ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーガッチャード第49話「メタルウォリアー!白銀のヴァルバラド」感想

前回分はこちら。

chirashinoura-world.hatenablog.com

 

人間とケミーの共存

 一般市民の言う「今すぐケミーを処分しろ」という主張は極論だとしても、「人間の悪意に触れたらマルガム化してしまう」という性質がある上で、具体的に人間とケミーの共存をどうやって実現するのかに対して全く答えを出さずにここまで来ている。宝太郎はこの期に及んで「どうしたら人とケミーが一緒に暮らせる未来が…」とか言ってますし。こんな状態でケミーに好意的な人たちが「ケミーを恐れないでください」とか「ケミーは人間と仲良くなりたいだけなんです」とか説得を試みても、感情論にしかなっていなくて。これどう片付けるつもりなんですかね。

 

ヴァルバラド黒鋼

 結局黒い炎がなんで使いこなせるようになったのかも分からないし、よく分からないまま光り始めてよく分からないまま新しいドライバーが生まれて新フォームになるの意味が分からないというのが率直な感想。

ギギストもヴァルバラドやドレッド弐式を圧倒してましたが、ガエリヤ分の賢者の石を取り込む前からそのくらいの強さはあるのでガエリヤ分の賢者の石を取り込んだことによる強さの変化が見えないし、パワーアップしてる割にはヴァルバラド黒鋼に一方的に圧倒されてたし、その一方でヴァルバラド黒鋼のスペックは思ったより強くない(プラチナガッチャード未満)しでパワーバランスの描き方が下手。ギギスト自身何がしたかったのかよく分からなかったし、ヴァルバラド黒鋼の当て馬にするためにずるずる延命させられたようにしか見えない。

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ラケシスの退場

 ラケシスも前回のアトロポスみたいな感じでスパナのパワーアップイベントに絡めて退場するのかと思ったらそういう訳でもなく、エルドラゴンを捕まえて無防備ではしゃいでるところを撃たれるというあまりにもやっつけ感が否めない展開に唖然としてしまいました。

序盤〜中盤にかけて悪事を働いてきたことに対する贖罪として死ぬ展開にはなるだろうとは思っていましたが、まさかこんなしょうもない最期になろうとは。

ラケシスは最期にスパナとのデートを夢見ていましたが、スパナとラケシスを恋愛的に結びつけるのは疑問というか、そこまでの関係になってたっけというのが正直なところ。ホムンクルスから人間になって人間として死んでいくというのを描くための証として恋愛感情を描きたかったのかもしれませんが、ラケシスが恋愛的にスパナのことを好きになる過程の描写が弱い。

 

エルドラゴンの錬成と黄金化

 今回グリオンが賢者の石の足りない1%分をニジゴンをコピーしたレプリ(エルドラゴン)で埋めてましたが、それだと結局99%にしかなってないのでは?それでいいなら最初から賢者の石足りない分全部コピーしまくれば済むじゃんと思ってしまう。

そしてミナトはいつの間に黄金にされてたのか。スパナvsギギストのシーンでは既にミナトはいなくなってて、それ以前の宝太郎がキッチンいちのせに向かうため一時的に離れるシーンではまだミナトはいたから、どこでいなくなったのかが全く分からず、唐突にミナトが黄金にされているようにしか見えない。

 

さいごに

 今回がスパナ回だからなのか知りませんが、りんねが指輪のエネルギー切れを理由に露骨に変身しないのはさぁ…錆丸が作ったエネルギーチャージャーどこ行ったのよ…

それと、今の今まで出てこないけど宝太郎の父親とは何だったのか…もう来週最終回ですよ…?