ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーガヴ第1話「おカシな仮面ライダー!?」感想


ショウマという人物

 ショウマは自分でも話していた通り人間ではなくグラニュートの種族とのこと。しかし母親は井上みちるという名前で、普通の人間のように見えるので恐らくグラニュートと人間のハーフということなんですかね。片桐仁さん演じる男(グラニュート・ハウンド)に「なんだその赤いガヴは」と言われていることから普通のガヴとは違うのだと思われますが、そこも人間とのハーフであることが関係してるのか…?
ショウマが普通の人間とは違うというところは冒頭の上空から落下して無事(五体満足な状態)だったところや始をトラックから救うときにトラック側が大破した様子から見てとれます。

また母親(みちる)から「うちのお菓子は絶対食べちゃいけない」と言われていましたが、あれってショウマがゴチゾウを生み出すことを危惧していたとかなんですかね?
ショウマがグラニュート界でエージェントから追われていた理由も気になるところ。


仮面ライダーガヴ

 ゴチゾウをガヴに食わせることで仮面ライダーガヴに変身するシステムですが、今回ショウマは初めて変身するのに「変身」って言ってるのは個人的にちょっと違和感を覚えました。
初めての変身だったら変身していく自分の体に驚くだけで良いと思うし、初変身で「変身」と言うのであればナビゲート役等による変身レクチャーがされているとかそういった部分での説得力が欲しいところ。
一方で、戦闘の中で剥がれていくグミの装甲をゴチゾウを食わせることで修復したり、コンテナとコンテナの間に足をひっかけて(キラメイシルバーのワンダー通せんぼ状態)アクションしてるシーンはなかなか面白いなと思いました。

また、必殺技時に使われたキッキングミが天使っぽい姿になって消滅しているのを見る限り、どうやらゴチゾウは消耗品みたいですね。同じゴチゾウでも複数出てくるし、玩具的にダブっても問題ないのはメリットですね。


さいごに

 仮面ライダーの力が敵由来の力でかつ主人公自身が敵と同じ存在であったり、一般人(始の母親)にバケモノ扱いされたり、バケモノであることを自覚しながら人間を守るために同族殺しをしたりと、仮面ライダーの原点のダークな部分を意識した作風だなと思いました。
恐らく始くんの母親にバケモノ呼ばわりされたのが一因だと思いますが、置き手紙を残して始くんに別れを告げるのも異形の者故の切なさがありましたし、始くんが「バカだな、こんなの書いたら証拠残っちゃうじゃん」と言い泣きながらそのショウマの手紙を破るところは妙に大人びてるなと思いつつもいいシーンだなと。
また、ショウマがグラニュートであることを最初から明かすのは意外でしたね。
あとは絆斗が追っていた奥さんが旦那を手にかけていたという事件の真相や、闇菓子の製造過程周りも気になるところ。