ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーガッチャード第11話「キャッチ!スパイだ!?ライダー失格!?」感想

前回分はこちら。

chirashinoura-world.hatenablog.com

 

雑に消化されていく新フォーム

 これまでも時折触れてきましたが、今回も冒頭でケミー捜索・回収と申し訳程度の新フォームのお披露目をしていました。
こんなやっつけで出すくらいなら大風呂敷広げるのやめればいいのにと思うけど、財団Bがそれを良しとしないんでしょうね…そもそもこんな一瞬しか出番のないものを子どもたちは欲しがるのかな。(今作はトレカがメインなので人気ないやつが売れ残りみたいな事態は起きにくいとは思いますが)
それにしてもずっとケミー回収ばかりしていていつになったら錬金術学ぶんだ彼らは…(特に宝太郎)

 

スパイ疑惑

 錬金連合から釘宮と針馬2名の調査官が「組織の中にいるスパイの捜索」という名目でやってきた今回。先週の感想にも書いた通り、案の定このスパイ騒動自体はあっさり犯人が判明しましたが、その正体が今回出たばかりの新キャラである針馬だったのは話の作り方として上手じゃないなと思います。
というのも、スパイの正体が針馬であっても釘宮であっても視聴者からしたら現時点ではぽっと出のキャラなので、そんなキャラが実は組織の裏切り者でした!とか言われてもふーんとしかならないんですよね。端的に言えば感情が全く揺さぶられない。
これをやるのなら釘宮と針馬を登場させた後もっとキャラを掘り下げて視聴者に浸透させてからやるべきだった。
しかもスパイの正体判明の仕方も、なぜかスパイダーマルガムになっているのを倒された直後に針馬自らが自白する形で、決定的証拠を押さえつけられて逃げることも弁明することもできない状態ではないのに、なぜあのタイミングで自白をしたのかが不可解。最初から正体を隠すつもりないなら初戦の時点で明かして問題なかったし、隠し通したいならあのタイミングで自白する意味が分からない。どちらにしても中途半端。

 

さいごに

 レベルナンバー10を支配してはならないというケミーの掟が明かされたり、冥黒の三姉妹が新たなドライバーを完成させたりと本筋は少し動いてきました。
冥黒の三姉妹が作ったドライバーで次回誰かが仮面ライダードレッドに変身するようですが、次回予告で蓮華が錆丸のタブレット持ってたのを考えると錆丸が変身する可能性割とありそう。ただ、アトロポスりんねに「これから起こることは全て、君のせいだよ」と言ってたのも気になっていて。りんねに強制的に変身させるという意味なのか、別の誰かの変身するきっかけを生み出してしまうという意味なのか。