ちらしのうらのせかい

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仮面ライダーゼロワン 第40話「オレとワタシの夢に向かって」感想

前回分はこちら。

chirashinoura-world.hatenablog.com

 次回分はこちら。

chirashinoura-world.hatenablog.com

 

ゼロツー誕生の経緯

 前回ゼロワンドライバーをアークに奪われ、戦う術を失った或人がどのようにゼロツードライバーとプログライズキーを手に入れるのかというところが今回の話の肝でした。
結果としてはイズとゼアは1つであるという事実が唐突に明かされ、イズの中のゼアを呼び覚ますために何十億通りものシミュレーションを行ってゼアを起動することで、イズのセントラルメモリーがゼロツープログライズキーに変化するという流れ。ゼロツープログライズキーの説明を見る限り、ゼロツードライバーはこのセントラルゼアの能力で作られたと見るのが妥当でしょうか。

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正直唯阿や垓も協力して作るんだろうなと思っていたので、この展開は予想外でした。もはや何のために垓を味方化させたのかよく分からないです。
特に一番気になったのはセントラルメモリーがゼロツープログライズキーに変化したという点。なぜ飛電インテリジェンスにあるあの3Dプリンタ無しで急にファンタジーな感じでプログライズキーができたかというのも気になるんですが、それ以上にイズってセントラルメモリーを失ったら機能停止するって話でしたよね?だからこそワズ回の話に重みがあったと思っているんですが、あの設定もう忘れられてるのかな。。
ここら辺もこれまでの積み重ねの無さと悪い意味でのライブ感を感じるんですよね。

あとシミュレーションの中でたまたまそういう行動をとっていただけだと言われればそれまでですが、迅が戦って逃げるよう促されている中、変身できず何の策もないのに「俺は逃げない!」と言って棒立ちしてたり、垓が或人を殺されたことに「1000%悪くない」と断言してたり、唯阿が垓に「無責任なこと言うな!」と言ってたりするのはなかなか酷い。。
それとシミュレーションした世界と現実世界の境目は曖昧にしないで欲しかった。

しかしながら、イズの涙流すシーンは真に迫った演技で良かったと思いますし、最適解をシミュレーションするという形でシーンを使い回すという点についてはコロナ渦での撮影を考えると一種の工夫と言えるのかなと思います。

 

それはそうと、アイちゃんとさうざーはどこいった...?(さうざーはコラボなのであれだけど)

 

ゼロツーvsアークゼロ

 前述のストーリーのお粗末さに反して、変身の演出やアクションは良いんですよね。
今回のゼロツーvsアークゼロの戦闘シーンも互いに相手の動きを予測しながらの肉弾戦で、シャイニングホッパーのときと能力の方向性は変わっていませんが、お互い同種の能力を持った者同士がその能力を駆使した戦う様は見ていて熱いものがありました。

一度アークゼロがオールエクスティンクションを決めたかと思いきや、「その結論は予測済みだ」とゼロツーが言ったときにたなびくマフラーを模した部分(ゼロツーストリーマ)が格好良いですし、必殺技であるゼロツービッグバンは文字のフォントもこれまでと変わっていて、オールエクスティンクションを蹴り飛ばしてからの高速移動+多段キックはとても鮮やか。

 

一方で惜しむらくは挿入歌ですね。ゼロツー用の曲としてはREAL×EYEZが合わないのは確かだしそれ用に挿入歌が用意されるのは喜ばしいことではあるんだけど、(ドライブ辺りからずっとそうですが)挿入歌のボリュームが明らかに下がってて印象に残らないのが勿体ない。


そういえばゼロツーがアークゼロを倒した後、ラストで滅が迅を突き飛ばして雷を回収し「衛星が存在する限りアークが滅びることはない。」と言ってましたが、つまり唯阿と迅がやったことは完全に無駄ってことに...

 


次回予告で或人が飛電の社長に戻ってましたが、前々回言ってた「守らなきゃならない会社ができたから飛電の社長に戻る気はない」発言はなんだったのかという気がしますね。。
或人と滅の共闘もやるそうで、時間ないからOP再現に必要なイベントを淡々とこなしてる感が透けて見える。。アクション面には期待してるので、とりあえず最低限筋の通った話の展開にして欲しいものです。
ではまた来週!

 

仮面ライダーゼロワン RKF 仮面ライダーゼロツー

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  • 発売日: 2020/06/27
  • メディア: おもちゃ&ホビー