ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーガッチャード第9話「ダッシュで京都!修学旅行!」感想

前回分はこちら。

chirashinoura-world.hatenablog.com

 

ケミーの二重錬成

 今回ラケシスがスパナ(ヴァルバラド)との戦いでケミーの二重錬成をしていましたが、あれができるならなんで4話とか前回戦ったときは使わずに撤退したのかがよく分からない。別に今回新たに手に入れた能力って訳でもなく、ラケシスが元々固有で持っていた能力っぽそうですし。
結果的にヴァルバラドもさらっと三重錬成をやってのけましたが、多重錬成ってガッチャード特有のものではないんですかね…?


置いていったライドケミーカード

 今回の京都修学旅行にあたって、宝太郎は授業の一環だからという理由でライドケミーカードを錬金アカデミーに置いてきていました。これだけ見るとりんねが言ってたように「変なところだけ真面目だな」という見方になるんですけど、ライドケミーカードは置いてきている一方でガッチャードライバーは持ってきてるのが個人的に引っ掛かっていて。
授業に関係ないものは持っていかないからライドケミーカードを置いてきたという理屈ならガッチャードライバーも置いてきていないと筋が通らないし、どういう意図でドライバーだけ持ってきたのかが謎。カードもドライバーも両方置いてきて、どちらも先輩コンビに持ってきてもらうじゃダメなんだろうか…
りんねが持ってた2枚のカード(ヤミバット、レンキングロボ)が例によってポッと出だったのも登場ノルマ消化してる感しかないし。


ちなみに余談ですが、東京(東映撮影所と仮定)から京都の東映太秦映画村まで約477km。先輩コンビはゴルドダッシュを使ってきたので、法定速度や信号待ち、渋滞といった要素を一旦考慮せずゴルドダッシュの最高時速(285km)でかっ飛ばしてきたとすると約1時間40分。長旅お疲れ様です。

www.tv-asahi.co.jp

 

加治木の一目惚れ

 修学旅行先の京都で、同じオカルト雑誌に投稿していた姫野聖と出会い一目惚れをした加治木。その雑誌には当時加治木が小4、聖が中1とあったので加治木からすると3つ上のお姉さん。いや~、同じ趣味があってあんな美人のお姉さんに会えたら舞い上がる気持ちは分かる。
一方で、聖からすると加治木は恋愛感情ではなく「同じ趣味のお友達」的な見方しかされてないような感じがしていてこれは悲恋の匂いが…
今回ラストで聖が抱き合ってた相手は兄の剣ですが、加治木は恐らく彼氏だと勘違いしているので、次回はそこの誤解が解けて一安心したところで、聖は加治木のことを友達としか見てないことを知り玉砕、みたいな流れになるんじゃないかと予想してます。


さいごに

 京都の修学旅行という要素は、個人的には良かったと思います。宝太郎、りんね、加治木の3人でグループを組んでわちゃわちゃやってる感じは高校生らしい一面を感じましたし、タイアップ感丸出しの説明台詞は昔の東映特撮を思わせる雰囲気でどこか懐かしいものがありました。
一方で、上でもいくつか述べたように話の本筋に近い部分で辻褄が合わず引っ掛かる部分は依然としてあるので、もっと丁寧に話作りをしてほしいなとも思います。