ちらしのうらのせかい

特撮のことから日常のあれこれまで、気ままに綴っていきます

仮面ライダーリバイス第35話「未知なる脅威、人の進むべき道」感想

前回分はこちら。

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次回分はこちら。

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バイスの悩み解決

 前回の感想にも書いた通り、一輝との信頼関係はそもそもベイルに唆されて揺らぐレベルなのかという話もありますが、その乗り越え方も、結局一輝に「見捨てない」「お前は悪魔じゃない、バイスだ」という旨のことを言われて終わりという。こんなあっさり解決するような感じならなおさらやる必要なかったのでは?とどうしても思ってしまう。

 

大二の「正しさ」

 ここ最近の大二は「フェニックスを正しい姿に戻す」とか「フェニックスを守り抜く」という目的に固執していますが、そもそも赤石長官が自身の目的のために作ったものであるため、フェニックスに戻すべき正しい姿なんて存在しないんですよね。だから目的を掲げるなら戻すとか守り抜くではなく創り直すが正しいのかなと。その辺りを今の大二がちゃんと認識できているのかも少し怪しい。
また、ジョージが大二に「人は、誰しも善悪のバランスをとって生きている。だが、君は既にカゲロウを失っている。君の正しさが、君を追い詰め過ぎなければいいんだけどね」と言っていましたが、カゲロウはギフにより暴走する前に自身の非情さを大二に受け継がせるために大二との最期の戦いをしたはず。それなのに、カゲロウを失っているからバランスがとれないというのはなんとも釈然としない話。それってカゲロウの非情さは大二に受け継がれてませんでしたってことだよね?うーん。。

赤石劇場

 演説のシーンは視聴者視点で見てると本当コントで、橋本じゅんさんのあのノリノリの演技は見てて楽しかった笑
一方で、赤石長官は自分がギフによって命を落とす(実際にはそのように見せかける)ところを見せることでギフの強さを見せつけて一般市民を絶望に突き落とそうとしていた訳ですが、肝心な中継を見ている一般市民のカットが全く無いので、演説に対する反応が全く分からないのはいかがなものかと。去年のセイバーのマスターロゴスのときと同じことやってるんですよねこれ。制作陣変わってるとはいえ、2年続けて同じような失敗を見せられるのはさすがにねえ。

 

オーバーデモンズの変身者
 

 変身者候補には挙げていたものの予想の斜め下を行く結果となってしまったなというのが個人的な感想。なぜなら、この牛島光というキャラは序盤から登場してはいるものの、ほとんどパーソナルな部分の掘り下げが行われておらずポジションとしては言い方悪いですがモブに近い立ち位置だから。そんなキャラが急にここ最近でさくらのボディーガードアピールをし始めて、今回とってつけたような自主練シーンを入れられても、「ついにあの光が仮面ライダーに変身か!」とはならない訳で。
過去作品で言うなら、ゴーストのナリタやシブヤが急に仮面ライダーに変身するようなものですし。それならまだ玉置が変身する方が納得できる。
役者さんには何の罪もないんだけど、変身に至るまでの過程の見せ方がなってないと、オーバーデモンズに変身されても全然説得力がなくて感情移入もできないというのを改めて実感しました。かつこういうのを見てしまうとゴリ押し的なアレが見えてしまって...

 

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デモンズドライバーも明確な変身リスクがなくなったことでこれまで以上に量産化・不特定人数の使用が可能になったので、光以外のキャラも今後変身するようになればまた印象も変わってくるかもしれません。

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さいごに

 光の変身に続き、今回の次回予告では玉置が変身しようとするシーンが映っていましたが、個人的にはあの新ドライバーはカラーリング的に花が変身する用のものの気がしています。仮に花が変身するとしてそれ自体は良いんですけど、これまで以上にさくらと花のイチャイチャを見せつけられるのはキツいのでそこは自重してほしい。
あとは父ちゃんも帰ってくるのでベイルとどう絡んでいくのか、スピンオフのベイルも来週配信分で最終回なので二重で気になるところです。