ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーガッチャード第27話「ガッチャ!クロスホッパー!」感想

前回分はこちら。

chirashinoura-world.hatenablog.com

 

先輩組の錬金術特訓

 蓮華と錆丸が今回アトロポスやクロトーと対峙した際に、錆丸がドレッドにされたときに何もできなかった経験から戦闘錬金術の特訓をしてきたと言っていましたが、口頭で言うだけじゃなくて特訓している姿はこれまでの話の中でちゃんと猫写してほしかったですね。
普段変身しない組にも見せ場を作りたいというのは分かりますし、だからこそなおさら、そういうところの猫写を積み重ねていくことでキャラの魅力が出てくるんじゃないかなと思います。

 

ミナトの改心

 やっぱりミナトの改心の流れがよく分からなかったなというのが正直なところ。前々回でミナトの過去が明らかになり、宝太郎たちが説得したときには戻ってこなくて今回で戻ってきた理由が分からない。
今回の鏡花の説得は、ミナトのせいで消えた(とミナトは思い込んでいる)後輩たちの姿が自分の中から消えないとミナトは言っているがその記憶は忘れちゃいけない。それはミナトがいつも言ってたことであり彼らとの記憶も大切。
言ってること自体は特に違和感ないんですけど、前々回説得したのに戻らなかったというな宝物だというもの事実があるせいで、今回の説得でようやくミナトが戻ってきたことに対する説得力がない。
これだったら、前々回の説得で上記の内容も含めて話してミナトが戻ってくるのじゃダメだったのかと思ってしまう。

あと今回ラストシーンでの方でミナトが「さあ戻ろう、俺たちの錬金アカデミーに」とか言ってたけど、まずちゃんとこれまでのこと謝らないとダメじゃない…?

そもそもミナトは上記の通り過去にトラウマを抱えているはずなのに教師になって宝太郎を錬金術師になるよう勧誘してるのもよく分からない。


空中に並べられたライドケミーカード

 クロスホッパーが誕生した直後に、宝太郎がアイアンガッチャードに変身して暗黒の扉の前で空中に並べられたライドケミーカードを解放してましたが、それをやれるならもっと早くやれよ…と思ってしまいました。
それと、グリオンの目的が「自分の周りのものを全部黄金に変えて暮らす」という割としょうもないものだったのが個人的には刺さりませんでした。意図的に小物キャラとして描きたかったならそれでもいいんですけど、カリスマ的な、威厳を感じさせるキャラとして描きたいならあまりにねえ。。。
公式サイトでは一般にイメージされる錬金術を感じさせるキャラを作った結果である旨が記載されていましたが、本来の錬金術と乖離してるかどうか以上に魔法との棲み分けができてないことの方が引っかかるんですよね。

www.kamen-rider-official.com


さいごに

 グリオンは暗黒の扉の中に取り込まれていきましたが、明確に死んだ訳ではないのでなんかまた後々出てきそうな気もしますね。結局何が強いのかよく分からないまま退場していったのは残念でした。
そしてラケシスは恐怖の対象だったグリオンがいなくなった一方で、(クロトーはともかく)今更アトロポスの元に戻るのも難しそうなのでどう立ち回っていくのかは気になるところ。