識できていない可能性すらある。
その上変身体も全部スーパーヒーロー戦記アガスティアベースの衛兵の流用みたいだし、公式サイトにはその手抜きで用意されたスーツのことを嬉々として書いてますが、そんなこと嬉しそうに書くことじゃないでしょうよ...

www.kamen-rider-official.com


尾上妻の登場

 尾上の奥さんである春香はスピンオフの漫画では登場していたので本編に登場すること自体に異論はありませんし、演じる女優さん(中島亜梨沙さん)も雰囲気がぴったりで良いとは思うんですが、Twitter等でコメントを見ていると尾上妻が健在であることを知らない人が結構いたので言葉だけでも尾上妻が健在であること(今回海外から帰国した旨を話していたので、尾上とそらの会話や、別の剣士たちとの会話の中でそこに触れるとか)を遅くとも中盤までには一度示しておくべきだったのかなと思います。
この感想でも度々似たようなことを言っていますが、みんながみんなスピンオフまで追っている訳ではないので、本編だけ見ていても違和感なく見られるようにする必要があると思うんですよね。

 

ルナの大人化

 ルナが飛羽真、賢人と再会するくだり。あれなんだったんですかね?ルナがフラフラ歩いて飛羽真や賢人と再会したかと思ったら急に寸劇始めてルナが急に大人化する。

「何を言っているのかわからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった…」
ポルナレフ状態ですよもう。

百歩譲って寸劇はルナに昔の3人のノリを思い出してもらうためのものだと好意的に捉えるとしても、ルナの大人化がなぜ起こったのかが全然見えなくてすごくモヤモヤするんですよ。
あとルナが「飛羽真に会いたいけど、会ったら飛羽真はこの世界から消えて、賢人やみんなと離れ離れになっちゃう」って言ってるけど、この台詞言ってるときもう飛羽真真ん前にいて会ってるよね?
台詞回しから何から、疑問しか湧かないシーンでした。

 


とまあコラボ回がまるで夢だったかのようにいろいろととっ散らかったセイバーに戻った今回。ソフィア役の知念さんが歌う特殊EDをバックに、最終決戦に向かうところで今回は〆。決戦直前の真面目なシーンなんだけど、しれっと混ざる蓮にみんな無反応だったのがちょっとジワジワ来てしまったw
露骨に死亡フラグを立てていた倫太郎と、ソフィアが変身するカリバーはちょっと気になるところですね。