ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーガッチャード第26話「悪意をハバム、漆黒の風ウインド」感想

前回分はこちら。

chirashinoura-world.hatenablog.com

 

ラケシスの裏切り

 第21話で裏切りの予兆は出ていましたが、今回ラケシスがついにミナトにグリオンたちからの逃亡を提案しました。以前の感想でラケシスが宝太郎たち側につくにしても理由がないと書きましたが、ラケシスは何の悪びれもなく「先生から仮面ライダーたちに頼んでくださらない?私を守るように」と言っていましたね。命がかかってるからとはいえあまりに虫が良すぎる…結局ミナトからはその回答をもらえていない訳ですが、ラケシスがどういう末路を辿るのかは気になるところ。現状アトロポスやクロトーとの戦闘のどさくさに紛れて逃げたっぽいけどどこに行ったんでしょうか。

 

また、ラケシスは「なんで、グリオンを裏切らなかったんですの?先生は敢えて敵になることで成長させて、仮面ライダーの力でグリオンを倒すために動いていたとばかり思ってましたのに」と言っていましたが、これは事情を知らない第三者視点から見るとその通りなんですけど、ミナトは「後輩をグリオンたちから遠ざけたい」という理由でグリオンの下についてるらしいので目的が合わないんですよね。

結局「宝太郎たちの側にいても彼らをグリオンから遠ざけることはできたのでは?(止められないにしてもそれはグリオンの下についても同じでは?)」という点について説明がないのでいまいち筋が通らないんですけど。

 

 

仮面ライダーウインド

 ドラゴンマルガムに追い詰められる宝太郎たちを救うために仮面ライダーウインドに変身して戦う風雅。使用するライドケミーカードが上級錬金術師にしか使えないコズミック属性とファンタスティック属性であることや風雅自身の錬金術師としてのスペックの高さから、その強さには説得力がありました。しかし一方で、その強い戦力を持っているのなら宝太郎に禁術を使わせる必要が本当にあったのだろうかと考えてしまいます。禁術を使うことを覚悟するほど緊急事態なら、風雅が直接助けない理由がないじゃないですか。風雅が戦いたくても戦えない状況であるならば宝太郎が禁術を使うことにも納得がいくんですけど、風雅が戦いたくても戦えないことを説明する猫写も特になかったですしね。

また、グリオンに刺された今の風雅の体が義体であることは語られましたが、これほどの力を持ちながら第1話で消滅したはずの風雅がどうやって復活し今まで何をしていたのか明かされなかったのが残念でした。

 

 

さいごに

 上記で述べた通り、若者ライダー三人衆がドラゴンマルガムに歯が立たず風雅が満を持して助けに入るという展開自体は良いと思います。ただやはり風雅の復活の経緯とか、自分が前線に出るより宝太郎に禁術を使わせることを優先したりとか、説明不足な感が否めないのが正直なところ。

まだ恐らく生きているとはいえ風雅は一時退場しちゃったし、しばらくはこの辺りの話のフォローも期待出来ないのかな。