ちらしのうらのせかい

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仮面ライダーギーツ第29話「慟哭Ⅴ:サプライズ!闘牛ゲーム♡」感想

前回分はこちら。

chirashinoura-world.hatenablog.com

 

闘牛ゲーム

 今回のジャマトグランプリのゲームは、闘牛ゲームという名の敵だけ乱入ありのデスマッチ。道長はベロバのやり口に納得いっていない感じなので離反しそうな空気が出てきましたが、現状道長はベロバに勝てる力を持ってる訳でもないし、どう動くのかは気になるところ。第一ベロバのルール説明に則ればこのゲームで英寿たちに負けたら脱落しちゃう訳だけど。

あと、2戦目に割り込んできた英寿に対して道長が「謀ったな、ギーツ」とか言ってるのは違和感を覚えました。口頭で順番を指定されていただけで実態としては対戦の順番自由に変えられるガバガバ状態だったのに…

その割り込んできた英寿も景和のニンジャレイズバックルを手にして「忘れ形見」って言ってたけど「置き土産」の間違いでは?ナチュラルに誤用するのやめてほしい。挙げ句の果てにデメリット持ちのブーストマークⅡ単体で使って舐めプするし。

 

祢音の出自

 今回祢音の出自が具体的に明かされましたが、個人的に引っ掛かる点が3つありました。
まず1つは祢音パパが亡くなったあかりちゃん自身ではなく祢音という別の存在を生み出すことを願ったところ。スポンサーになることを条件にデザグラ運営に願いを叶えてもらうこと自体はまだ分かるとしても、「私が理想とする娘・祢音が生きている世界」という願いになる理由がよく分からないですね。
頑張って理由をつけようとするならば、あかりちゃんを生き返らせるという願いが却下されたからという理由は考えられますが、退場者を全員蘇らせるという景和の願いが通っている以上一般人の子どもの蘇生が拒否される理由がないですし、今回の回想シーンでもそれを伺わせる描写はなかったので可能性はかなり低そうですね。
あかりちゃんの死に対してショックを受ける様子と実際にその後とっているこの行動が噛み合わないことに対して個人的にモヤモヤします。
2つ目は創世の女神によって生み出された祢音がオーディエンスに叩かれているところ。正直これに関しては祢音が叩かれる要素って全くないと思っていて。
オーディエンス的には舞台となった時代で生きる人間が必死にデザイアグランプリで戦う様を見たかったのに、それが運営側で用意された存在だったからリアルじゃないという理由でこういったバッシングが起きているのかもしれません。しかし祢音が全て知っていてオーディエンスを騙そうとしていたならともかく、自分を現代の人間だと思い込んでデザイアグランプリに参加している創世の女神製の人間は、デザイアグランプリに参加している現代の人間と何が違うのか。もしその時代の人間であることに拘るのであれば、英寿が叩かれないのは不自然だし。
もしかしたらこのバッシングするオーディエンスたちの声はチラミあたりの仕込みなのかもしれないけど。
そして3つ目はベロバが暴露したタイミング。本来祢音が指名されていた闘牛ゲームの2戦目に英寿が代わりに来たのが分かっててなぜあのタイミングでバラしたのか理解できないんですよね。
ベロバがこの暴露をした目的は祢音をメンタル的に再起不能にしてこの2戦先取を確実なものにすることにあるはず。
それならばどう考えても祢音が戦いに来たときに言うのが一番効果的なはずなのに、なんでわざわざ祢音が安全圏にいて英寿の怒りを助長するような状況で暴露したのかが謎。


さいごに

 キューンの正体が正式に祢音にバレ(というか気づいてることを本人に伝えた)て祢音はキューンが祢音をからかっていると思い込んでいるのに加え、祢音の出自が暴露されてオーディエンスにめちゃくちゃ叩かれているという祢音のメンタル的には最悪の状況で今回は終わりました。
次回予告でナーゴとキューンが共闘する映像が映っていましたが、順当に考えれば祢音もまたキューンからレーザーレイズライザーを受け取ってパワーアップする感じになるんでしょうか。