ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーゼロワン 第21話「異議あり!ソノ裁判」感想

前回分はこちら。

chirashinoura-world.hatenablog.com

 次回分はこちら。 

chirashinoura-world.hatenablog.com

 

 

お仕事対決としての裁判

 お仕事5番勝負、飛電の明暗が分かれる3戦目は裁判対決。個人的に或人が「裁判を勝負内容とすることの是非」について切り込んだのは良かったなと思います。人生がかかっているという点では前回の住宅販売も当てはまる部分はありますが、こと裁判に関してはその判決如何によって社会から隔絶されることを考えるとその度合いがかなり違ってきます。

そんな主張をする或人に対して「ヒューマギアの力で被告人の人生を救えるとしたら、あなたはどうしますか?」と返す垓。一見もっともそうなことを言っていますが、ヒューマギアが弁護士として働くことと、それを企業買収を賭けた勝負に利用することは全く別の話です。

 また、イズも言う通り検察は勝てる見込みのあるものだけを起訴する性質上、無罪を勝ち取ることを弁護士側の勝利条件とするのはなんともアンフェアな話。なんかこの5番勝負が進むにつれて、垓の「手段を選ばない」面がどんどん露わになってきているような気がしますね。

 

懐かしの腹筋崩壊太郎 

 「なぜなら千春さんに振り込め詐欺のメッセージが送られたその時刻、被告人はお笑いライブを見ていたからです」

このビンゴの台詞を聞いてある男が脳内を過ぎりました。そして次の瞬間聞こえてきたのは、まさに過ぎったその男の声。

「腹筋パワー!」

祝え!腹筋崩壊太郎再来の瞬間である!

まあ、再登場したのは声と腹筋だけなんですけどね。なんと飛び散った腹筋は被告人がその場にいたことを示す証拠品として提出され、現実世界でもプレミアムバンダイで発売されるというから驚き。

p-bandai.jp

腹筋崩壊太郎のボイス収録でもされてるのかなと思って見てみましたが、音声ギミック等はない模様。完全に腹筋崩壊太郎の腹筋を再現することに特化した、腹筋崩壊太郎の腹筋好きのための腹筋となっております。

いや~、予想の斜め上すぎました。 

 

仮面ライダーゼロワン DXオーソライズバスター

仮面ライダーゼロワン DXオーソライズバスター

  • 発売日: 2019/12/07
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

頼れる兄貴分-あなたはゴリラですか?

ダイナマイティングライオンレイダーが残していったZAIAスペックを調べるのに、セキュリティロックがかかっているから不可能だと言うイズに対し「力ずくで外せばいいだろ」と言ってのける諫。彼のこれまでこじ開けてきたプログライズキーを思えば、かなり説得力のある言葉ではあるんですが、、

「あなたはゴリラですか?」

イズの口からまさかこの言葉が出るとは思いませんでした。

諫を演じる岡田龍太郎さんはよくご自身のYouTubeチャンネルの動画でもゴリラをネタにしていますが、ここで公式にも拾われるとは笑 黎斗神ネタや幻徳のTシャツネタなど過去のライダー作品にも公式で取り上げているギャグ要素はありますが、公式のそれが好意的に受け取られるかどうかはひとえに「出すタイミングと頻度」次第だと思ってるので、シリアスとギャグの線引きには気をつけつつこれからも盛り上げてもらえたら嬉しいです。

 

そんなネタもありながら、今週も諫の好感度上昇中です。

滅にヒューマギアの暴走がヒューマギア自身の意思であると告げられショックを隠せない或人を鼓舞するシーンとか堪らないですね。

ヒューマギアに判決を下すとしたら有罪と無罪半々ってところも、これまでヒューマギアにされたことをどちらも受け止めた上で、「勉強させて利口なヒューマギアにしていくことが飛電の仕事」と希望を持った言い方をしているのが初期の諫との変化が如実に表れていて好きです。

メタルクラスタホッパーや1000%社長のせいで更に曇りそうな或人の心を支える存在としても重要な立ち位置な彼ですが、まだ亡の一件はふわっとしたままで謎だらけなので、そちらも気になるところです。 

 

 

 今回のラストシーンでシャイニングアサルトホッパーの目とオービタルユナイトの部分が赤くなってましたが、アークの影響を受けていそうで何か不穏ですね。メタルクラスタホッパーも暴走フォームみたいだし。。入手経路やサウザーとの対決もどうなるんでしょう。

そして肝心の裁判ですが、鳴沢刑事も市森検事も千春もみんな怪しく見えてくるので、実はこの3人全員グルだったみたいなちょっと怖い想像をしてしまう...ともあれ、「それでもカレはやってない」ことをビンゴたちが証明できるのを願って次回を待つこととしましょう。ではまた!