ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーギーツ第32話「慟哭F:最後の審判」感想

前回分はこちら。

chirashinoura-world.hatenablog.com

 

早すぎた帰還

 今回ジーンが早くも再登場しましたが、あんな今生の別れみたいな形で別れたのにわずか3話越しで帰ってくるのは正直謎過ぎました。なぜあのタイミングで戻ってきたのかさっぱり分からないし、こんな早く戻ってくるならあそこで一時退場させなくて良かった。
古代魚ジャマトと戦った後しれっとそのままレーザーレイズライザーを回収していったのもよくわからなかったし。


デザイアグランプリの報酬

 ジーンの話では元々デザイアグランプリは命を懸けたゲームではなく、優勝商品も金貨で、ミツメがナビゲーターじゃなくなってから今のデザイアグランプリのようなルールになったとのこと。
率直に思ったのは金貨1枚だけって人集まるのかと。オリンピックみたいな世界的に注目されるスポーツの大会ならともかく、怪しい運営がやってるわけわからんゲームで名誉もへったくれもない気がするんですけどね。


漁夫の利の優勝

 別に道長が優勝すること自体に文句はないんですけど、そこへのもっていき方があまりにも雑だなと思いました。(そもそも道長以外はジャマトじゃないからこのジャマトグランプリのゲームにまともに取り合う必要はないんですが)
まず、ギーツvsバッファのくだりで英寿が手加減はしないと言いながらマグナムブーストで戦っているのは意味がわからない。
後で英寿が説明してたようにわざとやられて道長を油断させるためにそうしたのだとしても手加減していることには変わりないし、「今まで手加減してたのか」とキレてた道長がマグナムブーストに変身した英寿を見て何も言わないのも違和感しかない。
あと道長に関しては「俺の勝ちだ」とこれ見よがしにヴィジョンドライバー見せつける理由も分からない。あの場面で急に道長のIQ下がりすぎでしょ。ただただ話の都合で行動させられている感じが強い。

そして、ギーツvsゲイザーからのバッファの漁夫の利優勝の場面について。
そもそも最初からレーザーブーストを使っていれば穴に落ちる前にゲイザーと対等に戦えていたはずなのに、前述の通りジーンがなぜかしれっとレーザーレイズライザーを回収されていたためにブーストマークⅡで戦う羽目に。
これもさっきの道長と同じでジーンが話の都合で行動させられているようにしか見えないんですよね。

最終的にはバッファがギーツとゲイザーを奈落に引きずり込んで漁夫の利を得た形になりましたが、個人的にはこれもあまり納得できていなくて。というのも、不意打ちとはいえギーツレーザーブーストフォームとゲイザーというバッファゾンビフォームからしたら数段上のスペックで、かつゲイザーは瞬時に半径70kmを観測可能な能力を持ってることを考えると、油断や不意打ちの一言で片付けるのはあまりに苦しい。
奇をてらう結果にしたかったのかもしれないけど、その結果に至るための説得力がなさすぎるので納得もできない。
エグゼイドのときはこういう理由づけ最低限できる人だと思ってたんだけどなあ高橋さん…

 

さいごに

 終始「なんでそうなるの?」だらけな慟哭編ラストでした。繰り返し述べてきましたが登場人物が話の都合で動かされているのをありありと感じてしまう話の展開は本当にキツいなと。