ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーセイバー第38章「聖剣を束ねる、銀河の剣。」感想

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バハトの退場

 今回飛羽真の火炎剣烈火を使った謎の攻撃によって退場したバハト。いや、あれ何?どういう理屈なのかさっぱりわからん...なんで火炎剣烈火の攻撃で不死の能力を持つバハトを倒せたのかあまりに説明不足すぎる。バハトが意味ありげに「これが人の思い…人の力...」みたいなこと言ってたけど全然説明になってないからね?もうほぼ説明されない謎の超パワーで解決するパターンやめようよ...先週の感想にも書いたバハトの行動理念との矛盾についても特に説明なく終わったし。だったらソロモン初登場回で素直に退場してた方がまだマシだった。

というかセイバーとファルシオンが戦ってるときなんで他のライダーは棒立ちで見てるんだよ...

 

富加宮親子の再会

 今回再会を果たした富加宮親子。賢人が父・隼人と会い今自分が抱えているものを全てさらけ出すことで、自分の進むべき道を明らかにし雷鳴剣黃雷を再び手にする。これ自体は良いんじゃないかなと思います。

ただ、問題なのは隼人復活の経緯。劇中で隼人がワンダーワールドの守護者(タッセルでしょうね)に助けられたと説明していましたが、隼人が変化していたあの黄色い鳥が出てきたのは前回ラストから。じゃあそれまで隼人は何してたんだという疑問が浮かびます。あの黄色い鳥をもっと前から出していれば今回の展開にも納得がいくのですが、唐突に出されてもいきあたりばったりで決めたようにしか感じないんですよね。

 

クロスセイバーvsソロモン

 今回セイバーの最強フォームという位置づけでクロスセイバーが登場しました。新しいフォーム、特にこういう最強フォーム登場回はその登場過程がより重要になってくると思いますが、なんか疑問符の残る展開だったなと。

クロスセイバーがゼロツーのように別仮面ライダーとしての存在であること自体には正直良し悪しはないと思っていますが、まず気になったのは刃王剣十聖刃の誕生経緯について。11本の聖剣が揃うことで誕生するのだとしたら、なぜあのタイミングで生まれたのかがよくわからない。もっと早く、それこそマスターロゴスが聖剣を全て集めたとき(オムニフォースワンダーライドブック誕生回)に生まれてたのでは?

そしてこれはソードライバー系のライダー全般に言えますが、めっちゃ長いはずの刃王剣が変身シーンになった瞬間急に短くなってるのも、ベルトに刺すという構造にしている関係上しょうがないといえばしょうがないけど未だに商品考えるときにおかしいと思わなかったのかと感じる。

クロスセイバーのデザイン自体もセイバーのブレイブドラゴンの色を青にしただけで、メインカラーの青色がブレイズと被っているのもイマイチ。

 

あと、vsマスターロゴス(ソロモン)のシーンでは他にも変なところがちらほら。まず、刃王剣十聖刃を生み出すシーンで隼人もしれっとやってましたが誰もツッコまないのか。。。せめて大秦寺と尾上は反応すべきところじゃないの...?

そして蓮もソロモンに「お前の強さは正義じゃない」とか言ってるけどお前が言うな状態だし、先週飛羽真と戦った意味はなんだったのってなる。

なんかもう本当起承転結めちゃくちゃだよね。 

 

 

 

とまあ今回も終始雑な展開で、本来熱くなるはずの新フォームお披露目回なのに本当にもったいない回でした。作中で飛羽真が「お前の剣からは、何の思いも感じられない」と言っていましたが、これはセイバー制作陣へのブーメランじゃないでしょうか。