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デルモの強さ
今回のゲストヒューマギアであるファッションモデルヒューマギアのデルモ。転身による起動直後にデルモが或人にハグしたときのイズの目がすごいことになってたところや、イズと一緒にダンボールに隠れてた姿が印象的笑
これまでもいろんなヒューマギアが出てきましたが、デルモは人一倍気も芯も強いですね。ヒューマギアのプライドとして撮影時もヒューマギアモジュールを消さなかったり、飛電製作所襲撃時に諫が「ここにヒューマギアはいない」って言ったときも「ここにいる」って出てきてしまったり。
そして東京ファッションコレクション(以下、TFC)でのランウェイを今年も歩き、自分を表現するという夢を持っている。
そんな「かなりシンギュラってる」彼女の姿は、物語の本筋においてもかなり重要な立ち位置だったのではないかと思います。
デルモ「ちょっと!何よさっきから命令命令って。あんたたち人間のくせにプライドとかないの?命令がなきゃ何もできないんじゃないの?」
この一言は亡や唯阿にとって大きな影響を与えたのではないでしょうか。
亡についてはこの後迅やデルモ、或人、イズに夢を肯定されたことで後述の通り「垓の道具」という立場を脱却していますし、その姿を見た唯阿も、いよいよ変化の兆しを見せようとしている。。。
言いたいことは言う。自分の意志を示す。亡や唯阿とはまさに対極にいるこのキャラは、1ゲストとしての存在を超えたキャラといえるでしょう。
サウザーに負傷させられたことで、直接的にデルモの「自分が東京ファッションコレクションでのランウェイを今年も歩くこと」という夢を叶えることはできませんでした。しかし「デルモの夢を叶えてあげて」という亡の言葉を受けて、デルモの代わりに或人とイズがランウェイを歩いたことでイズからデルモへランウェイから聞こえてくる音を届けることができ、デルモの「(ヒューマギアがランウェイに立つことで)人間たちが私たち(ヒューマギア)の価値を見直してくれるはず」という思いを繋げることができた。
デルモから亡へ、亡からイズへ、イズからデルモへ、ヒューマギアの思いの連鎖が結果的にこのような希望を生み出す終わり方はとても美しいなと感じます。
ランウェイのシーンは高橋くん、乃愛ちゃん、木津さん3人ともさすが本職モデルさんだけあってバッチリ決まってました!
亡の夢と諫との共鳴
飛電製作所の用心棒として再就職した諫。いつか飛電製作所に行くんだろうなとは思ってましたが、もう少し無職期間あるのかなと思ってたので思ったよりあっさり再就職しててちょっとびっくり。
そんな諫ですが、前回唯阿との戦いでアサルトウルフのキーを盗まれていました。あれ何に使うのかと思ったら亡を呼び戻すよう細工するためだったんですね。
諫のショットライザーを盗んで唯阿が諫に向かって撃つことでアサルトウルフに変身させるという特殊な形でしたが、あれにもしラッシングチーターのキーを入れたらバルキリーになったりしてたんでしょうか。そこら辺の仕組みはちょっと気になる。
亡についてはプロジェクトサウザーで詳細が語られているため本編ではあまり情報がない状態ですが、大筋としては「垓によって道具として扱われ、自分自身そのような存在だと認識していた」という点を押さえておけば問題ないかと思います。
今回は何といっても、前項で述べたようにデルモや迅、或人、イズの影響を受けて、自らの夢を見つけたシーンからの展開が熱い。
これまで垓から道具扱いされていたことに違和感を持っていなかった亡が、垓の命令に背き「夢が何なのか分からないが、代わりにヒューマギアの夢を叶えたい」という夢を持ち、道具であることを否定した。
そこから諫と亡それぞれの姿で変身ポーズが見える形でランペイジバルカンに変身するという、ある意味二人で一人の仮面ライダーといえる名シーン。そこからのサウザーフルボッコの流れも爽快でした。
1つ気になるとすれば迅たちの言う「亡の解放」、仮に解放した場合諫の身は大丈夫なんでしょうか。。チップを取り除くだけでも実は諫の生死に関わるような細工を垓がしてる可能性もありますからね。
余談ですが、諫が更衣室を覗いてしまったラッキースケベシーン、撮影時には岡田さんの目に実際何が見えていたのか気になります。振り返り動画でもそこは内緒ということになってましたが笑
次回は熱血テニスコーチヒューマギア回。なんですがそれよりも気になることがありすぎますね。
唯阿「お前は仮面ライダーになんてなるべきじゃなかった」
諫「思いはテクノロジーを超えるんだよ!」
唯阿「私はあんたを絶対に許さない!」
久々のバルキリー登場と、ついに唯阿がZAIAを離反しそうで垓への仕返しが楽しみです。ではまた来週!