ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーギーツ第45話「創世Ⅶ:願いのゆくえ」感想

前回分はこちら。

chirashinoura-world.hatenablog.com

 

ダパーン再登場

 今回再登場した仮面ライダーダパーンこと墨田奏斗。やったことといえば強化フォームをもらったばかりの祢音と戦って、一般人の伊瑠美を負傷させたことくらいですが、出す意味あったかなというのが正直なところ。
戦力的には当然インフレについていけてないし、奏斗がいたかいないかで展開が変わったかというとそういう訳でもない。約40話ぶりに再登場したというしょうもない話題性の一点だけで出したようにしか見えないんですよね。
伊瑠美も伊瑠美で祢音が自分を庇って戦わざるをえなくなってるのになんでその場から逃げ(離れ)ないのか意味が分からない。逃げるどころかむしろ戦ってる二人に近づいていってるし。

 

世紀末ゲームの最終戦

 ジットが英寿に宣戦布告する際に「世紀末ゲームの最終戦だ」と言っていましたが、まず第1回戦も何もなくゲームの体をなしてない。パラサイトゲームにしろ、世紀末ゲームにしろ、次のバッドエンドゲームにしろ、ゲームって名前に固執してるだけで中身は空っぽ。
そもそも、グランドエンドで運営は未来に帰ったはずなのになんで普通に現代でデザグラ続けてるの?ジーンやキューンだってグランドエンドで未来に帰れなくなるからって渋々帰ったのにオーディエンス普通に現代に来てるなら、未来に帰ったジーンやキューンがバカみたいじゃないですか。

 

スズメの改心?

 退院直後に英寿たちと接触した大智は、彼らに頼まれてあっさり知恵の樹の場所を案内していましたが、なんで今回に限ってあっさり言うこと聞いたの?第43話で道長に聞かれたときは答えなかったし、大智にとっては教えても何のメリットもないですよね?
それに、景和の願いが叶えられて世界改変されたことによって知恵の樹がただの樹に戻ったというのも理屈が分からないし、かと思えば大智はジャマトのままだしで、世界改変で引き継ぐものとそうでないものの基準が謎過ぎる。
あと英寿が大智に、人の記憶を手に入れる=その人の幸せも知るということ。その幸せを踏みにじった罪悪感も感じる。という謎理論を展開してましたが、論理が飛躍し過ぎでしょ。
それが本当ならもっと早く改心してるはずだし、知恵の実を食べて得た記憶は上記の世界改変で失ったって言ってるのに罪悪感だけ残るっていうのも意味分からないし。上辺だけそれっぽいこと言うの本当やめてほしいし、これで来週大智が改心してたらドン引きしますね。

 

ツムリ奪還

 ジットはなぜわざわざツムリを連れてギーツの元へ行こうとしたのか。それで手錠外したのが原因でウィンによるツムリの奪還を許した訳だし。完全に話の都合でしかない。
それになんで対ジットになるとみんな生身ファイトになるのかよく分からないですね。多分ジットはグレアになれるだろうからパンクジャックだとスペック差ありすぎて勝てないというのはあるだろうけど、ツムリが逃げるための時間稼ぎくらいはできなくはなさそうだからパンクジャックに変身しない理由はないし。そう考えると余計にダパーンなんて出さずにパンクジャックに変身させてた方がまだ良かったんじゃないかと思いました。

 

英寿vs景和

 「力では景和を変えられない」と英寿は言っていましたが、だったらなぜ今回景和と戦ったんですかね。
景和は景和で、「自分の家族を助けた後の世界で、他の誰かが犠牲になっても良いのか」という問いに未だにまともな回答を返せないままだし。今回の展開を見る限り白英寿の世界改変で景和の闇堕ち丸ごとなかったことにされそうな気すらしています…


さいごに

 強い願いが集まれば集まるほど英寿の創世の力が強くなるってもはや宗教とかオカルト的な話になってて、結局「(荘厳な鐘の音)」で全部なんとかなっちゃうから本当に面白味がないですね。
英寿もみんなを幸せにする世界を望むとは言うものの、英寿の創世の力を信じれば世界改変後に犠牲になる人問題や幸せの総量云々の問題はどうとでもなるかのような言い草だし。