ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーゼロワン 第8話 「ココからが滅びの始まり」 感想

前回分はこちら。

 

chirashinoura-world.hatenablog.com

 次回分はこちら。

 

chirashinoura-world.hatenablog.com

 

看護師ヒューマギア 白衣の天使ましろちゃん

今回は病院が舞台ということで、看護師ヒューマギアのましろちゃんが登場しました。病院はエグゼイドのときと同じ病院なので既に懐かしさが。ナースのお仕事編といえどさすがに「あ~さ~く~ら~」のパロディ的なのはなかったですね笑

ましろちゃんの顔認識で或人の身体情報や病歴を検索していたということは、或人が人間であることは確実ということなので放映当初囁かれていた或人=ヒューマギア説はほぼ否定されたといって良いでしょう。ちなみに顔認識時に出た情報だと或人はN.E.1997年5月1日生まれのO型。N.Eって何の略なんだろう?

また今回、ヒューマギア開発の発端は人工知能技術を医療に役立てることにあったことがイズの発言より判明しました。現実世界でも既に人工知能が過去の論文データを元に特殊な白血病患者の診断を行って命を救ってますし、説得力はあります。

そんな医療ヒューマギアはセキュリティの関係で病院独自のローカルネットワークによってデータセンターで管理されていて、暗殺ちゃんが最初看護師ヒューマギアをマギア化しようとしたときも失敗しているので一定レベルのセキュリティはある様子。さすがに人命に関わる仕事に従事してるんだし厳重にもなりますよね。

それにしても、ましろちゃんが諫に「頭、大丈夫ですか?」って言ったシーンは大爆笑しました笑 日本語の細かいニュアンスの違いって難しいよね。あとここで唯阿がちょっと笑ってたのも可愛い。諫あの後結局脳の検査してなかった気がするけど、実は脳だけ改造されてるとかないよね...?まさかね...

医療従事者としてのヒューマギア

今回諫はこんなことを言っていました。

「しかし不愉快な病院だ。どいつもこいつもヒューマギア。あんなもんに自分の命を預ける奴の気がしれねえ」

 それに対しイズがヒューマギアの治療精度の高さを理由に反論していましたが、諫が言っているのはあくまで「気持ち」の話であり、自我を持ったヒューマギアは人間の想定外のことをしでかす恐れがあるから命は預けられないということなんですよね。確かに諫の言うことも一理あります。人間を超える身体能力や演算能力を持った存在が心まで得て暴走したら、人間では太刀打ちできないですしね。。

ただ、今回よろけて転びそうになった妊婦さんをましろちゃんが高速移動して瞬時に助けたように、ヒューマギアがいることによって救われる場面があることもまた事実。なので人間にとっての警察のように、ゼロワンたち仮面ライダーのようなストッパー的な存在がいてこそ、人々が安心してヒューマギアと共存できる気がします。

 

仮面ライダーゼロワン DX飛電ライズフォン

仮面ライダーゼロワン DX飛電ライズフォン

 

唯阿と内通している男の正体

どうやらZAIAという会社の社長が唯阿と内通している男の正体で、ZAIAではギーガーと呼ばれる自立駆動型ヒューマギア統率兵器を作っている模様。暴走したヒューマギアを制御できるとのことなので、うまく運用できればマギア被害を最小限に食い止めることが可能になりそうですが、これ自体が乗っ取られると大惨事だなと思ってたら案の定暴走しましたね...いくらサイバー的な意味でのセキュリティを強化してもあんなデカブツに物理的に壊されたら耐えられんよね。。立ち位置としては難波重工に近いかな?

 

殺ちゃん復活と仮面ライダー

前回倒された暗殺ちゃんですが、バックアップから復元して再登場しました。繰り返しラーニングさせ成長させていくマギアということで、強さもバルキリーを圧倒していましたね。(遠距離型のライトニングホーネットとの接近戦だったこともあると思いますが)

そして今回、迅だけでなく滅もヒューマギアであることが明かされました。耳の部分が壊れたような感じになってるのが気になります。 ちなみに滅の変身ポーズ、司令塔らしく号令を下すようなイメージで、手首を返す所作は高岩さんのアドバイスを取り入れたものだそうです。(下記公式サイト参照)

https://www.kamen-rider-official.com/summaries/10

  

人間ライダーvsヒューマギアライダー

ゼロワン・バルカン・バルキリーの同時変身からのvs迅・暗殺ちゃん・マギアたち、そして滅というもう終盤なんじゃないかと錯覚してしまうような展開。というか唯阿は左手大丈夫なのか...?

イズも的確なタイミングで的確なプログライズキーをゼロワンに投げ渡す有能サポートぶり。その姿はまるでオーズのアンクのようですね。「お前を止められるのはただ一人、俺だ!」のところでゼロワンのポーズの真似したり、暗殺ちゃん倒した後拍手してるところも可愛い。そういえばギーガーがその場にいたヒューマギアをマギア化させたとき、イズだけ咄嗟に動いて回避したところを見ると、イズにはそういう危険を瞬時に察知して回避する特別なプログラムがされていたりするんでしょうか。

そして今回一番の衝撃は、宿敵である滅を見つけ感情的になったバルカン(パンチングコング)の連続攻撃を物ともせず、圧倒的な力でねじ伏せた滅のパワーですね。初登場補正もあるとは思いますが、あれだけの差を見せられるとちょっとビビる。さすが高岩さんだ(違 

 

 

今回は珍しく1話完結ではなく前編でした。滅にボコボコにされ命の危機に瀕した諫の運命やいかに。ヒューマギアを嫌う諫がヒューマギアによって命を救われることで心境の変化は表れるのでしょうか。次回も楽しみです。