ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーガッチャード第7話「さよならサボニードル」感想

前回分はこちら。

chirashinoura-world.hatenablog.com

 

いつの間にか仲間になったケミーたち

 今回冒頭で宝太郎がスマホーンに「仲間になったばっかりだけど、一緒にガッチャしようぜ」と話しかけていました。スマホーンやその直後に出てきたピカホタルって前回時点では出ていないケミーなので前回と今回の間に入手したものだと思われますが、全てのケミーと仲良くなるのをメインテーマとして掲げておきながら、その過程を端折って視聴者の見えないところでいつの間にか新しいケミー入手してるのは個人的にはなんか釈然としません。完全にケミーの数多すぎてもて余してるの丸出しじゃないですかこれ。
カニカニ捕まえるときもわざわざ変身する必要なかったのに、スマホタルの登場ノルマこなすためだけに出してるようにしか見えないし。

 

雑なマルガム化

 今回マルガムになった男も、そこに至るまでの流れがすごく雑でした。何が原因であんな「俺が絶対正しいマン」になったのかも描かれないままマルガムになって理玖を狙ってましたが、あれじゃただの舞台装置でしかない。
今回前編だったので、もしかしたら来週この辺りの種明かしがされるのかもしれませんが、これまでの傾向を考えるとあまり期待できなさそう。
理玖とサボニードルの関係についても、理玖がサボニードルを大切に育てた様子とかサボニードルへの思い入れみたいなものがほとんど感じられなくて、すぐそこで捨てられた得体の知れないものを拾って交番に届けたくらいの扱いでしかない。そんな中で宝太郎はケミーに関する掟に対して「小学生だから大丈夫」という謎理論を展開し、理玖に対しては(サボニードルを宝太郎たちに渡して)本当にそれでいいの?みたいなこと言ってるのが違和感でしかない。
そもそも、サボニードルを宝太郎たちに渡した後理玖の記憶を消さずにそのまま帰してるのも意味が分からないんですけど。

 

さいごに

 今回ガッチャードが始まって初めての1話完結じゃないエピソードでしたが、これ2週かけるほどのエピソードか?というのが正直な感想。2話エピソードにするならもっと話の山場になるようなときにやった方が良かったでしょ。(公式サイトにはスピンオフの撮影の影響とかなんとか書いてありますが)

www.kamen-rider-official.com

あと上で述べてきたことの他に、ピカホタル捕獲の手柄について言い争っているときに「仮面ライダーに変身するのはルール違反」と急に言い出したりとか、ケミーを捕まえないと成績がピンチだと言い出したりとか、錬金術の口上のことを呪文と言ってたりとか(錬金術に関しては今回より前の回でも魔法みたいな扱いされてますが)、フラスコの中の悪意とかいう謎の概念が出てきたりとか、前回までと設定変わったのかと思ってしまうほどの唐突な設定が生えてきたのも話の作りとしていけてないなと感じました。