仮面ライダーゼロワン第13話｢ワタシの仕事は社長秘書｣感想

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イズの覚悟とワズ

　先週の感想でワズにはマギア化して欲しくないとコメントしましたが、マギア化自体は免れたもののまさかあんな形で退場するとは思いませんでしたね。

結局、ワズが前回シャイニングホッパーよりもブレイキングマンモスの方が良いと言っていたのは「ただの直感」で、実際にシャイニングホッパーが力を出しきれなかった原因は或人の潜在能力の高さにキー側がついていけなかったことにありました。ここまでは計算の上で行動してきたワズが、直感から来る行動を起こしてイズの目の前でシンギュラリティへ到達しているのを暗に示すのはなんともニクい演出ですね。

併せて今回判明したのがイズやワズのようにゼロワン計画に関わる者の内蔵メモリーはバックアップがとれないという事実。それを知りながらもイズが我が身を犠牲にシャイニングホッパーキーの完全構築を行おうとしたのは、自分の判断ミスで社長である或人を危険な目に遭わせてしまった＝社長秘書として失格＝自分がいなくなっても代わりにワズがいるという良くも悪くも機械的な発想からなんですよね。

そんなイズを庇って代わりに犠牲になったワズ。身代わりになって戦闘データ足りるのかとも思いましたが、或人とイズを助けるために目覚めたことやこれまでの有能な行動を踏まえると、足りない分の戦闘も実は見ていた可能性もあるのかな。。。

ワズ「イズ、あなたは勘違いをしている。あなた以上に或人くんを本気にさせられる秘書は存在しないのです...或人くんにはあなたが必要だ。人生の先輩として、この場は私が...！是之助社長からそう託されていますから...」

　もう今回はここのくだりで泣きそうになってました。機能停止直前にイズがワズを初めてお兄様と呼ぶ姿は、ビルドでさんざんカシラ(猿渡一海)のことをグリスとしか呼ばなかった美空が、カシラがグリスブリザードになって消滅したときに初めてカズミンと呼んだのを思い出しました。

　また、或人にシャイニングホッパーキーを届けたときのイズの話し方が感情的になっていて、一段とシンギュラリティに近づいているような気がします。

　今回はシャイニングホッパーキー完全構築のためイズの代わりにワズが犠牲になってしまいましたが、イズにもバックアップがない事実がここで判明したということは今後イズを失ってしまうフラグにもとれますね。。

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シャイニングホッパーと暗殺ちゃんとの決着

　前回ラストがシャイニングホッパーへの変身シーンで終わり、その後の戦闘シーンから始まった今回。これまで以上のパワーはあるものの、すぐにラーニングされて動きを見切られてしまいましたね。不完全な状態とはいえ、新フォームが即座に圧倒される様は驚きです。

　そしてワズが命を捧げたことで完成したシャイニングホッパーキーでリベンジ。リュウソウジャーのマックスリュウソウチェンジャーもそうですが、最近の強化アイテムができる経緯に人の命がかかってると重みが増しますね。

　肝心のフルパワー状態でのシャイニングホッパーはイズ曰く「シャイニングホッパーは考えられるすべてのパターンを計算し、最善のパターンを瞬時に選択して攻撃を繰り出している」戦い方。事実上の初登場回なのもあってCGの迫力がすごいことになってますが、今後ただ肉弾戦するだけのフォームになってしまわないかだけが今から心配です笑

　また、敵が強ければその分適合者の潜在能力を強制的に引き出す「力の前借り」をしてしまうフォームでもあるので、その反動を避けるためにあえて使わないシーンも出てくるかもしれませんね。やっぱり強いけど何かリスクあるフォームって背水の陣みたいな感じで惹かれます。ラストで垓がサウザーとの戦いが楽しみだと独り言を言っていましたが、サウザーは垓が変身するライダーという認識で良いんですかね？

　そしてこの回をもって暗殺ちゃんが退場。演じる松村龍之介さんもオールアップとのことでしたが、祭田ゼット5号は無事保護されたのでまたどこかでひょっこり再登場してくれることを願っています。

　次回は宇宙飛行士回ということですが、ライダータイム龍騎で木村(仮面ライダーベルデ)役を演じる山口大地さんがゲスト出演されますね。映画で語られる過去の通信衛星開発プロジェクトとも関わりのあるキャラクターとのこともあり、新ライダーである仮面ライダー雷も登場する次回、要注目です！

https://www.kamen-rider-official.com/summaries/15