ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーセイバー第21章「最高に輝け、全身全色(フルカラー)。」感想

前回分はこちら。

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次回分はこちら。

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聖剣とライドブックの歴史

 今回はOP後の冒頭に聖剣やライドブック、ソードオブロゴスの歴史の説明が入っていたので、さすがにテコ入れがあったのかな。でもこういう説明があるだけでも少しは印象変わってくるんじゃないかなと思います。

2000年前に光と闇の聖剣が生まれて、その後人の手によって初めて作られた聖剣が火炎剣烈火。飛羽真が烈火の力を引き出し始めたことで一瞬人間とメギドを分離できる力を見せましたが、烈火以外の聖剣もこの力を持っているのかはちょっと気になるところ。
あと2000年前の絵、左側3人がメギド3幹部、一番右がタッセルっぽく見えますが、元々は同じ勢力だったりしたんでしょうか。

 

大秦寺との和解

 今回の見どころの1つは、飛羽真と大秦寺の和解でした。この二人が和解するという結果自体には特に不満や違和感はないんですが、相変わらずその過程が雑だなという印象を受けたのが正直なところ。

大秦寺を言葉で説得し、その後なぜか剣を交える事になった結果、「お前の剣からは、何も響いてこない」と言われたのが前回までの話。

大秦寺の真意は、
「飛羽真はワンダーライドブックに頼った戦い方で剣の力を使いこなせていなかったから、飛羽真に剣の力を使いこなせるほどの力があるのか見定める(火炎剣烈火の秘めたる力を引き出したとき、全てを導く伝説の剣が生まれる。そんな剣士が現れたら大秦寺一族はその剣士についていくよう教えを受けていた)」
というもの。
確かに飛羽真は元々一般人で剣士じゃないしライドブックに頼った戦い方をしてるからその真意自体はまあ理解できるんだけど、気になるのは以下の2点。

  1. 飛羽真がワンダーライドブック頼りの戦い方をしているのは今に始まったことじゃない。1クール目を含めなぜ今までそれを言わなかったのか。
  2. そもそも飛羽真自身の実力不足と、飛羽真やユーリに協力してメギドを倒すのはまた別の話であり、人間が変身させられたメギドについての説明がついた時点で敵対する理由はないのでは?

あと細かいことを言えば大秦寺に全力で来いと言われているのにブレイブドラゴンで挑むのも疑問だし、せっかく和解回なのに共闘せず棒立ちだったのはなあ。。。
「今のは少し響いたぞ」からのCM明けで急に満面の笑みで「悪いが組織を離れる」も急展開すぎてびっくり。

 

フルカラー最光

 今回は大秦寺との和解回であると同時に、最光の新フォーム登場回でもありました。ただ正直、新フォームお披露目回は別の回にした方が良かった気がします。

大秦寺が和解のため飛羽真の元へ現れた直後、タッセルからストーリーオブ光剛剣最光を返してもらいエックスソードマンライドブックを生み出し帰ってきたユーリがセイバーを助けメギドを倒すという流れだったため、前述の通り飛羽真と大秦寺の共闘を見ることができませんでした。それに加え、既存の最光のフォームが特に苦戦している訳でもなく、エックスソードマンが既存の最光に対してそこまで優位性がそこまで感じられないため今出す必要がないように思えてしまい、無理やりねじ込まれた感があるんですよ。

基本フォームで実体を持たないままの方が柔軟に動ける分、なかなかピンチが作りづらいっていうのは分かりますけど。

 

 

相変わらず不満点はありますが、ここ最近の中では今回は比較的見やすい方だった気がします。
次回は尾上回ですが、尾上に関しては自分の思想や信念よりもそらくんという存在がソードオブロゴスを離反する上でネックですね。人質にされかねないですし。

 

仮面ライダーセイバー DXエックスソードマンワンダーライドブック

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  • 発売日: 2021/02/06
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