ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーガッチャード第3話「ブシドー、見つけたり」感想

前回分はこちら。

chirashinoura-world.hatenablog.com

 

ケミーに入れ込む理由

 前回のスケボーズのときもそうなんですけど、宝太郎は何をもってケミーが大好きになったのか、全てのケミーと仲良くなりたいと言っている理由や根拠がなんなのかが全然見えてこないんですよね。積み重ねがないのにいきなり話が飛びすぎ。だからスパナとケミーの扱いについて言い争ってるときも宝太郎の言い分に納得感がない。
これをやるなら、元々宝太郎を錬金術師という設定にして幼い頃からケミーとの交流があったことを回想等で描写するか、これから錬金術師になる設定にするのならケミーとの交流をじっくり描いてからケミー大好きとか言わないと筋が通らないと思うんですよ。
似たようなシチュエーションとしてはゼロワンで「ヒューマギアは夢のマシンなんだ!」を連呼する或人を思い出しますが、あれはまだ或人がヒューマギアの父親(其雄)に育てられたっていうバックボーンが描かれてましたからね。


高校と錬金アカデミーの二重生活

 ガッチャードは一般の高校とは別に錬金アカデミーにも通うという設定ですが、現状の描写を見てると扱いが錬金アカデミーってより錬金術部なんですよね。
それで一般の高校生活にも物語上の意味があるならまだ良いんですけど、そういう感じでもなくて。例えばフォーゼだったら仮面ライダー部は部活だし、高校の生徒や教師がゾディアーツだったり主人公たちに密に絡む話の構成だったので高校生である必要性があった。けどガッチャードの高校にはそういうのがない。
だったら無理に高校と錬金アカデミーで二重生活させる必要はないし、最初から宝太郎を学生設定にせず、家業の飲食店手伝いみたいにした方がキャラとしても動かしやすかったんじゃないかと思ったり。

 

仮面ライダーではないヴァルバラド

 今回から登場したヴァルバラド。ガッチャード世界での仮面ライダーは2体のケミーを錬成して変身する存在を指すようなので、仮面ライダーには該当しない魔進チェイサーとかナイトローグの類ですね。
とはいえ敵サイドのキャラではなく味方側の勢力なので、そういう意味では珍しい例かも。これまでの例からいくとヴァルバラドも中盤くらいで仮面ライダー化する感じがしますが、個人的にはヴァルバラドのまま強化されていってほしいです。


さいごに

 3話まで見たガッチャードの印象としては、シンプルさを重視しすぎて削っちゃいけない説明まで削ってるイメージ。前回書いた錬金術師入学テストの解答然り、上記で述べたケミーに入れ込む理由然り。急に大物錬金術師目指しますと言ってたのも謎だけど。