ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーガッチャード第1話「ガッチャ!ホッパー1!」感想

ガッチャードの放送も始まったので、ギーツに引き続き感想を書いていきたいと思います。


一と九

 主人公の宝太郎は、進路希望に何も書かずガッチャを追い求めるという、どこかの我が魔王がちらつくような設定で、すごく漫画・アニメ的な感じがします。独特の口癖を持つ明るく元気な高校生というところから見ても、例年に比べてメインターゲットである子ども受けをより強く狙ってるのかなと。
一方ヒロインのりんねは、まずビジュアルが可愛いですね。喋ってるところ見てると雰囲気がどことなく井桁弘恵ちゃんっぽい。
二人とも演技が初々しいので、これからどう変わっていくかは楽しみです。

 

冥黒の三姉妹

 りんねの父親である風雅を消滅させたこの三姉妹が今回の悪の組織のよう。幹部がケミーを取り込んで一般怪人ポジ(マルガム)になるという形は新しいけど、一般怪人の立ち位置になって戦うということは当然毎度倒される訳で、結果的に幹部が弱く見えてしまうのであんまりいけてないのではとも思ってしまう。設定的には人間の悪意とケミーが結合したらマルガム化するようなので、マルガム化するのはこの冥黒の三姉妹に限らないみたいですが。

あと、三姉妹の長女アトロポス役の沖田絃乃ちゃんが9歳なのは驚きました。アトロポスは見た目だけでいったらどう考えても長女じゃないので、本当の姿が別にあるってことなんですかね。


ガッチャードになる条件

 風雅がホッパー1とスチームライナーにガッチャードライバーを託す相手を探すように指示し、結果的に宝太郎の手に渡りましたが、なぜ宝太郎が選ばれたのかがイマイチ分からず。宝太郎がダメというよりかは既に風雅やりんねといった錬金術師がいるのに、彼らを差し置いて宝太郎が選ばれた理由がよく分からないなという感じ。ガッチャードライバーを手にする機会がなかったりんねはともかく、風雅はガッチャードライバーを所持していた訳だし、変身できる素質があったのか分からないけど変身しようとする描写は欲しかった。
ミナトが「人とケミーによる多重錬成は120年ぶり」と言っていたので仮面ライダーになれるのは希少な存在であることは確かなようだけど、何をもってガッチャードになれるのかはちゃんと説明して欲しいですね。


さいごに

 制作発表で明かされた設定を聞いたとき、これまでの平成ライダーで使われた設定の寄せ集めみたいだなと感じたのが率直なところで、今回の1話を見てその印象が覆るほどのガッチャードならではの特徴や、次回の展開が気になるような要素があったかというと正直ありませんでした。感覚としてはゴーストを見てるときに近い。
まあまだ始まったばかりだし、少し長い目で見ていきたいですね。