ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーガッチャード第8話「グレイトなきずな」感想

前回分はこちら。

chirashinoura-world.hatenablog.com

 


ミナトの指摘

 今回ミナトが宝太郎に「一ノ瀬、お前がケミーと少年を無理矢理引き合わせたことで、親子の仲が引き裂かれた」と言ってましたが、サボニードルと理玖が会ったのは宝太郎関係ないですよね?
仮に「ケミーと少年を無理矢理引き合わせた」というのが一度宝太郎たちに引き渡したサボニードルと理玖を再会させたことを言ってるのだとしても、その時点で既に親子の仲は引き裂かれていた後だったから指摘としては筋違いだし。
だからあのセリフをどういう意図でミナトに言わせたのかが私には正直全く分からない。


サボニードルの逃げた理由

 前回ラストでサボニードルに逃げられたせいで空中に生身で放り出された宝太郎は、スパイクホエールという新フォームに変身することで事なきを得ていましたが、結局なんでサボニードルはあの場で逃げたんですかね?もし逃げた理由が理玖と離れたくないからだとしたら、わざわざ宝太郎の命を危険に晒すあのタイミングで離れた意味が分からない。
結局制作的な都合で、宝太郎がピンチのところで前編の引きにしたいのと、新フォームの登場ノルマ消化のための場面作りをしたいがための強引な話運びにしか見えない。それにスパイクホエールに使ったケミーたちも例によっていつの間にかゲットしてたケミーなので正直「ふーん」以上の感想が出てこない。


歪んだ父親の愛

 今回のドラゴンフライマルガムの正体は理玖の父親でした。理玖がサボニードルと出会ったことで塾の遅刻が増えたり成績が安定しなくなったりしているので、彼らの関係を絶たせたいという理由は分かる。ただ、それを前編の時点で明かさずただの舞台装置として描く意図が私には分かりませんでした。
それに、ガッチャードに倒された後急に人が変わったように善人になったり、これまでやぅたことがお咎め無しで終わったりしたのも意味が分からない。ケミーはあくまで人間の悪意に巻き込まれて暴れてしまうという位置付けなので、倒されてケミーと分離したから性格も浄化されましたというロジックは筋が通らない。制作陣はこの作品の設定ちゃんと理解してるのかな…

 

さいごに

 なんかもういろいろ雑すぎますね。サボニードルと理玖が友達になった話も先週時点でやっていれば宝太郎のおせっかい感もここまで酷くは感じなかったんじゃないかと思います。
次回は修学旅行回で京都行くようなので、少しは高校生設定らしい話が見られるのかな。

 

あとどうでもいいけど今回最後の錬金アカデミーのシーンでサボニードルに話しかけてた宝太郎の目がガンギマリで怖かった。