ちらしのうらのせかい

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仮面ライダーセイバー第2章「水の剣士、青いライオンとともに。」感想

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 前回青いライオンに乗った倫太郎が飛羽真の本屋にやってきたところで終わり、そして迎えた今回。
うーん、タッセルのキャラはどうもちょっと苦手。今後本編のキャラと関わることはあるんだろうか。


 今回は個人的に前回よりは面白かったかなというのが率直な感想。というのも倫太郎というキャラへの期待がその理由の大半である。

基本敬語で物腰柔らかく、ワンダーライドブックを返すことを飛羽真に拒否されても受け入れて一緒に戦おうとする物分かりの良さ。甘いもの好きで、何でも学名や正式名称で呼んだり、土足では失礼だと思って土足のライオンで来訪する天然さ、そして倫太郎スマイル。いや~個性強すぎる笑
倫太郎を演じる山口貴也さんの演技の初々しさ、生真面目さがまた倫太郎のキャラとマッチしている。

 また、これまで2号ライダーといえば最初は何かと衝突することが多く、最初から味方として仲良くやっていけるキャラはほとんどいなかった。氷川さんと威吹鬼さんくらいだろうか。
味方が最初から味方として登場する。言われてみれば至極自然なものではあるのだが、平成ライダーを見て育ってきた私のような人間からすると却って新鮮に感じる。第2話にしてセイバーと同時変身したり、ライダーキックをセイバーに先んじて披露しているところも印象深い。
これから新キャラがどんどん出てくると思うが、倫太郎には他のキャラに埋もれずに活躍を見せて欲しい。そして制作陣には決して「バズるのを狙ったお笑いキャラ」にしないでもらいたいところである。


 一方で、1話と共通する点も含め「ん?」となる箇所はある。
 まず、場面転換が唐突すぎる点。例えば飛羽真と芽依がブレイズの戦いに感激するシーンから一瞬メギド側のアジトのシーンが映った後いきなり飛羽真が避難誘導→変身するシーンになっているとか、芽依が倒れてブレイズが「大丈夫、息はあります。連れて戻りましょう」と言った後連れて帰る描写がなくすぐソードオブロゴスでのソフィアとの会話シーンになっているとか。あからさまにカットされたような描写に見えてしまうのでここは改善して欲しいところ。

 次に仮面ライダーの定義について。本作では聖剣を授かった剣士が仮面ライダーと呼ばれているということだが、なんかイマイチしっくり来ない。それこそ「ソードオブ~」とかもっと剣を連想させる名前にしたほうが良かったんじゃないかと。仮面ライダーとは何かという定義がなされている事自体は良いことなんだけど、無理して仮面ライダーの名前を作中でねじ込む必要もない気がする。

 そして説明ゼリフが多いところ。会話のキャッチボールの中で説明が入るというより、一方的に説明を始めて聞き手が相槌を打つ感じになっている。例えば冒頭の倫太郎の説明もそうだし、飛羽真たちがソードオブロゴスに来たとき、ソフィアが扉を開けた直後に「私はソードオブロゴスに仕える本の守護者、ソフィアです。このノーザンベースは北極にあります。」と一方的に説明を始めるシーンとか。

あとやっぱりOPとEDはやっぱり逆の方がしっくり来るかな。初代仮面ライダーの「ライダーアクション」みたいに途中からOPになってくれると嬉しい。

 

 

富加宮賢人が絨毯で飛羽真の本屋に現れる、前回の倫太郎登場シーンと被せたいわゆる天丼展開で終わった今回。次回予告を見る限り子連れ剣士の尾上亮/仮面ライダーバスターの方が目立っていたように見えるが果たして。。。