先日、デュエルリンクスのリミットとスキルの改定が発表されました。
【予告】【リミットレギュレーション】
— 【公式】遊戯王 デュエルリンクス (@YuGiOh_DL_INFO) 2019年10月17日
リミットレギュレーション適用と一部スキル仕様変更を予定しております。
実施内容や日程の詳細はゲーム内のお知らせをご確認ください。
今後も皆様に楽しんで頂けるよう努めて参りますのでよろしくお願いします。#デュエルリンクス pic.twitter.com/BV0lgZNtHs
今回の改定の率直な印象としては思ったよりガッツリ規制したなという印象です。
リミット1の改定
今回新たに指定されたのは以下の2枚。
・神属の堕天使
・サイバー・プチ・エンジェル
まず神属の堕天使について、堕天使デッキは堕天使の追放とイシュタムの存在から絶大な安定性を誇っていました。それでいて堕天使共通効果による効果使い回しができるので、神属の堕天使や後述の堕天使の戒壇のリミットは止むを得ないですね。
続いてサイバー・プチ・エンジェル。これに関してはリミット1にすることで実質緩和ともいえるリミットという制度ならではの例。これまでは荼吉尼と機械天使の儀式、サイバー・プチ・エンジェルが全てリミット2になっていたため3種1枚ずつ入れるということができなくなっていたのですが、今回の改定によりそれが可能になりました。
リミット2の改定
今回新たに指定されたのは以下の3枚。
・堕天使の戒壇
・ネオス・フュージョン
・星遺物を巡る戦い
堕天使の戒壇については神属の堕天使のところで既に述べた通り。
ネオス・フュージョンは正直しゃーないと思う反面、ブレイヴネオスの方を規制するべきではという気持ちもあったり。。ネオス・フュージョンがいろんなデッキに出張するようになったのは、ブレイヴネオスの融合素材指定が「E・HEROネオス+レベル4以下の効果モンスター」という緩さゆえなんですよね。タスケルトン、ADチェンジャー、比翼レンリンetc…コンタクト融合は泣いていいぞ...!
とはいえ、1枚で2500クラスのモンスターがポンと出せて、発動前であれば特殊召喚の制限もなく、おまけに1回分の破壊耐性持ちというパワーカードであるのもまた事実。正直EXストラクのカードがリミットかかるのはもうしばらく先かなと思っていたのでそういう意味ではちょっと驚いた改定の1つです。
そして星遺物を巡る戦い。これは万能すぎましたね。相手モンスターの攻守ダウンはもちろん、相手の破壊や除外、バウンス効果にチェーンしての緊急回避、ダメージステップ時に打つことで巻き戻し回避(事実上の攻撃無効)と隙がない。しかもモンスター除外は発動条件なので、このカードの発動や効果を無効にされても回避はできてしまうのがまた憎いところ。レアリティもRで手に入りやすいので、文句なしのリミット2入りです。
リミット解除
今回リミット解除されたのは以下の3枚。
・堕ち武者
・D-HERO ディバインガイ
・森羅の水先 リーフ
いずれも以前は猛威を奮っていたヴァンパイア、D-HERO、森羅に欠かせないカードたちです。リーフはまた森羅が暴れそうな気がしますが、概ね妥当な解除だと思います。
スキルの修正
・粉砕!(デュエル中1回の制約追加)
・光と闇の交換(自分のライフが1000減るごとに発動可能となる制約追加)
・絶対運命力!(デッキに投入する必要があるコイントス関連カードが7種類に増える)
・機械天使招来(伊舎那も選択肢に追加+ランダムではなく任意に選べるように)
・フュージョンリザーブ(必要なライフ減少が1500に変更+コストが通常ドローの代わりではなく手札を1枚戻すに変更)
・ドラゴニックフュージョン(必要なライフ減少が1500に変更+コストが通常ドローの代わりではなく手札を1枚戻すに変更)
・融合ヒーロー(必要なライフ減少が1500に変更+コストが通常ドローの代わりではなく手札を1枚戻すに変更)
・融合の使い手(必要なライフ減少が1000に変更+コストが通常ドローの代わりではなく手札を1枚戻すに変更)
・儀式の使い手(必要なライフ減少が1000に変更+コストが通常ドローの代わりではなく手札を1枚戻すに変更+儀式モンスターか儀式魔法を選択可能に)
この中で一番打撃が大きいのはやっぱり粉砕でしょうか。高レベルモンスターを容易に並べられるこのご時世、3体並んでいれば300×3が3体分で2700アップですから、これを乱発できるのは規制やむなしですね。
光と闇の交換は魔導や六武衆等で活躍していた印象。私自身も六武衆で使ってますが、このスキルのおかげで状況に応じてエニシと真影やイロウを使い分けられて安定して動けることも多かったので、1000ライフ減少の条件くらいは致し方ないですね。
そして絶対運命力。これに関しては何度考えてもアルカナフォース複数種類の投入を適用条件に加えるべきだと思うんですよ。斎王のスキルなのにこのスキルが使われてるの9割9分デスペラードのデッキだし。あのデッキでカップオブエースという名の強欲な壺を乱発させるのはいかんでしょ。。。今回の改定の数少ない不満です。コキュートス流行ってるしいいでしょってことなんだろうか。
機械天使招来や融合系、儀式系のスキルは今回の改定で軒並み条件緩和されているので、採用も現実的になってきましたね。これは地味だけど嬉しい改定です。
まとめ
今回の改定で大きく影響を受けたのはやっぱり堕天使でしょうか。粉砕も弱体化しちゃいましたしね。ネオスはネオスフュージョンがリミット2入りしてエネコンや狡猾、巡る戦い等との併用ができなくなったものの、竜魔導の守護者によるサーチは可能だし召喚獣という相棒もいるので、そこまで大きな影響はなさそうです。あとは森羅が今回の緩和を受けてどうなるか。
粉砕の弱体化を受けて今後はコキュートスがより活き活きし始めると思うので、今後は3000打点が自前で用意できるかがデッキとして1つの基準になってきそうですね。
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