ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーセイバー第43章「激突、存在する価値。」感想

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デザスト退場

 先週書いた通り、案の定お涙頂戴的な「エモい」の押し付けだったなと感じた展開でした。なぜこの展開に納得がいかなかったのか、その理由を改めて考えてみます。

①デザストを良い奴キャラにしようとしている
これまでの感想でも何度か言っていますが、まずそもそもデザストって上條をはじめ先代剣士たちを殺している紛れもない敵なんですよ。それを「デザさんぽ」という本編外のオフショットで人気を得たのをいいことに、まるでオーズのアンクや電王の味方イマジンの一人かのような扱いで良い奴風に見せようとしているのは違和感の塊でしかないです。

 

②蓮とデザストの関係性が希薄すぎる
いわゆる「積み重ねがない」というやつですね。
まずデザストがなぜ蓮に興味を持ったのか。その描写が本編では描かれずTELASAのスピンオフで描かれている時点でまずどうかと。本編見てるだけだとなんのこっちゃという状態になってしまうのはいくら何でも説明不足すぎる。
そしてデザストと蓮が行動を共にする目的や理由も不可解。デザストは蓮と行動を共にして何がしたかったのか、急に人を殺すのを止めて蓮につきまとい助言するようになったのにはどういう心境の変化があったのか、実際デザストと蓮は行動を共にして具体的にどんなことをしてきたのか。これらの点を何も描かずに一緒にカップ麺食べてるシーンくらいしかろくにやってこなかったので今回のデザストvs蓮も全然響いてこないんですよ。本当ただただご都合主義にしか見えない、芽依ちゃんの挿入歌で無理矢理泣かせようとする寒い展開でした。

あと今回の蓮vsデザストの戦闘シーンの見せ方にも謎な部分があります。
デザストと蓮が対峙→いきなり蓮がデザストにとどめ刺されかけるシーンに飛ぶ→CM→ストリウスを探す飛羽真が神代兄妹と合流するシーン→デザストと剣斬が戦うシーンに戻る
という流れになってて、なぜわざわざ止めのシーンを一度挟んだのか。しかもなぜそこからCMを挟んで飛羽真たちのシーンを挟むというワンクッション置いて蓮とデザストのシーンに戻ったのか。見辛くなってるだけでなんの意図があったのか全く理解できません。先週もCM前とCM後の繋がりが明らかにおかしいところがありましたが、こういうのって繋がりがおかしくないかとかちゃんとチェックしてないんでしょうか。

今回のこのデザストvs蓮が良いと思ってる人、マジでどこが良かったのか具体的に教えてほしい。

 

壊れていく神代兄妹

 この兄妹味方化してから露骨にギャグキャラ化しすぎなんですよ。特に玲花は完全にブラコンヤンデレキャラじゃないですかあれ。一般人に聖剣振るうなよ...いくら来週のゼンカイジャーとの合体スペシャルがあるとはいえ、完全にキャラ崩壊させるレベルでギャグキャラ化を加速させ過ぎ。

来週の合体スペシャルではとんでもないキャラ崩壊起こしてそうですね。(本編じゃないので感想は見送りにするかもしれません)

 

ではまた。