ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーギーツ第23話「乖離T:いざ!推しのためなら」感想

前回分はこちら。

chirashinoura-world.hatenablog.com

 

デザイアグランプリの秘密

 今回いくつかデザイアグランプリについての謎が明らかになりましたが、結構不可解な点もあります。
まず、創世の女神の使用条件について。ニラム曰く、ゲームマスターとプロデューサー、2つの権限がないと創世の女神の力は発動しないとのこと。
そもそもヴィジョンドライバーはいくつあるんでしょうね。もしベロバに奪われたものを含め2つしかなかったら、仮にデザ神が決まっても願いが叶えられないからデザイアグランプリを中止にしてベロバからのヴィジョンドライバー奪還に専念するのも分からないではない。
とはいえ、前回の感想でもデザ神不在のノーコンテストは勘弁してほしいと書きましたけど、実際それに近い状態になってしまったのはキツい。
うやむやにして終わらせるなら、なら何話もかけてデザスター投票やる必要なかっただろうに…前回のデザイアグランプリも無効試合で終わっているだけに、消化不良感がすごい。ドライバー取り戻したら投票も再開するつもりあるのかな。

次に、ジャマーガーデンについて。ジャマーガーデンはデザイアグランプリに消されたエリアにあり、仮面ライダーが全滅して守れなかったエリアをジャマトの育成に使っているとアルキメデルは話していました。
そうなると、退場者のIDコアを肥料にして生まれるはずのジャマトは一番最初どこでどうやって生まれたんですかね。卵が先か鶏が先かみたいな話ですが、一番最初のデザイアグランプリは何と戦ってたんだって話になりますし。

そして、デザイアグランプリの運営とオーディエンスの正体について。
彼らははるか未来の存在で、過去に渡航してその時代の人間を参加者として行われるデザイアグランプリを見て楽しんでいることが明かされました。
この話を言葉通り捉えるとパラレルワールド的な話ではなく同じ世界の過去に跳んでデザイアグランプリが行われているように聞こえるんですが、そうなると過去で発生した出来事は少なからず未来に影響を与えるはずで、運営やオーディエンスがまるで別世界の出来事のような関わり方をしているのは違和感を覚えるんですよね。
ここに関してはちゃんと説明してほしいところ。


ジーンとベロバ

 仮面ライダージーン、初登場補正もあるのか、ベロバたち3人を相手に互角以上の戦いを見せていましたね。
スペック紹介ページを見ると、ベクトランサーと呼ばれるデバイスの力で、様々な物質やエネルギーのベクトルを操作することができるようで、これ割とチート能力な気が。この能力があれば、グレアやゲイザーとも対等に戦えそうですね。この能力使うの最初だけ、みたいなことにならないのを祈ります。

www.tv-asahi.co.jp


また今回はギーツとの共闘もありましたが、バッファが現れたときは戦いに介入せずに見守っているところは、サポーターとしての線引きをしているというか、一種の矜持のようなものを感じました。
正式プレイヤーではないとはいえ、バッファも支持率投票対象にはなっているからジーンの中ではそこに介入するのは不粋って考えなんですかね。

対するベロバも今回仮面ライダーベロバに変身しましたが、サイズが規格外すぎました。もはやゼロワンのブレイキングマンモスとかの類のやつ。変身したと思ったらすぐにジャマーガーデンもろとも一帯を爆撃し始めて次回予告に移ってしまったのもあり、情報の整理が追い付きませんでした。ジャマト育成できなくなったし、まだニラムのヴィジョンドライバーも手に入れてないけどどうするつもりなのか。

 

さいごに

 情報量は多い回でしたが、前述の通り腑に落ちないこともちらほらありました。ちゃんと拾ってくれると良いんですけど。
あと、創世の女神に関しては、以前にも女神の力を自分のものにしようとした輩がいたから対処したとニラムは言っていましたが、それがミツメだったりするんでしょうか。もし冬映画が本編と地続きなのであればコラスのことを指している可能性もありますが。