前回分はこちら。
chirashinoura-world.hatenablog.com
加治木と聖さんの恋路
記憶を取り戻し、自分の兄が犯罪者であることから加治木に迷惑をかけてしまうと思い距離を置こうとする聖に、加治木が「俺が守る」という言葉とともに「楽しかった思い出まで否定するなよ」という第11話と同じ台詞で説得する流れはヒーローしてて格好良かったと思いますし、最終的に記憶を消さずに怖い記憶も悲しい記憶も加治木と聖さん2人で一緒に覚えているという結末も王道で良かったです。
その反面、前回の感想でも書いた「聖さんは一度しか記憶操作されていないはずなのになんで記憶戻ったのか」という疑問点が全く説明されなかったり、今回までの加治木の記憶が消される度に異変やその予兆を描いておけば今回の話にも唐突感がなく受け入れやすかったのにそういった積み重ねがなかったのが残念だったのと、そもそも終盤で2話も使ってやる話だったのかというのが引っかかってはいます。
それはそれとして、加治木一般人なのに体頑丈過ぎない?
ミナトが今回記憶を消さなかった理由
今回ミナトが聖の記憶を消さなかった(ケミーの掟を破った)理由として、昔「掟をぶち破って錬金術を広めて人々を幸せにする」という大きな夢を応援するためだと言っていましたが、それが理由なのであればもっと前から記憶の消去(操作)をやめていないとおかしいのでは?
宝太郎に対してその夢をお前が叶えろとなんか良い感じ風のことを言って、結局自己保身に走ったようにしか見えないんですよねあれじゃ。
ラケシスの人間化
ラケシスのモデルであった人間の記憶を読み取ったラケシス。見栄っ張りで欲深くて冷酷で嫌な人間だけど歌手として成功し自分の歌を世界中の人に届けたいという夢があったため嫌いにはなれないと言っていましたが、それを宝太郎のガッチャと無理矢理重ねる意味が分からない。
それにあんなさらっとしたシーンだけで終わってましたが、冥黒の三姉妹にモデルとなる人間がいるってところとか冥黒の三姉妹誕生の経緯はもっと掘り下げるべきところじゃないのあれ。
あとスパナがラケシスを完全に受け入れている感じなのが引っかかったんですけど、あんな態度が軟化するようなきっかけって描かれてましたっけ…?
さいごに
ラストシーンで出てきたVTuber草生フリーダはどうやって記憶を取り戻したのか。ガエリヤが撒いていた黒い粉でみんな記憶を取り戻した感じなんですかね?