ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーリバイス第39話「希望と絶望、三兄妹の葛藤」感想

前回分はこちら。

chirashinoura-world.hatenablog.com

 

牛島公子の死

 ヘルギフテリアンに公子が襲撃され、光がオーバーデモンズに変身するもなす術なくやられ、太助は苦渋の決断で公子を見捨てて避難民を連れて撤退するように指示を出す。
こういう描写をすることで、任務上の偽家族といえど絆を感じていたために公子を見捨てることに反発した光と、内心やりきれない気持ちを抑えながらも大局を見据えて見捨てることを選んだ太助の対立を描きたかったのかなと思うんですが、それにしてはこれまでの牛島家の描写があまりにも薄っぺらすぎる。
光が牛島家の両親に特別な感情を抱くような描写はこれまでされてきていないから説得力がないし、そもそも公子は出てこない回も多くてモブ同然で、退場しても全然感情移入できないんですよね。

それはそれとして、やっぱりオーバーデモンズって名前負けしてるよなあ。。。活躍から言ってもデモンズマイルドとかのがしっくりくる。

 

ヒロミへの謝罪

 今回ジョージとヒロミが再会しましたが、それにあたり気になるのはなんと言っても散々実験台として利用してきたヒロミへの謝罪。量産型デモンズドライバーを部下に渡すようヒロミに依頼しに来たジョージが発した謝罪の言葉は、「許してもらうつもりはないが、悪かった」のみ。

ヒロミは殴ろうとする拳を寸止めしジョージの胸元に当てた後、受け取ったデモンズドライバーが入ったケースを掲げて(ジョージに対してじゃあな、という挨拶なのか)去っていき、それに対しジョージが深々とお辞儀をしていたので、言葉の外の部分でお互い分かりあえて和解できたという解釈で良いんですかね。最後のあのジョージのお辞儀はあるのとないのでだいぶ印象が変わると思います。

 

大二の行動

 改めて直近5話の大二を振り返ってみると、
第35話:3兄妹で赤石の会見を襲撃し、返り討ちに遭う→まだギフと戦う意志あり?
第36話:街に出たギフジュニアを退治するもののヘルギフテリアンにやられ、ボロボロのままバイスタンプ押印会場案内→まだギフと戦う意志あり?
第37話:一輝からみんなで協力して一緒にギフと戦わないかと要請されるも、「人類はギフには勝てない」「平和のためだ、人類を救いたい」と言ってこれを拒否。バイスタンプ押印の結果生じたギフジュニアの退治はする。→ギフを倒す方法を得るために一輝たちが朱美さんを手にかけたと誤解する→お前らぁぁぁ!→ギフと戦う意志なし
第38話:ヒロミから一輝たちの元へ戻るよう説得されるが聞く耳持たず。→ギフと戦う意志なし
第39話:ギフジュニアを引き連れてウィークエンドを強襲し、アララトへ行くよう呼びかける→避難民から「偽善者め!」「帰れ!」「ウソつけ!」「間違ってるのはお前だ!」と罵倒される→「なんでだよ、なんでなんだよー!俺は正しいことをしているだけなのに。もういい、力ずくで連行する」→ギフと戦う意志なし

 

大二的にはもう第35話の作戦が失敗した時点で心が折れかけてたところに、第37話の朱美さんの死でとどめを刺した感じですかね。ただその朱美さんの死周りの描写が第37話の感想のときにも書いたとおりガバガバで、今の大二って積み重ねのない闇ミッチみたいなもんなのでその行動に説得力が感じられないんですよね。

結局「正しさのために一人ぼっちにならないで」という朱美さんの危惧した通りになっちゃってる訳だけど、次回の兄弟喧嘩で戻ってこられるのか。戻ってこられるとしてちゃんと納得のいく展開になっているのかは心配です。


さいごに

 今回は話がほとんど動かない1話でした。一輝の記憶が消えていく件についても、秘密が明かされた第32話以来初めて触れられましたが、あまりそれに対する葛藤などが描かれないのでイマイチとってつけた設定感が抜けないのが正直なところ。
一輝とバイスの会話の中で「一輝とバイスのように人間とギフも手を組むことはできないか」というニュアンスの話をしていたので、和解エンドが結構現実味を帯びてきました。とはいえ未だに赤石長官がギフに一方的に話しているような状態なので、いい加減ギフは何か自ら意思表示してほしいですね。