ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーギーツ第33話「慕情Ⅰ:バッファ無双!」感想

前回分はこちら。

chirashinoura-world.hatenablog.com

 

チラミの動向

 対仮面ライダー最強の力を得たバッファにプレイヤーがどう対抗するかワクワクするからという理由でツムリに仮面ライダーを集めさせたチラミ。ショーが盛り上がれば、そしてバッファを倒してヴィジョンドライバーを取り戻せれば人の命はどうでもいいというスタンス。
しかしその手段をとるならなんでヴィジョンドライバーを奪われた後すぐにやらなかったのかが甚だ疑問。第27話では生身でのこのこジャマト陣営のアジトに乗り込んで変身に必要な指紋を盗られていましたが、そんなことをしている暇があるのなら、少しでも戦力を増やしてた方がまだ勝てる望みあったのでは?と思ってしまう。

まあそれはそれとして、チラミにほっぺた押さえられて怒ってるツムリは正直可愛かった笑

 

SPコンビの参戦

 今回再び仮面ライダーとして選ばれた(本編中の選定描写としては初)ベンとジョン。ランサーとガルンという仮面ライダーの名前まで与えられているのに、バッファに瞬殺されて変身後の姿すら出ずにお役御免なのはあまりに酷い。同じ瞬殺されたライダーでもグルービー(今回出てた犬のライダー)は変身後の姿出てたんだしもう少しやりようはあったんじゃないかと思います。
唯一の救いとしては、ベンとジョンの変身ポーズが格好良かったのだけは個人的に好きなポイントでした。

 

IDコア破壊時のルール

 今回のエンドクレジットで、IDコアを破壊されたら二度と仮面ライダーに変身できないと言っていましたが、今までIDコアを破壊されたら退場扱いじゃなかったでしたっけ?
その認識が間違ってなければ、道長は罪なき人間(仮面ライダーに選ばれたとはいえ)を殺していることになる。デザイアグランプリを潰したいならプレイヤーではなく運営を倒さなければ意味がないのは分かっているはず。それなのになぜこんな行動に出るのか理解に苦しみます。運営を倒そうとしているところを別のライダーに妨害されたとかならまだ分かりますが。
もし上記認識が違っていてデザイアロワイヤルに関してはIDコアの破壊が脱落扱いとなるルールなのだとしても道長がそれを知る由はないですし、デザイアロワイヤルが開幕したのは今回ラストのはず。だから道長が「IDコア破壊=仮面ライダーになれなくなるだけ」というのを知っているのに無理がある。
なんかこういうのも結局後出しジャンケン的な話というか。既出のロジックで辻褄が合わなくなると、後付け設定を出して無理矢理話を進める。それをしだすと本当に何でもありになるからわざわざルールを提示している意味がなくなるんですよね。
少なくとも個人的には、提示されたルールの範囲内でどういった手で窮地を切り抜けていくのかというところにこそ面白さを出ると思っているので、「そのとき不思議なことが起こった!」的なことを乱発されるとただ興醒めでしかないんですよね。

 

ヴィジョンドライバーの返還理由

 道長がデザイア神殿に乗り込んだシーンで、なぜ道長がヴィジョンドライバーをチラミに返したのかが全然理解できませんでした…舐めプ以外の何物でもないと思うんですけどあれ。残ったライダーを自分の手で潰したいからだとしても理由が弱い。ヴィジョンドライバーを所持していない時点でライダーに変身できないんだからライダー狩りとしては戦う必要ないし、運営を潰すのであれば変身してるかどうかは関係ないでしょ。それにそんな正々堂々を望むような人間なら前回みたいな不意打ちで漁夫の利を得るようなしないでしょうし。

また、道長のジャマト化がしれっと治っていたり、フィーバーのスロットで確定ゾンビなのは漁夫の利で叶えた願いの結果なんでしょうか。前者に関してはあれだけ意味深な描写しといて結局なんでもありませんでしたってのは肩透かし感がすごいですが…

 

さいごに

 英寿が復活した理由が謎ですが、ツムリが創世の女神の力に覚醒したっぽい感じだったのでそこは関係ありそうですね。さすがに次回でこの辺りは説明されるものだと思ってますが果たして…