ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーゼロワン 第14話「オレたち宇宙飛行士ブラザーズ!」感想

前回分はこちら。

 

chirashinoura-world.hatenablog.com

 次回分はこちら。

 

chirashinoura-world.hatenablog.com

 

宇宙飛行士ヒューマギアと仮面ライダー

 前回まで病院回、俳優回、探偵回と2話1エピソード構成が続いてきましたが、今回は第7話以来久々の単発回でした。前回の感想でも触れた通り、今回宇宙飛行士ヒューマギアの兄、雷電を演じたのはライダータイム龍騎で木村こと仮面ライダーベルデを演じた山口大地さん。今回雷電が変身した仮面ライダー雷を演じたことで、史上初の「1年以内に別作品の別ライダーへの変身」を達成しました。戦隊では大葉健二さん(バトルケニア、デンジブルー)や春田純一さん(ゴーグルブラック、ダイナブラック)の例がありますが、改めて振り返ると仮面ライダーシリーズでは初なんですね。

 さてそんな雷電と弟の昴ですが、彼らは衛生ゼアの管理者として従事していました。それ故に雷電スパイ疑惑をかけられてしまう訳ですが、自分がスパイだという意志がないまま衛生ゼアの情報を自動的に転送するプログラムが仕込まれていたという事実は実にヒューマギアらしくもあり、やるせない結末だったと思います。挙げ句デイブレイクタウンに誘い込むプログラムを追加された上にフォースライザーで強制的に仮面ライダー雷にされてしまうとは...雷電本人は誇りを持って衛生ゼアの管理者としての仕事をし、スパイ疑惑の件についても或人たちに身の潔白を証明しようとしてるのに実態としては滅亡迅雷.netの操り人形になっていたという、なまじ一度ハッキングに耐えきる姿を見せているだけにより一層酷い話だと思います(褒め言葉)。

 雷電の話ばかりになってしまったので弟の昴についてもお話しておきましょう。雷電が直情的な分、弟の昴は割と穏便なタイプですよね。

公式サイトにも「桑畑さんの今後の好演にもご注目です」とあるので、昴はまた出演が期待できそうです。

 

それにしても、ライズホッパーは手作業で衛生ゼアに戻してたんですね。まあ確かに今まで疑問なところではありましたけど、まさかそんなアナログな方法で戻しているとは。 

 

仮面ライダーゼロワン DXアサルトウルフプログライズキー

仮面ライダーゼロワン DXアサルトウルフプログライズキー

  • 発売日: 2019/12/07
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

アークの復活と怒りのアサルトウルフ

 雷がゼロワンとバルカンのプログライズキーを奪ったことで、衛生ゼアの力を利用しアークの復活に成功した滅亡迅雷.net。結果的にバルキリーのプログライズキーは奪っていなくても起動できているので、一定の個数のキーがあればOKって感じなんですかね。

 そしてアークはアサルトウルフプログライズキーを作成し滅から迅へ。雷に対しシャイニングホッパーと新武器オーソライズバスターで応戦しプログライズキーをいくつか取り戻すも、バックファイアの影響もあり変身解除してしまった或人。その最中偶発的にアサルトウルフプログライズキーを手にした諫は、怒りの感情でアサルトウルフに変身する訳ですが例によってロックは力技で解除するゴリライズスタイル笑 変身音の「No chance of surviving(生き残るチャンスはない)」が敵に対しての言葉なのか変身者に対しての言葉なのか若干不穏ではありますが、敵由来のアイテムを使って変身するフォームは禁断感や仮面ライダーという力のルーツに対する意識が感じられて燃えますね。肉弾戦→エイムズショットライザーでの銃撃→或人からオーソライズバスターを受け取ってゼロ距離射撃→バスターダストの流れも鮮やか。 

 滅は滅亡迅雷.netでなければアサルトウルフプログライズキーを使えないと言っていましたが、あれを言葉通りに受け取ると変身できた諫はただの人間ではない説が浮上してきます。病院回(第9話)で健康診断を受けていたときに、脳の検査だけ結局できず仕舞いだったのはやっぱりフラグだったり...?変身解除後に吐血してたので、完全に適応してる訳ではないのは間違いなさそうですが、ゲイツリバイブみたいに回を減るごとに順応していくんでしょうか。

 

迅もシンギュラリティに近づきつつあり、次回はいよいよ人間と滅亡迅雷.netの決戦へ。ということは2クール目はZAIAもとい天津垓が本格的に動き始めるって感じですかね。迅や滅とはどのような結末を辿るのか、次回も楽しみです。

 

仮面ライダーゼロワン DXオーソライズバスター

仮面ライダーゼロワン DXオーソライズバスター

  • 発売日: 2019/12/07
  • メディア: おもちゃ&ホビー