ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーセイバー第19章「炎と光、剣と剣。」感想

前回分はこちら。

chirashinoura-world.hatenablog.com

次回分はこちら。

chirashinoura-world.hatenablog.com

 

 今回は王様メギドの声がもろデデデ大王だったのはちょっと懐かしさを覚えましたが、それはそれとして今回書いておきたいのは2つ。

 

飛羽真とジオラマ少年の絡み

 これに関しては後述の大秦寺の話に比べればそんな大きな話ではないんですが、なんか雑だなと感じる点がありました。というのも、飛羽真とジオラマ少年の慎吾くんが出会ったのは飛羽真の店。ゆきさんのところへ行ってその後王様メギドと遭遇しそこから戻ってきたときでした。

普通であればこういうのって店にいる飛羽真たちの元に慎吾くんが来店するという形だと思うんですが、今回は店に既に慎吾くんがいたところに飛羽真たちが戻ってきた形。例えば芽依が店に残ってて既に慎吾くんと会話してて、そこに飛羽真が戻ってくるっていうなら分かるんですけど、今回のような場合だと誰もいなくなるのに店開けっぱで外出してたの...?と思ってしまう訳です。

細かいけどこういうところに感じた違和感って結構残るんですよね。
あとセイバーが王様メギドと戦っているときに、ついさっき会ったばかりの慎吾くんがまるで昔からの友人みたいな回想を入れたりするところも個人的にはなんだかな~と思ったり。

 

剣を交えることの意味

今回、尾上が「思い詰めるな。小説家は悪いことはまだ何もしてない。」とか「お前はちょっと落ち着け。あいつが俺たちが知らないことを知っているってこともあるだろ。いいか、俺達がやるべきことはメギドを止めること、そしてソフィアの救出だ。それを忘れるな。」とか言って蓮を諫めたり、大秦寺が「初めに生まれたとされる聖剣が、嘘を付くとは思えない」と言ってたり至極真っ当な大人組の姿が見られたからこれはようやく和解に向けて前進するのかなって一瞬思ったんですよ。

 

そんな幻想は速攻で消えました。

 

王様メギドと戦おうとする最光に対して「光の剣士、あなたの真意が知りたい」とか言って勝負を挑むスラッシュ。いや、やるにしても今じゃねーだろ感が半端ない。目の前にメギドいるんだよ?かと思えば思い出したようにストリウスに攻撃しだしたり。

 

まあそれだけならまだマシなんですが、

飛羽真「見ましたよね?やつらは本を創るために人をメギドにしているんです」
大秦寺「なぜ光の剣を振るう!?お前は、力を求めているのか?」
飛羽真「違います、光の剣なら、人とメギドを分離して助けることができるんです!」
大秦寺「本当に、力を求めていないんだな?」
飛羽真「俺は彼を、本で不幸になる人を救いたいんです!」
大秦寺「ならば、剣で示せ」

どうしてそうなる?
ちゃんと「本を創るために人がメギドにされていること」「最光なら人とメギドを分離して助けることができること」を説明してるのに、剣で示せ(=戦え)になる理由がさっぱり分からないんですが。
ましてや普段から戦闘狂みのある蓮ではなく穏健派の大秦寺にこういうムーブさせるのは本当に意味不明すぎる。

大秦寺は「お前の剣からは、何も響いてこない」と言ってますが、私からしたらこれまでのセイバーのストーリーからは何も響いてこないです...

 

 


次回は蓮が飛羽真と戦いますが、この調子だと去年のお仕事5番勝負的なグダグダした展開になりそうな気が...
なんか1年間走りきれるのかすらもう不安です。