ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーゼロワン 第24話「ワタシたちの番です」感想

前回分はこちら。

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次回分はこちら。

 

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マッチとエンジのファインプレー

 「ヒューマギアの暴走」という意味で今回触れておかねばならないのはこの2人でしょう。
まずマッチについては前回の感想で「ビンタ一発でマギア化するなんて首を傾げざるをえない」という旨の感想を書きましたが、結局あれは「わざと暴走した」ということだったので少し安心。確かに前回メタルクラスタホッパーの攻撃からストーミングペンギンレイダー(二階堂)を守ってたし、爆発するときに二階堂と千春さんを祝福するような動きをしていたので説明はつきます。ただ、ヒューマギアの意思で暴走(=マギア化)できるというのもそれはそれでちょっと怖い話。本当は暴走するフリにとどめておくつもりだったと言うから尚更。

マッチ奮闘の甲斐もあり結果的に二階堂と千春さんはめでたくゴールインしましたが、やっぱり榊さんは不憫だよな...

 

そしてエンジはアークに触れて暴走したフリをし、垓を騙して飛電メタル・メタルクラスタホッパープログライズキーのデータの在り処を知ることに成功しました。
エンジ「私は俳優ヒューマギア松田エンジ。演技をするのが仕事です」
第10話では大和田さんにアドリブを振られてテンパってしまったエンジが、完全にアドリブでしかない「暴走したフリをして天津垓を出し抜く」というミッションをエンジきったのは何とも感慨深い。
暴走したフリって、モジュールの色まで自分の意識で変えられるってことなんですかね?ちょっと気になる。

 

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ヒューマギアとの絆とメタルクラスタホッパーの制御

 ゼロワン1年間の折り返しを迎えるこの2クール目締めくくりの展開として、これまで或人が交流してきたヒューマギアたちの協力によるメタルクラスタホッパーの制御というのはとても胸が熱くなる展開です。OPのクレジットを見ていてもヒューマギア陣の多さにテンションが上がりました。

 

イズが全体の指揮を取り、エンジが飛電メタル・メタルクラスタホッパープログライズキーのデータの在り処を突き止め、昴と親方が滅亡迅雷.netのアジトに潜入し飛電メタルとメタルクラスタキーのデータを入手し、マモル、オクレル、ニギロー、ジーペン、Dr.オミゴト、祭田ゼット5号、昴、スマイル、最強匠親方、ビンゴ、マッチ、エンジ、イズ各々のヒューマギアが持つヒューマギアプログライズキーにそれぞれのヒューマギアが善意のデータを転送する。その姿は『仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!』のみんなでアストロスイッチを起動するシーンを思い出します。
欲を言うなら、ジーペンは役者さん本人の出演はなかったもののヒューマギアプログライズキーの起動シーンがあったので、コービー、ましろちゃん、サクヨもそういう形で良いので出して欲しかったところ。


そんなヒューマギアたちの善意を元に作られたプログライズホッパーブレード。
或人に届けるときなぜイズはあんな高いところにいたのかというツッコミは置いといて、ヒューマギアたちの思いを受けて或人がメタルクラスタホッパーを完全に制御するくだりはたまらないです。
あのときクラスターセルはプログライズホッパーブレードに集約されましたが、もうオート攻撃・ガードはできなくなるのかな。一応クラスターセルのコントロール機能はプログライズホッパーブレードに備わってるようですが。

www.tv-asahi.co.jp

このように暴走するメタルクラスタホッパーの制御を可能にしたプログライズホッパーブレードですが、それと同じかそれ以上に「マギア化したヒューマギアを暴走前の状態に復元できる」ようになったのは或人たちにとって念願の機能であり、とても大きな功績といえるでしょう。

垓「なぜだ?いったい何をした?」
或人「フフッ...わかんねえだろ。俺もわかんない」
或人「でも、俺だけの力じゃできなかった。ヒューマギアを信じたから、できたんだ!」

ストロンガーの城茂を思わせるこの或人の返しも印象的ですが、エンジに一杯食わされたことやメタルクラスタホッパーを制御されたことで垓の余裕がどんどんなくなってきているのがわかりますね。プログライズホッパーブレードとアタッシュカリバーを合体させてのアルティメットストラッシュがまた格好良い。

あとはメタルクラスタホッパー以外認証しなくなっている問題はまだ解決していないはずなので、そこをどうするかが次の課題ですね。

 

滅の脱走

 メタルクラスタホッパーを無事制御可能となり、一段落した或人たちの裏で起こる滅の脱走。この状況で真っ先に疑いの目が向けられるのは諌でしょう。
この感想ブログでもちょくちょく言ってきた諌の、脳の健康診断だけ受けてないことからくる「脳だけヒューマギア」疑惑が思い出されます。
そして滅が諌に言ったこの言葉。
滅「お前が、お前自身の意志で動いていると、なぜ言い切れるんだ」

諌が実は二重人格で、亡でもあるというのが一番濃厚な線でしょうか。アサルトウルフに変身できた理由も説明つきますし。

 

 

次回は滅たちを作った博士ヒューマギアのゲスト回ということで、上記の諌の件も含めまた核心に迫る話が進みそうで楽しみです。 

仮面ライダーゼロワン DXサウザンドジャッカー

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