ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーセイバー第11章「乱れる雷、広がる暗雲。」感想

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 カリバーの正体が上條だと判明した前回を受けて、賢人の情緒不安定ぶりが浮き彫りになった今回。

賢人の情緒不安定ぶりは前回の次回予告時点でも伺えましたが、「もっとあのときのことを思い出したい」と言う飛羽真に「忘れているならそれでいいじゃないか」と毒づいてしまったり、ノーザンベースで倫太郎と大喧嘩を始めてしまったり、ソフィアが上條と相対しているところを見て裏で繋がっているのではと誤解したりとなかなかに深刻。

こういう衝突を見てると平成ライダーっぽさを感じますね。

 

ちょっと驚いたのは倫太郎の家族設定。元々生真面目な性格だからソードオブロゴスに対する帰属意識が強いのは特に違和感なく見てましたが、まさか親がいないとは。事実上親代わりなのがソードオブロゴスの剣士たちだから、組織の剣士としての在り方にも人一倍敏感なのでしょう。

喧嘩していながらもカリバーの攻撃からエスパーダを庇うところなんかなんとも倫太郎らしい。

「僕も剣士失格ですね…私情で動いてしまいました…」

不器用な倫太郎のこの台詞も好きなんですが、この直前のカリバーの攻撃を受けて変身解除し吐血するシーンが無音なのがより緊張感を際立たせます。ニチアサでこんなガッツリ吐血描写って久々に見た気が。

さすがに2号ライダーだし退場はないと思いますが、クリスマスも近くなってくるので季節柄そわそわしてきますね。(エグゼイドを見ながら)

 

そんな倫太郎を窮地に追い込んだ張本人のカリバーこと上條。その真意が今回明かされるのかなと思ってましたが、「私は全てを捨てた。そして真理を手にする。そのために悪魔に魂を売った。」という何ともふわふわした表現。

悪魔に魂を売ったということは悪事を行っている意識はあるんでしょうが、「真理を手にする」というのが謎ですね。ソードオブロゴスという組織の闇の部分を知ってしまってそれを突き止めるためとかなら黙ってる理由がないしなぁ。。

明言されたことといえば、隼人は裏切り者だから上條が斬ったということくらいでしょうか。これ自体斬った=殺したなのかは怪しいところではありますが。

 

それとは別に問題なのは、本作主人公であるはずの飛羽真がほぼ蚊帳の外に近い状態であること。職業の小説家、本屋設定もあってないような扱いだし、もう倫太郎主人公で良いのではと思わざるを得ない。

サブライダー(倫太郎)が魅力的なのは良いことではあるんですが、もう1クール終わろうとしているのに主人公にあまり魅力を感じないのは割とキツい気がするんですよね。。

 

 

倫太郎の容体と消えてしまった(連れ去られた?)ソフィアの安否、賢人のメンタル、上條の目的、レジエルたちメギドの仕掛けた罠、タッセルの本編への関与など気になる要素はそれなりに出てきたので、次回でどこまで回収し盛り上げて2クール目に繋げていけるかが課題ですね。

ではまた来週!

 

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