ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーゼロワン 第37話「ソレはダレにも止められない」感想

前回分はこちら。

chirashinoura-world.hatenablog.com

 次回分はこちら。

chirashinoura-world.hatenablog.com

 

唯阿の苦悩と懺悔

 迅との共同作戦でアークを倒せなかったこと、これまでZAIAの人間としてしてきたことへの自責の念に駆られる唯阿。
前者に関してはアイちゃんも言うように「打倒アーク」という理由のために行ったことでありますが、なんであんな見切り発車的に迅と2人で実行したのかは本当謎。せめて事前に或人や諫に共有しておくべきだよなぁ...。

後者に関しては、垓により脳内にチップを埋め込まれているという点で同情の余地はあります。チップに加え偽りの記憶や亡のデータを植え込まれてもなお我が道を行く諫はあれはあれで人智を超えてますし、あのタフネスさを基準にしちゃうとさすがに唯阿がちょっと可哀想な気がします。
とはいえ垓に加担してやってきたこと自体はキツいものではあったので、今回のように面と向かって諫に謝罪し、その手助けをしてくれたアイちゃんのおかげでヒューマギアや人工知能に対する認識も改めるというのは良い持っていき方だなと思います。
謝るときに「アイちゃんが言えと言っていた」ってところもツンデレっぽくて可愛いw

今後の2人の関係もどうなっていくか気になります。

 

仮面ライダー亡誕生と天津垓vs滅亡迅雷.net

 迅の体を乗っ取ったアークゼロが生成したフォースライザーとジャパニーズウルフゼツメライズキーで変身した亡。使用するキーがウルフ系なので、アサルトウルフが亡用だったというのも納得できますね。
てっきりここでサウザーとの一騎打ち(あの場には雷もいましたが)が見られると思っていたらまさかの1000%おじさんのパンイチサービスショットという斜め上な展開に。結果的にあの場は本当に挨拶しに行っただけでしたね笑

その後のお礼参り戦ではアークゼロ以外の3人にはサウザー自身のスペックの高さもあって割と善戦していましたね。とはいえ数の差ゆえ前後同時に攻められると流石に押されてましたが。
散々ヒューマギアを道具として無下に扱ってきた垓がアークゼロに「道具が思考するな」と言われてボコられるのは屈辱でしょうね。

 

 

シェスタ復活と副社長たちの逆襲

 レイドライザー発売日にわざとZAIAスペックを暴走させるという暴挙に対しついに反旗を翻す福添さんと山下さん。
垓を社長の座から引きずり下ろすための物的証拠収集のためにシェスタを復活させる訳ですが、山下専務のあの表情相当鬱憤溜まってたんだろうなあ笑
悪事データのラインナップを見ると、パワハラセクハラモラハラ脱税はもちろん、「年齢詐称」や「必要以上の高級茶葉購入歴」「経費でのヘアサロン利用歴」「経費での岩盤浴利用記録」なんてのもあってちょっと笑っちゃいました。
シェスタならキーボード使わなくても情報入手できるんじゃ?って思ったのは内緒。

流れ的には当然っちゃ当然なんですが、アークゼロにやられてボロボロのところに解任動議を突きつけられる垓、まさに泣きっ面に蜂ですね。来週はこの証拠を巡って飛電インテリジェンス内で一波乱あるようなので一体どうなることやら。

 

AIへの恐怖

 アークゼロに完膚なきまでに叩き潰されたことで、AIに対し恐怖を覚える或人。
ぶっちゃけこれもっと早くやるべきだったんじゃないかなと思います。人間が変身する敵であるサウザーを抜きにしても、シャイニングホッパー出る前は滅にボコられてましたし、アークゼロにやられて初めて、人間を超えた力を持つAIに恐怖を覚えても何で今更?って感じは正直してしまいます。

一方で、福添さんの言葉を受けて「怖いけど逃げない」というスタンスでアークゼロに再び戦いを挑む姿は、等身大の或人が精一杯勇気を振り絞っている感じがして好きです。
福添さんも、副社長という立場ではなく飛電家のそばにいた人生の先輩として、一人間としての或人を鼓舞するおやっさん的な立ち位置で活躍してていいですね。素人目線ではありますが、児島さんの演技もいつも以上に熱がこもっていたように感じます。

最後アークが或人にとどめを刺さなかったのはきまぐれだったのか、迅がまだ抵抗していたのか。。。


次回、垓が共闘路線に入りそうでかなり不安に感じているのですが、エグゼイドでいう二人のマイティ的なことをやろうとしているんでしょうか。正直垓に関してはこれまでやってきたことがことだけにどの面下げて感が半端ないので仲間入りはして欲しくないところですね。
ではまた来週!