ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーガッチャード第12話「暴走ライナー!暗黒ライダー!」感想

前回分はこちら。

 

chirashinoura-world.hatenablog.com

 


三姉妹の崇拝者

 針馬は洗脳された訳でもなく、冥黒の三姉妹と互いがWin-Winになるような取引をした訳でもなく、純粋に冥黒の三姉妹を崇拝して錬金アカデミーを裏切ったような口ぶりでした。しかしアトロポスに始末されるときに命乞いしていたのを見るに、自ら進んでギフテリアンになったデッドマンズの狂信者のようなタイプではなく、冥黒の三姉妹が暗黒の扉を開けることによって得る力のおこぼれに預かろうとしている、結局は冥黒の三姉妹を崇拝しているようでただ力を求めているだけの人だったなと。そういう人間性も見抜かれていてかつ、10年前に錬金術師の間で起きた事件についても口を滑らせかねないと思われたが故にアトロポスに消されたんでしょうね。アトロポスはあの能力で人間を始末できるなら宝太郎をはじめ錬金アカデミーのメンバー瞬殺できるのではと思うけど、わざわざ泳がせとくのはなぜなんですかね。

それはそれとして、針馬が宝太郎に言っていた「錬金術がなんたるかも知らないくせに」はその通りすぎて笑ってしまいました。もう1クール目終わりだよ…?

 

仮面ライダードレッド

 先週の感想でも少し触れていた仮面ライダードレッドの変身者ですが、錆丸でしたね。錆丸が実験体として選ばれたのはケミーの知識が豊富だからそれを利用しようとしているというのはまあ分かるとして、なぜ仮面ライダーとしての名前を与えられたのか。ガッチャード世界では「人間とケミーの多重錬成=仮面ライダー」というのが仮面ライダーの定義であるため、1枚使用のドレッドは仮面ライダーに該当しないような気がするんですがその辺りがよく分からず。
仮にそこの説明がついたとしても、今年は仮面ライダー1人で行きますみたいなことを言っておいて、こんなあっさり2人目のライダーを出すのなら最初からヴァルバラドも仮面ライダーで良かったのでは?と思ってしまう。仮面ライダーの名を冠するかどうかを分ける意味も現状感じないですし。

あと、生身でボコられる宝太郎が体を張って錆丸を説得する展開をやるなら、これまでの話でもっと宝太郎と錆丸の交流をしっかり描いておいてほしかった。現状一緒にケミー捕りに行ったくらいの思い出しかないし、それってりんねも蓮華も一緒だから錆丸ならではの要素がないし。

 

さいごに

 結局なぜ「これから起こることはりんねのせい」なのかまだ明かされてないんですけど、父親の風雅が10年前に何かりんねのためにやったことが引き金になってるとかそんな感じなんですかね。針馬も10年前のこと知ってる素振り見せて始末されてたし。個人的にはこれがいつ明かされるかより、納得できる理由づけがされるのかの方が気になってます。