ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーガッチャード第47話「大激突!宝太郎VSスパナ」感想

前回分はこちら。

chirashinoura-world.hatenablog.com

 

 

宝太郎vsスパナ

 スパナはケミーを101重錬成して冥黒の王たちを倒すと言ってますが、まず一人でケミーを101重錬成すること自体の実現性や101重錬成することによる勝算があるのかというところが全然見えてこなかったのに加えて、スパナがやろうとしていることは

(1)ケミーの扱いについて宝太郎たちと対立し、101体のケミーを奪う

(2)スパナが101体のケミー取り込んで冥黒の王を倒す

(3)ケミーを完全廃棄する

という順序なんですけど、どう考えてもやることの順序がおかしい。前回の感想にも似たようなことを書きましたが、まだ冥黒の王は健在なのだから何よりまず冥黒の王たちを倒すのが最優先事項であり、ケミーの扱いについて宝太郎たちと対立するのはその後でいいし少なくとも今やる話じゃない。一応これについてはラケシスやミナトが触れてはいて、これに対するスパナの回答は(2)だったんですが、その回答だと結局みんなで一緒に戦わず一人で戦うことの理由にはならないんですよね。

「力を求める人が宝太郎たちを探して、関係ない人が巻き込まれている」とスパナは言っていますが、それはターゲットがスパナ一人になったって同じこと。これまで何の疑いもなく一緒に戦ってきたのに、一般人に錬金術が認知されてしまったからという一点でそれをやるのは無理がある。 

結局今の段階で(1)をやったことで起きたこととしてはただ味方の戦力を削っただけで、何がしたいのか支離滅裂に感じます。

 

また、実際の宝太郎とスパナの戦闘部分についても、互いの信念を通すために本気で戦うシチュエーションなのになんで宝太郎はファイヤーガッチャードで舐めプしてるんですかね?レインボーガッチャードになった後もライダーヴァルバラドの飛び道具一発で変身解除されてスチームホッパーになってたのご都合主義感しかないし。スパナもいつの間にか黒い炎使いこなせるようになってるし。

ライダーヴァルバラドのマスク割れも、マスク割れさせれば喜ぶだろみたいな取ってつけたような感じに見えてしまって個人的にはノれませんでした。敵との死闘の中でやるならともかく仲間割れだし。

まあそれはそれとして、スパナが言っていた「お前のそういうところが嫌いなんだよ!浮ついた理想ばかり語り一方的に押し付ける。何がガッチャだ」には同意しかないですね。

 

 

さいごに

 前回ガエリヤによってりんねの左手につけられた印ですが、アトロポスにモデルとなったりんねの力を注ぎ込むことでりんねを犠牲にアトロポスは究極の人工生命体とするためのもののようですね。次回マジェードの新フォーム(トワイライトマジェード)が出るみたいですが、アトロポスの安易な味方化はやめてほしいなあ。。。