ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーゼロワン 第3話「ソノ男、寿司職人」感想

前回分はこちら。 

chirashinoura-world.hatenablog.com

 次回分はこちら。

 

chirashinoura-world.hatenablog.com

 

初のOP映像

前回までは映像が流れなかったOPテーマ「REAL×EYEZ」ですが、今回からついにOPとして流れるようになりました!滅や迅と思しきライダーが出ていたり、マギア化する長髪イズ、シンギュラリティへの到達を連想させるイズの涙、雨の中戦場に散らばった数々のドライバー、並び立つ5人のライダーは共闘の示唆なのか…など想像が膨らむカットの数々。

OP自体はずっとテンション高めな曲調なのでカラオケで歌うときはなかなかエネルギーが要りそうな感じですね。例年と同じならCDの発売とフルverの配信は来年の1月下旬頃でしょうか。発売が待ち遠しい…!

 

刃唯阿の強かさ

「ヒューマギアには優れた価値がある」と言ったり、或人にヒューマギア売り込みのプレゼンを促したり、満面の笑顔で寿司を楽しんだりと一見味方っぽい姿を見せる一方で、ニギローに視覚データを自動転送するプログラムをインストールして飛電インテリジェンスの企業秘密を盗み出すという強かさを見せる唯阿。

これにより飛電の社長=或人=ゼロワンがバレてしまった訳ですが、今回のラストシーンで話してた相手はA.I.M.Sの人なのかまた別の組織の人なのか…?そもそも唯阿自体A.I.M.Sの人間なのかも怪しくなってきますね。そしてここで「デイブレイクによって消滅したと思われていたプログライズキーのデータ」や「方舟は蘇る」といった気になるワードも出てきました。

諫は唯阿の行動をどこまで把握してるのか…(何も知らなそう)

 

また、或人と唯阿のヒューマギアに対する立場の差も浮き彫りになりました。

唯阿「一つ教えておいてやる。バックアップさえあればいつでも復元できる。それが人工知能、それがヒューマギアだ。たとえ壊しても作り直せば済む話。」

或人「そう簡単に割り切れるかよ。ヒューマギアは人間と心を通わせるパートナーだ。道具じゃない!」

唯阿「ただの道具だ」

「ヒューマギアには優れた価値がある」という点では或人と認識を同じくする唯阿ですが、あくまで物としか見ておらず「ヒューマギアの心を否定している」という点で決定的に或人と違う訳です。

つまり現状、

或人:ヒューマギアは必要。人間と同等に心を通わせる存在。

諫:ヒューマギアは人類の敵であり全滅すべし。

唯阿:ヒューマギアは必要だがあくまで人間の道具。

という三者三様の状態。

ある意味諫より唯阿の方が説得するの難しそうな気がしますが、この状態から物語が進むにつれてどう変化していくのか楽しみです。

 

魚住さんとニギロー

今回登場した寿司職人の魚住さんは昔ながらの頑固おやじ。最初は「ロボットには心がない」という理由でニギローを拒絶します。

ニギロー「質問があります。心はデータ化できますか?」

イズ「質問の意味が分かりません」

ニギロー「大将は心を求めています。だから、私に心をインストールできれば」

イズ「それは不可能です、心はデータ化できません」

ニギロー「(´・ω・`)」

ここでのニギローの切なそうな表情が忘れられない。。。この後「私の心は折れません。そもそも心がありませんから」なんて発言をさせるあたりブラックジョークが効いてるなあと…

ただ、ヒューマギアだからこそ「一万回握って出直してこい」という魚住さんの言葉にも真っ向から返すことができ、結果的に魚住さんの心を開くことに成功した訳ですね。その直後にマギア化されるもんだから余計に辛い…心のデータ化は結構根深いテーマなので、今後またどこがで掘り下げがある気がしますね。

 

余談ですが、或人にまごころ寿司について調べて欲しいことがあると言われて首を傾げたり、天空真心握りの動画を見るシーンで身長足りなくて動画が見えないのかイズがちょこちょこ背伸びしてたり、或人のギャグを学習して真似してるのがとても可愛かった…!

 

仮面ライダーバルキリーとゼロワンバイティングシャークの初登場

バルキリーの変身見てて「そうやってロック解除するのか…」と納得しました笑 プログライズキーくるくるもスタイリッシュで真似したいけど難易度高そう。

戦う姿はラッシングチーターの名の如く、脚技が光るアクションでした。変身直後に敵マギアを踏みつけているところや、ダッシュラッシングブラスト後のポーズもとても様になってます。

公式サイトにもある通り唯阿役の井桁さん自身元陸上部とのことなので、足の速さが強みなラッシングチーターとは運命的な組み合わせじゃないでしょうか。変身前でも身体能力の高さを披露する機会が増えそうですね。

https://www.kamen-rider-official.com/summaries/5

 

そして本編としてはゼロワン初のフォームチェンジ、バイティングシャーク。

今回の描写を見る限り、ゼロワンの戦闘データを衛星ゼアにアップロードすると最適なプログライズキーを作ってくれる便利仕様。イメージとしてはWの地球の本棚に近い感じ。今回はネオヒマギアが操る触手(マーラタクル)による拘束への対抗策として、それを噛みちぎる(切り裂く)バイティングシャークが生まれました。

どちらかというと今回は水辺での戦いだったので次出るときはがっつり水中戦してるところが見てみたいですね。

 

ちなみに今回のネオヒマギアの元となった理髪店のヒューマギア(シザーメンズ)がお客さんをお見送りした後に笑顔になった自分に対してハッとするところは、シンギュラリティに達したことを自覚する描写としてとても印象的でした。

 

次回はデイブレイクの掘り下げがあるようなので、今回チラッと出てきた「アークの復元」とは何なのかも触れられるかなと期待しています。

そして新フォームとしてはジオウ夏映画に先行登場していたゼロワンのフライングファルコンとバルカンのパンチングコング。諫がパンチングコングになるのは説得力の塊でしかないですね笑